小菊かぼちゃとは?どんな特徴の品種?旬の時期や食べ方・レシピのおすすめも紹介!
かぼちゃの品種「小菊かぼちゃ」を知っていますか?上から見ると菊に見えるのが特徴の品種です。今回は、「小菊かぼちゃ」の〈味わい・食感・見た目・栄養価〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。〈煮物・グラタン・プリン〉など「小菊かぼちゃ」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
小菊かぼちゃの特徴は?どんなかぼちゃの品種?
かぼちゃにはいろいろな種類がありますが、小菊かぼちゃとはどのようなかぼちゃなのでしょうか。かわいらしい名前が印象的な小菊かぼちゃの特徴やルーツ、おすすめの活用レシピなどを紹介します。
小菊かぼちゃは会津の伝統野菜
小菊かぼちゃの歴史は古く、すでに江戸時代から会津地方で栽培されていたことがわかっています。現代では会津伝統野菜の一つに選ばれていて、幕末に起こった戊辰戦争のときに籠城する会津藩士たちが食べていたようです。
なお、会津伝統野菜とは会津の気候や風土に根差した独特の特徴を持つ在来種で、同じく会津伝統野菜に認定されている野菜としては会津丸茄子や真渡瓜が知られています。
小菊かぼちゃは上から見ると菊の花に見えるのが特徴
一般的なかぼちゃは縦が10cm、横が20cmほどの大きさですが、小菊かぼちゃは手のひらに収まるほど小さいサイズです。一般的なかぼちゃが上から見ると楕円形をしているのに対し、小菊かぼちゃはまるで菊の花が咲いたように見えるところが特徴です。
名前の由来にもなっているかわいらしい見た目が印象的なかぼちゃで、真横に切ると菊のような見た目がわかりやすく写真にも映えます。
小菊かぼちゃの味わい・食感
小菊かぼちゃは粘り気のある舌触りで、ねっとりした食感のかぼちゃです。一般的なかぼちゃよりも甘みが少なく、あっさりしていて上品な味わいを持っています。最近ではほくほくした甘みの強い西洋かぼちゃが人気ですが、日本かぼちゃの一種ある小菊かぼちゃはあっさりした和風だしともよく合うかぼちゃです。
サイズも普通のかぼちゃより小さめですが、実がずっしり詰まっていて食べ応えもあります。一般的なかぼちゃと同じように加工にも使われますが、甘みは控えめでも風味が強く、小菊かぼちゃならではの味わいが感じられます。
Twitterの口コミ
日本かぼちゃ2種の食べ比べ🎃
左が宮崎産 黒皮かぼちゃ
右が山梨産 小菊かぼちゃ
よく見る西洋かぼちゃのホクホクした食感とは違い、しっとりした舌触り。黒皮の方がホロリと崩れる感じ。小菊のあっさりした上品な甘みが気に入りました。
Phase One 645DF+ / Leaf Credo 60
Schneider LS 80mm F2.8
Twitterの口コミ
ひとまず小菊かぼちゃを蒸してみた。温かいと甘味があるけど、冷やすとやや酸味が立つ。日本かぼちゃならではの水気が多くねっとりした肉質なので、温かい煮物汁物に向きそう。昔は味噌で煮て食べていたらしいので、真似してみよう。
小菊かぼちゃの値段・価格
小菊かぼちゃは会津伝統野菜で、北陸地方や東北地方などで栽培されていますが、全国的に普及している品種ではありません。しかし、その値段はそれほど高価ではなくネット通販でも一玉500円前後で購入できるでしょう。
一般的なかぼちゃの価格は一玉150~300円前後といわれていて、小ぶりな小菊かぼちゃは普通のかぼちゃよりも少し高めの値段で販売されているようです。地方の直売所などでは安く購入できる場合も多いので、小菊かぼちゃの産地に訪れた際は道の駅などを覗いてみるのもおすすめです。
なお、小菊かぼちゃは種や苗も通販で購入できるので、自分で栽培するのもよいでしょう。
(*かぼちゃの品種について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
小菊かぼちゃの旬・収穫時期や産地は?
小菊かぼちゃの見た目や味わいの特徴はわかりましたが、一番おいしい旬の時期や栽培が盛んな産地はどのあたりなのでしょうか。ここでは、小菊かぼちゃの旬や産地を紹介します。
小菊かぼちゃの産地
小菊かぼちゃは江戸時代から会津地方で栽培されてきた日本かぼちゃの一種ですが、昭和に入り産地が拡大し、現代では北陸から東北、北海道でも栽培されています。特に石川県や福井県、福島県での栽培が盛んで、それぞれの地域で伝統野菜として大切にされています。