人参の冷凍がまずい原因は?正しい保存・解凍方法や活用レシピのおすすめも紹介!
人参は冷凍するとまずい・ぶよぶよになると言いますがなぜでしょうか?冷凍方法が問題なのでしょうか。今回は、人参を美味しく冷凍保存・解凍する方法を紹介します。冷凍人参の使い方・活用レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
人参を冷凍したらまずい?なぜ?
人参はさまざまな料理に活用できる野菜ですが、冷凍保存すると生の状態より食感や味が落ちてしまうことがあります。なぜ、冷凍した人参はまずくなってしまうのでしょうか。まずは、冷凍人参がまずくなる原因から紹介します。
人参の水分が抜けてぶよぶよ・ふにゃふにゃになる
冷凍した人参の食感が変化するのは、冷凍することにより内部の細胞壁が破壊され、解凍時に細胞内に含まれていた水分が一気に流出することが原因です。水分が抜けた人参は歯ごたえがなくなり、冷凍していない人参に比べて食感が柔らかくなります。また、水分と一緒に人参の旨味や甘味も抜けてしまうため、味が落ちてまずく感じるようになります。
(*人参がぶよぶよになる原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
人参の美味しく冷凍保存する方法・ポイント
冷凍した人参がまずくなる原因は分かりましたが、味や食感を保つ方法はあるのでしょうか。ここでは、人参を美味しく冷凍保存するためのポイントを紹介します。
①加熱してから冷凍するのがおすすめ
人参は、生のままではなく加熱してから冷凍保存するのがおすすめです。加熱した人参を冷凍することで、以下のようなメリットが得られます。
・旨味が抜けにくい
・料理に使いやすい
・保存期間が延びる
人参を加熱すると細胞内の水分量が減り、冷凍や解凍によって流出する水分量や細胞のダメージが軽減されます。細胞のダメージが大きいほど旨味も抜けやすいので、加熱してから冷凍保存することで人参の旨味が保たれやすくなります。また、人参をあらかじめ加熱しておくと、料理に使う際に時短になるでしょう。
なお、人参を加熱することで酵素の活性が抑えられ、生のまま冷凍するより保存期間が延びる点もメリットの一つです。
②用途別のサイズにカットして冷凍する
冷凍した人参は硬くて包丁の刃が入らないので、生の状態の時にカットしてから保存しましょう。用途に合わせてすりおろし・乱切り・細切り・いちょう切りなどに分けてカットしておくと、料理に使いやすいのでおすすめです。なお、人参と共に料理に使う野菜も一緒にカットして冷凍しておくと、より時短につながるでしょう。
(*用途別の人参の冷凍保存の方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③水気を取り急速冷凍する
人参を冷凍保存する際は、水気があると傷みやすくなるので、必ず水気をしっかり拭き取ってから冷凍しましょう。また、空気に触れることで酸化が進むため、密閉できる保存袋に人参を入れて脱気することもポイントです。
なお、人参を冷凍庫に入れたら扉の開閉をなるべく控え、急速冷凍させましょう。急速冷凍することで細胞のダメージを抑え、味や食感を保ちやすくなります。人参をあらかじめ冷蔵庫でよく冷やしておくと、冷凍庫内の温度が下がらず急速冷凍できるのでおすすめです。