ピーマンとパプリカの見た目以外の違いは?味・栄養や調理法で比較して紹介!

【管理栄養士監修】ピーマンとパプリカの違いは色以外にあるのでしょうか?この記事では、ピーマンとパプリカの違いを〈色・見た目〉〈味・食感〉〈栄養価〉〈歴史〉などで比較して紹介します。調理法での使い分け方も紹介するので参考にしてみてください。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 伊藤祥子
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管理栄養士乳幼児食指導士。一児の母。病院勤務を経てフリーランスになりました。 育児に奮闘しながらも『料理をもっと好きになる』をテーマに、健康で幸せな「おうちごはん...
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管理栄養士乳幼児食指導士。一児の母。病院勤務を経てフリーランスになりました。 育児に奮闘しながらも『料理をもっと好きになる』をテーマに、健康で幸せな「おうちごはん」を広めるべく、栄養学も学べる料理教室を開催。料理を好きに、心と体が元気になれる情報を分かりやすくお伝えしていきます。

目次

  1. ピーマンとパプリカは違う野菜?仲間?
  2. どちらも唐辛子の仲間
  3. 赤色のピーマンもある
  4. ピーマンとパプリカの違いとは?色だけ?
  5. ①歴史や原産地の違い
  6. ②色・見た目の違い
  7. ③味・食感の違い
  8. ④カロリー・栄養価の違い
  9. ピーマンとパプリカの調理法は分けるべき?
  10. ピーマンは加熱しても大丈夫
  11. パプリカは生サラダがおすすめ
  12. ピーマンとパプリカを使い分けよう
野菜 カロリー ビタミンC βカロテン
ピーマン 22kcal 76mg 33μg
赤パプリカ 30kcal 170mg 88μg
黄パプリカ 27kcal 150mg 17μg

βカロテンはビタミンAに変換して使用されるため、上記の表はビタミンAの数値を記載しています。パプリカは色によって栄養価が異なることが分かりました。

まずはカロリーです。ピーマンの方がやや少なめですがそこまで大差はありませんね。ここで重要なのはビタミンCの量です。ピーマンの2倍の量のビタミンCが、パプリカには含まれているのです。

さらに赤パプリカについてはβカロテンがピーマンの2倍です。黄色パプリカは逆にピーマンの半分くらいのβカロテン量となるため、栄養価が高い食材を食べたい方には、赤パプリカがおすすめです。

伊藤祥子

管理栄養士

βカロテンには強い抗酸化作用があります。生活習慣病やガンなどの予防の他、シミやシワなど肌トラブルの改善にも役立ちます。夏が旬の野菜ですので、日焼け対策としてもおすすめの野菜です。

(*ピーマンとパプリカの栄養素について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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ピーマンとパプリカの調理法は分けるべき?

ピーマンに含まれているビタミンAですが、油で炒めることで吸収率がアップします。パプリカと比べてビタミンA(βカロテン)が少ないピーマンですが、これで栄養を補えますよね。他にもピーマンには加熱調理に向いている秘密があるのです。その秘密とは何なのでしょうか?

ピーマンは加熱しても大丈夫

一般的に、ビタミン類は加熱することで、壊れてしまう・流出してしまうと思われることが多いですが、ピーマンの場合は違います。

ピーマンにはビタミンPが含まれており、この栄養成分はビタミンCを熱や酸化から守る働きがあるため、加熱調理しても栄養が減ることはありません。生でも食べられますが、加熱調理をした方が、青臭さや苦みが苦手な方でも食べやすく、栄養の吸収効率も向上するためおすすめです。

パプリカは生サラダがおすすめ

ピーマンに対してパプリカは、加熱調理によって栄養価が落ちてしまう難点があります。もし加熱調理をするならば、サッと炒めるか、料理の終わりに加えるのがよいでしょう。スープや煮物にして、溶けだした栄養素を無駄なく摂取できる工夫も大切です。またピーマンとは違いパプリカには甘みとジューシーさもあるので、サラダなど生で食べるのもおすすめです。

伊藤祥子

管理栄養士

ピーマンやパプリカは縦に繊維がはしっています。横に切ると繊維が分断されて栄養素が出てしまうため、縦に切って調理すると良いでしょう。

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ピーマンとパプリカを使い分けよう

ピーマンとパプリカは見た目の色だけでなく、歴史・栄養価・おすすめの食べ方など異なる点もいくつかあることが分かりました。料理の仕方を工夫して、野菜が持つ栄養素を無駄なく吸収できるようにしましょう。ピーマンもパプリカも1年中手に入る野菜なので、ぜひこの記事を参考に、調理法を研究してみてください。

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