トマトの旬は夏じゃない!春や秋〜冬に一番美味しくなる理由とは?

【管理栄養士監修】トマトの旬は夏じゃないと知っていますか?夏野菜のイメージが強いですが、実は旬の時期は異なります。今回はトマトが一番美味しい時期が春・冬である理由について紹介します。日本国内での産地と美味しいトマトの選び方も紹介するので、参考にしてくださいね。

専門家監修 |管理栄養士・栄養士 kay
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管理栄養士。海外一人旅、観光地での勤務がきっかけで、もっと日本を知ってほしいと思うようになり、海外の方に日本の伝統食である「和食」や「日本文化」...
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管理栄養士。海外一人旅、観光地での勤務がきっかけで、もっと日本を知ってほしいと思うようになり、海外の方に日本の伝統食である「和食」や「日本文化」を伝える活動をしています。また、「和食」をベースに予防医学、健康、美容を発信。職に縛られず”人との出会い・繋がり”を大切に、世界中、日本中をまわり「食」で繋がる旅をしています。ドラッグストア管理栄養士として食事指導、レシピ作成を経験、その後フリーランスの勉強をしながら観光地のカフェにて外国人観光客の接客をし、現在はバリスタとして働いています。皆さんのお役に立てるように最新の栄養学に基づいた情報をわかりやすく発信していきます。よろしくお願いします。

目次

  1. トマトの旬は夏じゃないの?
  2. トマトは夏野菜ではある
  3. 旬とされる夏は糖度が上がりにくい
  4. トマトが一番美味しい時期は?
  5. トマトの旬は春か秋〜冬にかけて
  6. トマトの日本での名産地
  7. 時期や産地によって異なる旬
  8. トマトの選び方のポイントは?
  9. ①つるっとしたきれいな丸み
  10. ②濃く鮮やかな赤色
  11. ③ヘタが青々している
  12. ④お尻に白い筋がある
  13. ⑤ずっしりと重たいものを
  14. トマトの特徴別の使い分けは?
  15. 日本のピンク系トマトは生食向き
  16. 欧米のトマトは加熱向き
  17. トマトが美味しい時期に食べよう

トマトの旬は夏じゃないの?

一年中八百屋さんやスーパーに並ぶトマトですが、夏が近づくにつれトマトが安くなりますよね。そのことからトマトの旬は夏と思われている方がほとんどだと思いますが、一番おいしく食べられる時期は夏ではないようです。

トマトは夏野菜ではある

夏野菜はトマトをはじめ、ナス、きゅうり、オクラ、ゴーヤなどが代表的です。これらに共通することは枝にぶるさがっていて種まで食べられるということ。夏の太陽の日差したっぷり浴びて育つことで濃い赤や紫、緑色に色づき、栄養素もたっぷり含まれています。また、夏野菜は身体を冷やす効果があるとされ、暑い夏に食べるのにはぴったりなのです。

kay

管理栄養士

トマトは身体の体温を下げるので、夏に食べるにはぴったりですが、食べ過ぎるとお腹を冷やしすぎて下痢になってしまうこともあるので気をつけましょう。

旬とされる夏は糖度が上がりにくい

高温になるとトマトの糖度が上がりにくく、美味しくなりません。日本にトマトが伝来したのは江戸時代の17世紀頃。その頃は観賞用でしたが、明治時代になるとトマトやにんじん、キャベツなどの西洋野菜が注目され、春に種を蒔いて夏に収穫したのが食用栽培の始まりと言われており、以降トマトの旬は夏とされてきました。

農業が進化した現代では、適当な季節に収穫できるようになったので、このセオリーは通用しなくなったと言えるでしょう。

トマトが一番美味しい時期は?

