高知名物「四方竹」とは?旬の時期や栄養は?下ごしらえ方やレシピのおすすめも紹介!
たけのこの品種「四方竹」を知っていますか?中国原産の品種です。今回は、「四方竹」の〈味わい・見た目・栄養価〉など特徴や、旬・収穫時期や産地に加えて、下ごしらえの仕方も紹介します。「四方竹」の食べ方・レシピのおすすめや保存方法・賞味期限も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
四方竹の特徴は?どんな品種?
四方竹はしほうちくという読み方をするたけのこですが、どのような特徴をした品種なのでしょうか。ここでは、味わいや栄養価など四方竹の特徴を紹介します。
四方竹は中国原産のたけのこ
四方竹は中国南部原産のたけのこで、日本のたけのこは切ると断面が丸いのに対し、四方竹は四角い形をしていることから四方竹と言われています。明治時代に中国からもち帰ったものが高知県に入ってきたとされており、高知県では古くから食べられていました。普通のたけのこは掘って収穫しますが、四方竹は折って収穫します。
四方竹の味わい・食感
中国から渡ってきた四方竹ですが、普通のたけのこと比べるとアクが強いのが特徴です。シャキシャキとした食感をしており、風味豊かで上品な味わいをしています。四方竹は普通のたけのこに比べて細長いため扱いやすく、さまざまな料理に用いられています。
Twitterの口コミ
四方竹(しほうちく)というのは高知県の名産品で、四角い形をした細い筍。前に高知を旅した時に買った田舎寿司にこれに寿司飯を詰めたものがあって一目惚れ、ならぬ、一口惚れをした。シャキシャキの食感と風味がいい。出荷時期が短いレア物だけれども、最近は関東でも手に入るようになって嬉しい。
四方竹の栄養価・効能
四方竹に含まれている栄養素には、以下のようなものがあります。
・チロシン
・食物繊維
・カリウム
チロシンはアミノ酸の一種で、たけのこの節にみられる白いかたまりのことです。チロシンは、集中力を高める効果を持つほか、ドーパミンの材料となることでうつ症状の改善に効果を発揮すると言われています。
食物繊維は便秘解消に役立つほか、血糖値の上昇を緩やかにすることからダイエット効果が期待できるだけでなく、腸内環境の改善による美肌効果も期待できます。ほか、たけのこに含まれているカリウムは、体内の余分な水分や塩分を体外に排出させる働きがありむくみ予防に効果的です。
(*たけのこの栄養と種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
四方竹の旬・収穫時期や産地は?
中国原産でアクの強い四方竹ですが、旬の時期はいつ頃なのでしょうか。ここでは、四方竹の収穫時期や産地についてみていきましょう。
四方竹の産地
四方竹は、高知県の山間部で栽培されているたけのこの一種です。高知県では「高知県の秋の味覚として知られるタケノコの一種は?」といったご当地クイズの問題に使われるなど、高知県の秋の味覚を代表する食材になっています。
四方竹は傷みやすいことが特徴で高知県外に流通していませんでしたが、収穫後すぐに加工をし品質管理を行うことで高知県外でも販売されるようになったようです。
四方竹の旬・収穫時期は10月〜11月ごろ
普通のたけのこは春に旬を迎えますが、四方竹は10月〜11月の秋頃に収穫されています。四方竹を一番美味しく食べることができる旬の時期は、10月上旬から下旬にかけての1ヶ月ととても短い期間です。
市場に出回っている期間が短く、流通量が少ないため入手しづらいかもしれませんが、春以外にもたけのこを食べることができるので秋の四方竹もぜひ味わってみてください。