たら(鱈)の下処理方法は?臭み取りできる?鍋に使うコツ・レシピも紹介!
たら(鱈)の下処理・下ごしらえ方法を知っていますか?鍋などで美味しく食べたいですよね。今回は、たらの臭みを取る下処理・下ごしらえ方法や、たらの臭みの原因を紹介します。白子・肝の下処理や、たら鍋の作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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たら(鱈)を鍋などで食べるときに下処理なしでも大丈夫?
鍋料理やムニエルなど様々な料理に活用できるたら(鱈)は、あっさりした味わいで他の食材ともよく合います。しかし購入した切り身をそのまま使うと、臭みを感じることがあります。ここでは、臭みのあるたらを下処理なして使っても問題がないかについて説明するので、参考にしてみてください。
たらには独特の臭みがあるため下処理をしたほうが良い
たらには独特の臭みがあるので、下処理をすることをおすすめします。これはたらにトリメチルアミンオキシドと呼ばれる成分が含まれており、死ぬとトリメチルアミンに変化して腐敗臭が発生することが原因です。
さらにたらはエサの少ない深海に生息するので砂や石ごと獲物を食べる性質をもち、何でも消化きるようにたんぱく質の分解酵素が強いです。たらが死ぬとその分解酵素が自らの体も分解してしまうので、傷みやすいことも臭いの原因となるのです。
たらの臭みを取る下処理・下ごしらえ方法は?
たらの臭みを取ることでより料理が美味しくなるので、下処理をするのがおすすめです。トリメチルアミンと呼ばれる臭み成分を取り除くために、たらの下処理はどのようにしたら良いのでしょうか。ここでは、たらの臭みを取る下処理方法について説明します。
たらの下処理で用意するもの
・たらの切り身
・塩
・バット
・ラップ
たらの下処理方法・手順
たらの下処理方法は以下の通りです。
①たらの切り身をバットに並べる
②たらの切り身4切れに対して、小さじ1杯の塩を振る
③②にラップをかけてから冷蔵庫に入れる
④10~15分程度置いたら取り出して、キッチンペーパーなどで水分を拭き取る
上記の手順を守るとたらの臭みの原因であるトリメチルアミンと呼ばれる成分が消えるだけでなく、切り身が引き締まるので弾力が出ます。さらに塩を振ることで旨みも凝縮されるので臭みを取り除く以外にも、より美味しい味になるメリットもあります。
たらの白子・肝の下処理・下ごしらえ方法は?
たらを1尾で購入した際の白子や肝の下処理方法は、以下の通りです。
【白子の下処理方法】
①白子を一口大に切る
②切った白子を1つずつ10秒程度湯通しする
③湯通しした白子をすぐに氷水に入れ引き締める
【肝の下処理方法】
①肝についている血管を取り除く
②①を食べやすい大きさに切る
③②を水1リットルに対し大さじ2杯の塩を加えた、塩水に入れる
④③を軽く揉み洗いする
⑤④を30分ほど置く
⑥⑤を1つずつ10秒程度湯通しする
⑦湯通しした白子をすぐに氷水に入れ引き締める
上記の手順で白子と肝の臭みを取り除くための下処理は終わりです。白子はそのままポン酢をかけたり、焼いたりすると美味しく食べられます。また肝は醤油に漬け込むほか、すり潰してから味噌と混ぜて食べても美味しいです。白子や肝も下処理することで臭み成分であるトリメチルアミンが消えるので、新鮮なうちに手早く済ませましょう。
たら鍋の作り方・レシピを紹介!
たらを使った料理の代表例といえば鍋ですが、たら鍋を美味しく仕上げるコツを覚えておくと、臭みを感じることなく切り身も白子も堪能できます。ここでは、臭みを感じない美味しいたら鍋の作り方を紹介します。
たら鍋の材料
・たらの切り身 1切れ
・白子 60g
・豆腐 150g
・椎茸 1枚
・しめじ 1/4袋
・長ネギの白い部分 10cm程度
・白菜またはキャベツ 1枚
・水 300ml
・白だし 大さじ1杯