パスタとラーメンの原材料に違いある？小麦粉の種類や卵の有無・製法など比較！
パスタの原料を知っていますか？ラーメンとは違いはあるのでしょうか？今回は、＜パスタ・グルテンフリーパスタ・ラーメン＞別に小麦粉の種類や原材料を紹介し、さらに作り方・製法の違いも紹介します。パスタやラーメンに卵が入っているのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ラーメンはパスタと同様に小麦粉以外にもいくつかの原材料を用意する必要がありますが、簡単に揃えられる材料ばかりです。
・かん水
・水
・塩
ラーメンはパスタと同じく水と塩が必要ですが、その他にかん水と呼ばれる水も必要です。かん水とはラーメンには欠かせないアルカリ性の水で、カリウムやナトリウム、炭酸塩やリン酸塩を原料にして作られます。かん水は自宅で作るには大変なので、インターネットなどでの購入がおすすめです。
ラーメンとパスタの原材料の大きな違いはかん水を使うかどうかで、かん水を使うことでラーメン特有の風味やコシを出せます。なお、かん水が手に入らない場合はスーパーなどでも手に入れやすい重曹を使うのもおすすめです。
ラーメン麺の作り方・製法
ラーメンは自宅で作ると自分好みのコシや風味・太さにできるので、以下の作り方を参考にして挑戦してみましょう。
1、かん水、塩、水を混ぜ合わせて混合液を作る
2、準強力粉に混合液を8割程度入れる
3、生地をまとめて1時間程度休ませる
4、麺棒で平たくして、3つ折りにする
5、好みの細さに切る
中華麺はパスタ麺と基本的な作り方は同じで、生地をこねて伸ばした後に好みの細さに切るだけです。ただし、中華麺は気温や湿度によって混合液を加える量が変化し、混合液が多すぎると柔らかい麺になります。柔らかい麺にしないためにも最初に加える混合液は8割程度に抑えて、残りは生地のかたさを確認しながら加えましょう。
パスタ麺やラーメン麺に卵は入ってる？
パスタ麺やラーメン麺は黄色の見た目が特徴的で、原材料に卵を使っているのか疑問に思う人も多いでしょう。以下では、一般的なパスタ麺やラーメン麺に卵が使われているのか紹介するので、卵アレルギーの人は参考にしてください。
一般的なパスタ麺・ラーメン麺には入ってない
一般的にパスタ麺やラーメン麺には卵は入っておらず、麺が黄色くなるのにはそれぞれ違った理由があります。まず、パスタ麺の黄色い色は、強力粉の1種であるデュラム小麦のセモリナ粉がもともと持つ色によるものです。実際にパスタやマカロニを販売している日清製粉グループの公式ホームページには以下のような記述があります。
一般的なスパゲティはデュラムセモリナ小麦と水だけで作られています。エッグスパゲティのように原材料に卵と書かれたもの以外、卵は使っていません。黄色い色は原料のデュラムセモリナ小麦がもともと黄色い色をしているためです。
一方のラーメン麺は生地をこねる際に入れるかん水による色で、準強力粉に含まれるフラボノイド色素と化学反応を起こして色が変化します。
卵が入っている場合は成分表示義務により記載される
卵はアレルギーの原因物質の1つであることから、パスタ麺やラーメン麺に卵を使用している場合は、パッケージに表示することが義務付けられています。そのため卵を使用しているかどうかが心配な場合は、パッケージのアレルギー物質の表示を見れば、使用の有無を簡単に確認できるでしょう。
なお、一般的なパスタ麺やラーメン麺には卵が使われることはありませんが、エッグパスタや卵麺などあえて卵を使用している麺もあります。これらの麺は、生地に卵を入れることで、麺のコシや弾力が上がることが特徴ですが、アレルギーがある場合は食べると危険です。アレルギー体質の場合は、必ず購入時にパッケージの成分表示を確認しましょう。
パスタとラーメンの原料には違いがあった
パスタとラーメンには作り方に大きな違いはありませんが、原料には違いがあることが分かりました。パスタ麺とラーメン麺はいずれも手に入れやすい材料で作ることができるので、自宅で麺を作って手作りのパスタやラーメンを楽しんでみるのも良いでしょう。