夏野菜のトマトの旬が夏でなければ、実際にどの時期が美味しく食べられるのでしょうか。日本での産地とともに紹介します。

トマトの旬は春か秋〜冬にかけて

トマトは高温多湿に弱く、涼しい気温を好みますが日差しがないと美味しくなりません。この理由から日本での旬は湿度が高い夏ではなく、気温が上がるけれども湿度はそれほど上がらない春や秋から冬に旬を迎えると言えます。

トマトの日本での名産地

国内で最も多くトマトが栽培されているのは熊本県で、国内総生産量の約14%を占めています。糖度が高いことで有名な塩トマトが3月頃旬を迎えます。塩トマトは土壌塩分濃度が高い干拓地などの特別な土地で栽培され、フルーツのように甘く高濃度なトマトです。

kay

管理栄養士

トマトをよりおいしく食べられる季節は春か秋〜冬とわかりましたね。冬には加熱料理として煮込み料理や鍋などを、春にはさっぱりと生で調理してみてはいかがでしょうか。

時期や産地によって異なる旬

トマトは収穫の時期によって栽培地が異なり、11月~5月が旬の春・冬物のトマトは熊本や愛知、千葉など秋冬でも比較的温暖な地域で多く栽培されています。6月~10月が旬の夏・秋物のトマトは北海道や福島、茨城など夏でも涼しい土地で多く栽培されています。

現在では露地栽培だけでなく温室栽培も盛んなため、様々な地域で多くの品種を栽培することができているのです。ぜひ店頭に並んだトマトの産地と時期を比較してみて下さい。

トマトの選び方のポイントは?

大玉やミニなど種類が豊富なトマト。せっかく食べるなら美味しいトマトを選びましょう。お店での見た目の選び方や調理法別の選び方を紹介します。

①つるっとしたきれいな丸み

全体的にきれいな丸みを帯びているものを選びましょう。角ばっていたり形の良くないものは、空洞ができていたり水分が少ないことも。ひび割れのないものを選ぶのも大事なポイントです。

②濃く鮮やかな赤色

均一に赤くつややかなものが美味しいトマトの証拠です。白っぽかったり色がまだらだと水っぽく薄い味になってしまします。また、ミニトマトは大玉のトマトよりもリコピンが多く、濃い赤色をしています。

③ヘタが青々している

ヘタがみずみずしく鮮やかな緑色で、ピンと張っているものは新鮮です。トマトはヘタの部分から水分が蒸発していくので、古いものはヘタがしなびたり黄色くなります。

④お尻に白い筋がある

ヘタと反対側のお尻の部分に白い放射線状の筋が表れているものを選びましょう。線が星形になっているものほど栽培中に与える水分を減らして、糖度が高く味の濃いトマトになっている証です。

⑤ずっしりと重たいものを

同じ大きさであれば手に取った時ずっしりと重さを感じ、固いものを選びましょう。重いほうが味はもちろん栄養素もぎゅっと詰まっており、完熟しすぎる前の少々固いもののほうが甘味がキープされています。

トマトの特徴別の使い分けは?

流通しているトマトには、国産と外国産があり、それぞれ味・食感に違う特徴を持っています。今回は、それぞれに向いた使い方を紹介するので、参考にしてみてくださいね。

日本のピンク系トマトは生食向き

トマトは色で分類するとピンク系と赤系に分けられます。日本の大玉トマトはピンク系で、皮が薄く柔らかいのでサラダなどの生食向きです。そのまま食べるのはもちろん、うま味が強いので麺や豆腐などの冷製ソースにするのもおすすめです。

欧米のトマトは加熱向き

欧米では味が濃厚な赤系トマトが主流です。スープやパスタソース、ケチャップに加熱・加工されることが多いのが特徴です。日本国内で販売されているトマト缶の中身のほとんどが欧米産のトマトです。生で販売されている大玉トマトと比べると色が濃いのがわかりますね。

(*トマトの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

トマトの種類・品種15選!大きさ別に色味・糖度などで比較して紹介!

トマトが美味しい時期に食べよう

トマトの旬は糖度が上がりにくい夏ではなく、春か秋~冬であることがわかりました。産地によっても旬の時期が異なるため、どの季節にどこの産地のものが販売されているのかチェックするのもおもしろいですね。上手にトマトを選び、美味しさとともに食卓に彩をそえてはいかがでしょうか。

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