琥珀糖が固まらない…失敗?時短乾燥のさせ方やほこりを防ぐ方法も紹介!
琥珀糖が固まらないという経験はありませんか?失敗しているのでしょうか?今回は、琥珀糖の乾燥のさせ方や時短する方法に加え、固まらない時の原因と対処法も紹介します。乾燥に適した場所やほこり・カビ・虫で失敗しない方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 琥珀糖を乾燥させたい…。固まらない時はどうすればいい?
- 琥珀糖を乾燥させる方法は?何日で作れる?
- 琥珀糖を自然乾燥させる方法
- 琥珀糖を乾燥させる目安は3日〜10日
- 琥珀糖が固まらない…。失敗の原因と対処法は?
- ①砂糖の量が足りていない
- ②砂糖を入れるタイミングが早い
- ③水分を飛ばしきれていない
- ④着色料を入れた後の混ぜ方が足りない
- ⑤室温・湿度が高い
- 琥珀糖を早く乾燥させる時短方法は?
- ①フードドライヤー・食品乾燥機を使う
- ②グラニュー糖をまぶして乾燥させる
- ③冷蔵庫で冷やして乾燥させる
- 琥珀糖を乾燥させるのに適した場所は?ほこり・カビを防ぐ方法ある?
- 琥珀糖の乾燥は風通しの良いところで行おう
- 琥珀糖のほこり・カビ・虫対策方法
- 琥珀糖を上手に乾燥させよう
琥珀糖に着色料を使って色付けをして作る場合には、寒天液に着色料を加えた後に混ぜ方が足りていないと琥珀糖がうまく固まらないことがあります。着色料の混ぜ方が足りないと寒天液と着色料が混ざりにくくなり、水分が残ってべたついた状態になることがあります。
琥珀糖に色付けをする時には、寒天液に着色料を加えてよく混ぜ、数分煮込むとよいでしょう。粉末の食紅を後から入れる場合は、バットに流し入れる前にごく少量の水に溶かしてから入れて作ってください。
グラデーションやマーブル模様の琥珀糖にする場合は、透明の寒天液と色付きの寒天液を別々に作ることがポイントです。はじめに透明な寒天液の半量をバットに注ぎ入れ、その後に着色料を加えてよく混ぜた色付きの琥珀糖を流し入れます。こうすることで、初めから寒天液と着色料が混ざっているため着色料の影響で固まらない失敗を避けることができます。
⑤室温・湿度が高い
夏や梅雨時などの室温や湿度が高い環境では、琥珀糖が固まるまでに時間がかかります。また、このような時期はカビも繁殖しやすいため、琥珀糖を乾かしている最中にカビが生えることもあります。琥珀糖を作る時には、風通しが良く温度や湿度の低い場所で乾かすようにしましょう。
夏場に琥珀糖を作る時は、扇風機を使って風通しを良くするか冷蔵庫などの温度の低い場所に置くと乾きやすくなります。また、冬場の結露が多い場所でも琥珀糖が固まりにくくなるうえにカビが生える恐れもあるため、扇風機を使うなどして空調の管理をしながら乾燥させてください。
また、琥珀糖を手で千切って作る際には、ひびを入れないように注意しましょう。ひびが入った琥珀糖を適切な室温や湿度の環境下で乾燥させていても、ひびの部分からカビが繁殖しやすくなります。
琥珀糖を早く乾燥させる時短方法は?
