紅がつくさつまいもの糖度ランキング|味・食感など特徴の違いを比較して紹介!
紅がつくさつまいもにはどんな種類があるか知っていますか?今回は、紅がつくさつまいもの糖度ランキングを一覧で紹介します。名前に紅がつく理由や紅がつくさつまいもの糖度・食感など特徴の違いも比較しつつ紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
5位:紅あずま
・糖度:14
・旬の時期:1月~3月
・食感:ほくほく
・名産地:茨城、千葉
紅あずまは「関東859」と「黄金千貫」を交配して作られた品種で、関東では古くから栽培されている人気の高いさつまいもです。皮が紫がかった紅色で、身は黄色がかっていて、繊維質が少ない特徴があります。味は上品な甘さがあり、ほくほくの食感で水分が少ないため、飲み物と一緒に食べた方が良いでしょう。
一般的なさつまいもに比べると甘みがありますが、加熱することでさらに糖度がアップします。紅あずまの収穫は秋になると始まり、11月頃まで採れます。紅あずまも収穫後にしばらく寝かせておいた方が甘みが増すため、旬の時期は1月から3月頃です。ただし、紅あずまは長期保存に向かないさつまいものため、旬の時期をすぎると店頭からなくなります。
(*紅あずまの特徴について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
4位:紅こまち
・糖度:14
・旬の時期:12月~2月
・食感:ほくほく
・名産地:千葉
紅こまちは「高系14号」と「黄金千貫」を交配して作られた、紅あずまの兄弟品種として知られているさつまいもです。当時はその質の高さから最強の品種と言われるほどでしたが、栽培が難しく栽培数が少なかったため、幻のさつまいもと言われました。現在も市場に出回る数は少ないです。
味は甘いことで知られる紅あずまよりも甘く、加熱するとさらに甘みがアップします。ほくほくの食感も美味しく、特に焼き芋にすると昔ながらの美味しい焼き芋が楽しめます。紅こまちはほとんどの地域で作られておらず、千葉県の香取市など一部の地域のみの栽培です。収穫期は9月から11月ですが、甘くするため寝かせるので、旬は12月~2月頃になります。
(*紅こまちの特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
3位:紅はるか
・糖度:40
・旬の時期:11月~1月
・食感:ねっとり
・名産地:九州
紅はるかはねっとり系のさつまいもの代表格で、安納芋と人気を二分している品種になります。「九州121号」に「春こがね」を交配させて作り、外見の良さと糖度が高さが特徴で、安納芋よりもはるかに甘いことから「紅はるか」と名付けられました。生のままでも糖度が40度ほどありますが、加熱することで糖度はさらに上がり、50〜60度になると言います。
また、ねっとりとした食感でも水分値が高いため、喉に詰まるような感覚はなく滑らかな口当たりのさつまいもです。その上、甘みが強い品種ではありますが、後味はすっきりしているのも人気の理由の一つです。収穫期は10月〜11月ですが、2~3週間熟成させてから食べると甘みが増すので旬は11月~1月になります。
(*紅はるかの特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
2位:紅天使
・糖度:40
・旬の時期:春夏
・食感:ねっとり
・名産地:茨城
紅天使はスプーンで食べたくなるほど、クリーミーでねっとりした食感のさつまいもです。紅天使は紅はるかのブランド商標で、茨城県のさつまいも専門の卸問屋が販売しています。味は断面から蜜が滴るほど甘く、甘いとされる紅はるかの中でも突出して甘く、まるで芋ようかんのような味わいです。水分値も高く柔らかいため、半分に折ることができないほどです。
紅天使の生産地は茨城県鉾田市で、契約農家が栽培しています。収穫期は秋ですが、紅天使もしばらく寝かせることで甘みが増すさつまいものため、春夏頃が最も美味しい時期になります。焼き芋はもちろん、スイートポテトのようなデザートに使っても美味しいです。