トマトの旬は夏じゃない!春や秋〜冬に一番美味しくなる理由とは?
【管理栄養士監修】トマトの旬は夏じゃないと知っていますか?夏野菜のイメージが強いですが、実は旬の時期は異なります。今回はトマトが一番美味しい時期が春・冬である理由について紹介します。日本国内での産地と美味しいトマトの選び方も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
大玉やミニなど種類が豊富なトマト。せっかく食べるなら美味しいトマトを選びましょう。お店での見た目の選び方や調理法別の選び方を紹介します。
①つるっとしたきれいな丸み
全体的にきれいな丸みを帯びているものを選びましょう。角ばっていたり形の良くないものは、空洞ができていたり水分が少ないことも。ひび割れのないものを選ぶのも大事なポイントです。
②濃く鮮やかな赤色
均一に赤くつややかなものが美味しいトマトの証拠です。白っぽかったり色がまだらだと水っぽく薄い味になってしまします。また、ミニトマトは大玉のトマトよりもリコピンが多く、濃い赤色をしています。
③ヘタが青々している
ヘタがみずみずしく鮮やかな緑色で、ピンと張っているものは新鮮です。トマトはヘタの部分から水分が蒸発していくので、古いものはヘタがしなびたり黄色くなります。
④お尻に白い筋がある
ヘタと反対側のお尻の部分に白い放射線状の筋が表れているものを選びましょう。線が星形になっているものほど栽培中に与える水分を減らして、糖度が高く味の濃いトマトになっている証です。
⑤ずっしりと重たいものを
同じ大きさであれば手に取った時ずっしりと重さを感じ、固いものを選びましょう。重いほうが味はもちろん栄養素もぎゅっと詰まっており、完熟しすぎる前の少々固いもののほうが甘味がキープされています。
トマトの特徴別の使い分けは?
流通しているトマトには、国産と外国産があり、それぞれ味・食感に違う特徴を持っています。今回は、それぞれに向いた使い方を紹介するので、参考にしてみてくださいね。
日本のピンク系トマトは生食向き
トマトは色で分類するとピンク系と赤系に分けられます。日本の大玉トマトはピンク系で、皮が薄く柔らかいのでサラダなどの生食向きです。そのまま食べるのはもちろん、うま味が強いので麺や豆腐などの冷製ソースにするのもおすすめです。
欧米のトマトは加熱向き
欧米では味が濃厚な赤系トマトが主流です。スープやパスタソース、ケチャップに加熱・加工されることが多いのが特徴です。日本国内で販売されているトマト缶の中身のほとんどが欧米産のトマトです。生で販売されている大玉トマトと比べると色が濃いのがわかりますね。
(*トマトの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)