琥珀糖が完全に乾くまでは時間がかかりますが、乾燥時間を短縮する方法はないのでしょうか。ここでは、琥珀糖を早く乾燥させる時短方法を3つ紹介します。琥珀糖を早く仕上げたい人は、参考にしてください。
①フードドライヤー・食品乾燥機を使う
フードドライヤーや食品乾燥機を使うと、琥珀糖を24時間程度で乾燥させることが可能です。琥珀糖は、およそ40℃の温度までであれば溶けないと言われています。フードドライヤーや食品乾燥機を40℃の温度に設定して琥珀糖を入れると、自然乾燥よりも早く乾燥します。また、パンの生地を発酵させる際に使うほいろで代用することも可能です。
ただし、これらの機械を使って乾燥させると、自然乾燥で作った時に生じる結晶模様は見られません。見た目にこだわらず短時間で琥珀糖を乾燥させたい時は、試してみるとよいでしょう。
また、琥珀糖を乾燥させる際にオーブンプレートやステンレス製のトレーの上に置くと、金属部分が40℃以上の高温になって琥珀糖が固まらないことがあるので注意してください。また、普通のドライヤーを使うとほこりなどが琥珀等に付きやすくなり衛生面での心配があるため、おすすめしません。
②グラニュー糖をまぶして乾燥させる
琥珀糖にグラニュー糖をまぶして乾燥させると、24時間程度で表面が乾いて固まります。これは、寒天液の水分がグラニュー糖へ移動することで、砂糖の結晶化が進み乾燥する速度が速まるためです。
琥珀糖を自然乾燥で作ると透き通るような見た目に仕上がりますが、グラニュー糖をまぶすことですりガラスのようになります。グラニュー糖をまぶすと普通に作った時とは違った美しさが楽しめるため、両方作るのもおすすめです。
また、グラニュー糖のほかざらめやオブラートパウダーをまぶしても早く乾燥させることができます。これらをまぶすと、琥珀糖の表面が輝き美しい見た目に仕上がります。
③冷蔵庫で冷やして乾燥させる
琥珀糖を冷蔵庫に入れると、自然乾燥よりも短時間で乾かすことが可能です。部屋の温度や湿度が高い環境下で琥珀糖を自然乾燥すると、琥珀糖が固まりにくくなるうえにカビが生える危険性もあります。冷蔵庫の中は温度が低く乾燥しているため、琥珀糖の乾燥を早めるだけでなくカビが生えるのも防ぐことができます。
琥珀糖にラップをかけて冷蔵庫に入れると、乾燥しにくくなるため注意してください。琥珀糖を乾燥させつつほこりがつくのを防ぐためには、通気性の良いネット状のものを上にかぶせるとよいでしょう。
琥珀糖を乾燥させるのに適した場所は?ほこり・カビを防ぐ方法ある?
湿度や温度が高い季節に琥珀糖を自然乾燥させる時には、カビの繁殖が気になります。また、琥珀糖は何日も置いておくとほこりが付きやすく虫も寄ってくるため、衛生面における心配もあります。琥珀糖を家庭で作る場合は、どこで乾燥させるのが適しているのでしょうか。
琥珀糖の乾燥は風通しの良いところで行おう
琥珀糖は温度や湿度が高いと固まらなくなるため、乾燥はできるだけ風通しの良い場所を選んで行ってください。
・縁側
・部屋の隅
・戸棚の上
・床の間
上記に挙げたような、できるだけ涼しく熱のこもりにくい場所を選んで琥珀糖の乾燥を行ってください。これらの風通しの良い場所はほこりが溜まりやすいため、琥珀糖にほこりが付かないように、あらかじめ乾燥させる場所のほこりを取り除いて清潔にしておきましょう。
琥珀糖を上記のような場所に置いたうえで夏場は扇風機を使い、冬はファンヒーターを活用して空気の循環を促すと、より風通しが良くなります。また、室内でエアコンをつけても琥珀糖が乾きやすくなるので、なかなか乾燥しない場合は試してみてください。
琥珀糖のほこり・カビ・虫対策方法
琥珀糖は数日乾燥させる必要があるため、その間に以下のようなものを使ってほこりや虫などがつきにくくなるように対策をしておきましょう。
・梅干しや切り干し大根などの干し物を作るときのネット
・ネットや自然素材のフードカバー
・ネット状になっているザル
琥珀糖をほこりやカビ、虫などから守るためには、目の細かいネット状のものを使うのがおすすめです。干し物を作る際に使うネットは大きいため、琥珀糖を大量に作る際に適しています。吊るすタイプのネットなら、室内で干しても風通しが良く乾燥もしやすいうえに、ほこりも付きにくいため衛生的です。
フードカバーとは画像のようなネット状のパラソルのような商品で、食べ物のほこりよけを目的として作られたものです。キッチンパラソルなどとも呼ばれており、100円ショップでも販売されています。こちらはネットの目も細かいため、虫が入る心配もありません。
琥珀糖を少量作る場合は、目の細かいネット状のザルを上にかぶせて乾燥させる方法がおすすめです。この際に琥珀糖をトレイに乗せたままおくと風通しが悪くなりカビが生えやすくなるため、ザルなどの上に乗せたうえでザルをかぶせて乾かすとよいでしょう。