天ぷらは片栗粉のみで作れる?小麦粉とどっちがいい?衣液のレシピも紹介!
天ぷらは片栗粉のみでも作れるのでしょうか?小麦粉とどっちがいいのでしょうか?今回は、天ぷらの衣液の片栗粉での作り方や片栗粉で作った天ぷらの特徴のほか、上手に揚げるコツ・衣のレシピを紹介します。天ぷらを片栗粉で作るときの具材おすすめや片栗粉以外の代用品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
天ぷらを作ろうとした際に天ぷら粉を切らしていたり小麦粉もなかったりした場合は、片栗粉だけでも美味しい天ぷらを作ることができます。ここでは、片栗粉だけでサクサクな軽い食感の天ぷらを作る際のコツを紹介します。
①衣は揚げる直前に冷たい水で作る
美味しい天ぷらを作るコツの1つ目は、揚げる直前にしっかりと冷蔵庫で冷やした水で作ることです。天ぷらの衣は時間が経つと温度が上がり粘り気が出てきてしまい、そのまま具材を衣に浸けて揚げるとべたついた水分の多い天ぷらになってしまいます。そのため揚げる直前に冷たい水で衣を作ると、美味しいサクサクとした天ぷらになります。
②具材に水分が残っていないか確認する
天ぷらの具材に水分が残っていないか確認することが、美味しい天ぷらを作るコツの2つ目です。具材を洗ったり切ったりしたときに出る水分などが残った状態で、衣に浸けて揚げるとべたついた水分の多い天ぷらになってしまいます。また、具材に水分が残った状態で揚げると油がはねやすく、火傷する可能性もあるため注意してください。
③低い温度で揚がる食材から揚げ始める
美味しい天ぷらを作るコツの3つ目は、低い温度で揚がる食材から揚げ始めることです。高温になってから多くの食材を入れてしまうと油の温度が一気に下がってしまい、食材に火が通らないことがあります。そのため、食材が生だったり衣が油を吸い過ぎてしまったりしてべたついた衣になってしまいます。
最初は火の通りにくい根菜や野菜を揚げて、その後に火の通りやすい野菜やかき揚げなどを入れましょう。最後は高温になったら、魚介類などすぐに火が通る食材を短時間で揚げると美味しい天ぷらができます。
(*天ぷらの油の温度について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
④揚がったかどうかは見た目・音で判断する
揚がったかどうかは見た目や音でも判断出来ますが、具体的には以下の通りの特徴がみられます。
・油の泡が小さくなる
・ピチピチ音やチリチリ音がする
・具材を持つと軽くなった
具材の大きさや切ったときの厚さによっても違いますが、最初に具材を揚げ始めると泡は大きく揚げている音もシュワシュワと聞こえます。その後、具材が揚げ上がってくると泡が小さくなり音もピチピチやチリチリと聞こえてきたら美味しく揚がった証拠です。また、初めて天ぷらを作る際は難しい場合もありますが、揚げていると衣や具材の水分が飛び具材を箸で持つと軽くなったと感じます。
⑤油をしっかり切る
揚がった天ぷらの油をしっかりと切ることが、美味しい天ぷらを作るコツの5つ目です。揚がったあと天ぷらをクッキングペーパーや網などの上に乗せて、しっかりと油を切りましょう。衣に余分な油が残ったまま食べるとべたついた水分の多い天ぷらになってしまうため、サクサクとした食感の美味しい天ぷらになりません。
⑥片栗粉を揚げる前にまぶす
美味しい天ぷらを作るコツ6つ目は、揚げる前の食材に片栗粉をまぶすことです。水分の多い食材や水分が残ってしまった食材に片栗粉を均一にまぶしてから、衣液をつけて揚げると片栗粉が水分を吸ってくれて油がはねたり衣がべたつくことを防いでくれます。また食材に衣液がしっかりとつくので、サクサクとした食感の美味しい天ぷらができます。
天ぷらを片栗粉で作るときの具材のおすすめは?
片栗粉で天ぷらを作るときにおすすめの具材は、以下の通りです。
・舞茸
・長芋
・かぼちゃ
・ふきのとう
・こごみ
・タラの芽
どの具材も片栗粉で作るとサクサクとした食感で、美味しく作ることができるのでおすすめです。特にふきのとう・こごみ・タラの芽などの山菜は大人のお酒のおつまみとしても人気が高い具材で、かぼちゃや長芋は低温で揚げると火がしっかりと通り美味しく食べることができます。どの具材もあらかじめ片栗粉を均一にまぶしてから衣液に浸けて揚げると衣液が浸けやすくなるので、是非試してみて下さい。