シュトーレンが日持ちする理由は?賞味期限や正しい保存方法を紹介!
シュトーレンは日持ちする食べ物と知っていますか?なぜでしょうか?今回は、シュトーレンが日持ちする理由や、賞味期限の目安を市販・手作りで比較して紹介します。シュトーレンの日持ちさせる保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- シュトーレンは日持ちする食べ物?なぜ?
- シュトーレンが日持ちする理由は?
- ①パン生地に使う「サワー種」
- ②水分量が少ない
- ③粉砂糖が防腐剤の役割をする
- ④ドライフルーツが雑菌の繁殖を抑える
- ⑤溶かしバターがコーティングの役割を果たす
- シュトーレンの賞味期限は?手作りは短い?
- 市販のシュトーレンの賞味期限
- 手作りのシュトーレンは早めに食べ切ろう
- シュトーレンは賞味期限切れでも食べれる?いつまでOK?
- 賞味期限の定義
- 賞味期限切れでも腐っていなければ食べられる
- シュトーレンの保存方法は?日持ちさせるコツはある?
- シュトーレンの傷みにくい食べ方・切り方
- シュトーレンは冷蔵庫より常温保存がおすすめ
- シュトーレンをより長期保存したい場合は冷凍しよう
- シュトーレンを正しく保存して日持ちさせよう
シュトーレンは日持ちする食べ物?なぜ?
シュトーレンはドイツで発祥した菓子パンの1つで、クリスマス前に販売を始める店が多いです。ラム酒に漬け込んだドライフルーツが入りバターが香る生地のシュトーレンは賞味期限が長く、4週間かけてクリスマス当日まで少しずつ食べる、日持ちする菓子パンでもあります。ここでは、なぜドイツ発祥のシュトーレンが日持ちするのかについて詳しく説明します。
シュトーレンが日持ちする理由は?
ドイツにはクリスマスの1ヶ月前にはシュトーレンを食べ始める習慣がありますが、家庭で手作りすることも珍しくありません。ドイツも冬とはいえ、なぜシュトーレンの生地が日持ちするのかが気になるところです。ここではその理由について説明します。
①パン生地に使う「サワー種」
ドイツ発祥の菓子パンであるシュトーレンが長期保存できるのは、パン生地に使う小麦粉でサワー種を使用しているからです。サワー種は小麦粉とライ麦粉を合わせたものに、水と乳酸菌と酵母などを加えて作っています。サワー種は加えた菌の働きによってカビが生えたり、腐ったりしにくくなる性質をもつのです。それが賞味期限や日持ちする期間が長くなる理由です。
②水分量が少ない
シュトーレンはドイツの他の菓子パンと違い、使用している小麦粉の量に対して25%以下の水分量にするよう明記されています。これは長期保存するためには、シュトーレンの水分を少なくしカビを生えにくくするほか、腐りにくくする効果があると知られているからです。実はシュトーレンは焼成する時間が長いのですが、これも外側の水分量を減らすために行います。
③粉砂糖が防腐剤の役割をする
11月に発売されるシュトーレンが冬とはいえ長期保存できるのは、表面を覆っている粉砂糖が防腐剤の役割を果たしているからです。菓子パンであるシュトーレンにはバターが使われているので、冬であっても酸化しやすい点は変わりません。粉砂糖でコーティングすることで、シュトーレンのバターが酸化するのを防いでくれるので、賞味期限が長くなります。
④ドライフルーツが雑菌の繁殖を抑える
ドイツの冬の風物詩であるシュトーレンにはドライフルーツが練り込まれており、これが雑菌の繁殖を抑えてくれます。使用されているドライフルーツには、ラム酒やブランデーなどのお酒に漬けこまれています。アルコールが含まれていることで殺菌性の効果があるのです。
またドライフルーツ自体、水分量が少ない材料なので傷みにくい、という点があげられます。ちなみにシュトーレンを作る際には小麦粉量の70%にあたるドライフルーツと、ナッツを10%入れるよう決められています。
⑤溶かしバターがコーティングの役割を果たす
シュトーレンが日持ちする理由に、溶かしバターがコーティングの役割を果たすことがあげられます。シュトーレンはパン生地にバターを練り込むだけでなく、溶かしたものを何度も塗ることで表面をコーティングし、外部の菌から守ってくれるのです。長期保存するためにも小麦粉に対し、30%のバターを使うように定められています。
シュトーレンの賞味期限は?手作りは短い?
11月になるとシュトーレンの販売を始める店が増えますが、手作りすることもできます。しかし手作りするシュトーレンのパン生地が、市販品と同じほど日持ちするのかが気になるところです。ここでは、その点について説明します。