桜でんぶとは?原材料と作り方は?残った際の使い道レシピも紹介!
桜でんぶとは何か知っていますか?おぼろとは別物でしょうか?今回は、桜でんぶの原材料と作り方に加えて、余った桜でんぶの使い道・使い方のレシピも紹介します。〈アレルギー〉など桜でんぶを使う際の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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桜でんぶとは?おぼろと別物?
彩りの美しいちらし寿司などの料理には、ピンク色の桜でんぶが欠かせません。日本の一部地域ではおぼろと呼ばれる食材もあり、桜でんぶとどう違うのかが気になるところです。ここでは桜でんぶとはどのような食べ物なのか、おぼろとの違いも含めて説明します。
桜でんぶは行事の際に使われることが多い
ひな祭りの時に作るちらし寿司をはじめ、桜でんぶは行事の際に使われることが多い食材です。ちらし寿司にのせると塩茹でした青菜や錦糸卵によく合い、彩りも華やかで甘みもあるので子供からも喜ばれるでしょう。また海苔巻きの具材として桜でんぶを使うことも多く、近年は恵方巻のブームもあり使い道も広がっています。
桜でんぶは佃煮に分類される食材で、食紅を入れる前のものはでんぶと呼ばれます。でんぶの中でも色がピンクのものだけが、桜でんぶとして販売されているのも特徴です。
桜でんぶとおぼろは同じ
桜でんぶとおぼろは原材料も作り方も同じで、地域によって名称が異なるだけです。関東の江戸前の寿司店でおぼろと呼はれますが、関西ではおぼろは昆布の種類をさします。桜でんぶは地域によってはそぼろやぼんぼりと呼ばれることもあるので、呼び方の違いを比べてみるのも楽しいかもしれません。
桜でんぶの原材料と作り方は?
桜でんぶは自宅でも作ると、自分好みの食感や色・甘さに仕上げることができます。ここでは桜でんぶの原材料と作り方を紹介するので、ぜひ試してみてください。
桜でんぶの原材料
・鱈 1切れ
・砂糖 大さじ1/2杯
・酒 大さじ1杯
・塩 ひとつまみ
・食紅 少々
・水 数滴
桜でんぶの作り方
桜でんぶの作り方は、以下の通りです。
①食紅を水で溶いておく
②鱈の皮と骨を取り除いてから茹でる
③ボウルにザルをのせ水を入れておく
④しっかり茹でた鱈を③に入れ、身をほぐす
⑤5回ほど水を換えながら、④の鱈を軽く揉む
⑥⑤をキッチンペーパーでしっかり包み、水を絞る
⑦⑥の鱈を指先で揉みながら、身をホロホロにしていく
⑧⑦の中でほぐれない鱈を取り除く
⑨フライパンに⑧と食紅を水で溶いたものを少量と調味料を入れる
⑩⑨を弱火にかけ、よく混ぜながら水分を飛ばす
⑪⑩がふわふわしてきたら火を止める
⑫余熱で⑪の水分を飛ばす
桜でんぶは鱈をはじめとする白身魚で作るのが一般的ですが、エビの身を使うこともあります。美味しく作るポイントは、鱈の血合いをキレイに取り除くことです。
また、鱈の水気を絞ってすぐに調理するのではなく、乾燥させてから味付けするとふんわりと仕上がります。桜でんぶを細かくしたい時にはすり鉢ですったり、フードプロセッサーに入れたりするとよいでしょう。
食紅の量で桜でんぶの色が変わるので、淡い色合いと濃いめのどちらが好みかに合わせて調整します。甘めが好みであれば砂糖を多めに使うなど、自分なりにアレンジしてみるのもおすすめです。手作りした桜でんぶは蓋つきの保存容器やジッパー付き保存袋に入れ、冷蔵庫または冷凍庫で保存しましょう。
余った桜でんぶの使い道・使い方は?
ひな祭りでちらし寿司を作った後に、桜でんぶが使い切れないことがあるかもしれません。ふりかけのようにご飯にのせたり混ぜたりする以外にも、料理への使い道があります。ここでは、余った桜でんぶの使い方を3つ紹介します。
①桜でんぶの卵焼き
桜でんぶが余った時には砂糖の代わりに、卵焼きの味付けに使いましょう。桜でんぶのピンクの彩りが美しく、見栄えのよい料理になります。青のりを加えると奥行きのある味わいに仕上がりいっそう鮮やかなので、遠足や運動会などのイベント時にも喜ばれます。