牛乳の温め方は?電子レンジや鍋で安全にできる?温度・時間や容器のおすすめも紹介!

牛乳の温め方を知っていますか?安全にホットミルクを飲みたいですよね。今回は、牛乳の安全で吹きこぼれを防ぐ温め方や時間・温度に加え、容器のおすすめを<電子レンジ・鍋>別に紹介します。吹きこぼれてしまう理由も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 牛乳を電子レンジで温めると吹きこぼれる…。
  2. 牛乳を電子レンジで温めると吹きこぼれる理由は?
  3. ①牛乳に張る膜が蒸発を防いでしまうため
  4. ②牛乳が沸点に達しても沸騰しない現象のため
  5. 牛乳の電子レンジでの安全な温め方は?時間はどのくらい?
  6. 牛乳を電子レンジで温めるときに準備するもの
  7. 牛乳の電子レンジでの温め方・注意点
  8. 牛乳の鍋での安全な温め方は?時間はどのくらい?
  9. 牛乳を鍋で温めるときに準備するもの
  10. 牛乳の鍋での温め方・注意点
  11. 牛乳の温め方は正しい手順で行おう

牛乳を電子レンジで温めると吹きこぼれる…。

牛乳を電子レンジで温めると、少し目を離した隙に沸騰して吹きこぼれてしまうことがよくあります。牛乳が吹きこぼれると電子レンジを掃除する手間が増えるだけでなく、突沸によるやけどの原因にもなるので注意が必要です。そこで今回は、牛乳を電子レンジで加熱すると吹きこぼれる原因や、上手な温め方について紹介します。

牛乳を電子レンジで温めると吹きこぼれる理由は?

牛乳の上手な温め方を紹介する前に、まずは電子レンジで加熱した牛乳が吹きこぼれる理由について見ていきましょう。

①牛乳に張る膜が蒸発を防いでしまうため

牛乳を加熱すると表面の水分が蒸発してタンパク質や脂質が凝縮し、さらに加熱を続けるとタンパク質が変性して脂質や糖類と塊になって表面に薄い膜ができます。この膜が牛乳に含まれる水分の蒸発を防ぎ、行き場をなくした空気が膨れ上がって、最終的に吹きこぼれてしまいます。

なお、このように牛乳の表面に膜ができるのはラムスデン現象と呼ばれており、40度以上に加熱すると起こる現象です。

(*牛乳の膜について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)

牛乳を温めると膜が張るのはなぜ?名前ある?張らない方法や成分も解説!

②牛乳が沸点に達しても沸騰しない現象のため

水を加熱した場合は沸騰により泡が立ってもそのまま蒸発していきますが、牛乳は前述の膜の存在により気泡が蒸発していきません。また、牛乳は水より泡が発生しやすいため、泡がどんどん増えて膨れ上がり吹きこぼれてしまいます。

加熱した牛乳は表面の膜により気泡が内部に押し込められている状態なので、少しの刺激で突沸することがあります。突沸は、牛乳を入れたカップを動かしたり、牛乳にコーヒーや砂糖を加えたりする際に起こりやすいので注意しましょう。

牛乳の電子レンジでの安全な温め方は?時間はどのくらい?

牛乳が吹きこぼれる原因は分かりましたが、具体的にどのような対策を取れば良いのでしょうか。ここでは、電子レンジでの牛乳の上手な温め方や、突沸や吹きこぼれを防ぐためのポイントを紹介します。

牛乳を電子レンジで温めるときに準備するもの

・牛乳 1カップ
・砂糖 小さじ1
・容器やカップ
・スプーン

牛乳の電子レンジでの温め方・注意点

牛乳の電子レンジでの温め方は、以下の方法で行いましょう。

1.牛乳に砂糖を入れる
2.600Wの電子レンジで30~40秒加熱する
3.容器を取り出してスプーンでかき混ぜる
4.30~40秒加熱する


牛乳に砂糖を入れてから加熱すると、タンパク質が凝固する温度が40度以上になり表面に膜が張りにくくなります。また、加熱を2回に分けることでさらに膜が張りにくくなり、吹きこぼれや突沸を防ぐことができます。牛乳を一度取り出した際は、スプーンでよく混ぜましょう。電子レンジによっては牛乳の加熱専用の機能が付いているので活用してみて下さい。

牛乳の鍋での安全な温め方は?時間はどのくらい?

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