小松菜の旬はいつ?見分け方のポイントや栄養価・値段の変化など紹介!

【管理栄養士監修】小松菜の旬がいつか知っていますか?今回の記事では小松菜の旬の時期・値段にくわえ、一番美味しい時期について紹介します。スーパーで購入する時にどういった小松菜を選べば良いか迷うという方は、新鮮な小松菜の見分け方も紹介するので参考にして下さい。

専門家監修 |管理栄養士・栄養士 柳田ゆい
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管理栄養士、調理師、薬膳インストラクター、薬膳食療法専門指導士。 保育園や小学校の給食調理、献立作成、食育などに携わってきました。...
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管理栄養士、調理師、薬膳インストラクター、薬膳食療法専門指導士。 保育園や小学校の給食調理、献立作成、食育などに携わってきました。 その中で食の大切さを再認識し、現在は、“食育薬膳""料理教室【結ぶキッチン】を主宰しています。 食や健康について、楽しく知っていただけるよう、お伝えしていけたらと思っています。

目次

  1. 小松菜はどんな野菜?
  2. 小松菜の歴史
  3. 小松菜の生産量・主産地
  4. 小松菜の旬はいつ?
  5. 小松菜は旬の冬が一番美味しい
  6. 春頃(3月~4月)に出荷されるのは鶯菜
  7. 旬の冬は値段が高め
  8. 小松菜の旬の栄養価は?
  9. 栄養価が高い
  10. 小松菜の見分け方のポイント
  11. 小松菜の葉での見分け方
  12. 小松菜の茎での見分け方
  13. 小松菜は旬が一番美味しい

小松菜はどんな野菜?

小松菜は、チンゲン菜と同じアブラナ科の植物です。収穫時期を過ぎても採らずにそのままにしておくと、アブラナと同じ黄色い花を咲かせて菜の花になります。

小松菜の歴史

今では全国的に栽培されている小松菜ですが、江戸時代は東京の小松村という村で栽培されていました。場所は、現在でいうと江戸川区内の小松川の辺りです。その小松村に当時の将軍、徳川吉宗が立ち寄った際、小松菜を使った汁物が献上されました。吉宗は小松菜をたいそう気に入り、当時の地名である小松村から「小松菜」と名付けたと言い伝えられています。

冬になると江戸川区では、小松菜料理をメインにしたイベントを行っています。現在も雑煮に小松菜が入っている地域がありますが、小松菜が名付けられた時代からの名残なのでしょうね。

小松菜の生産量・主産地

小松菜の主産地は、発祥の地である東京を始めとした関東地方です。その関東地方内での生産量(収穫量)トップ5はこのようになっています。

順位 県名 生産量
1位 茨城県 20,000t
2位 埼玉県 14,700t
3位 東京都 7,860t
4位 群馬県 7,310t
5位 千葉県 6,300t

出荷量トップはダントツで茨城県です。発祥の地である東京は3位に入りました。関東で唯一、栃木県だけは小松菜の出荷をしていません。

小松菜の旬はいつ?

小松菜は今の時代、1年中スーパーに出回っていますが、旬の時期は12月~翌年3月です。ハウス栽培で春以降も小松菜は販売していますが、美味しさも栄養価も冬の小松菜の方が上なので、食べるなら冬をオススメします。

冬の小松菜は春や夏のものに比べて栽培してから食べるまでには少々時間がかかりますが、その分栄養がたっぷりで美味しいです。旬の食べ物は食べると寿命が延びると昔から言われているので、食べなければ損です。

小松菜は旬の冬が一番美味しい

新潟県で栽培されている冬の小松菜は「冬菜」「雪菜」「董菜」などと呼ばれ、冬の伝統的な野菜として昔から食べられています。関東の小松菜との違いは秋に種を蒔き、冬に雪でトンネルを作って育てる雪国ならではの方法です。

雪の寒さに耐えようと栄養分を貯える為、通常の小松菜と大きさが同じでありながら、青臭さが少なく、ほんのりとした爽やかな甘みが特徴で、寒くなればなるほど美味しくなるブランド野菜として近年注目されています。


春頃(3月~4月)に出荷されるのは鶯菜

春の時期に栽培される小松菜は別名「鶯菜」(うぐいすな)と呼ばれています。春の鶯が鳴く時期に栽培されるからと、こういった名前がつけられました。京都の方では季節に関係なく、小松菜をうぐいす菜と呼んでいるようです。

冬は大きくなるまで栽培して食べますが、春の鶯菜は旬のものとは違い、本葉が3、4枚出てきた辺りで収穫して食べます。鶯菜は若い葉なので小松菜独特の臭みもなく、柔らかくてほろ苦さが何ともいえない春の味です。

旬の冬は値段が高め

小松菜は、他の時期に比べて旬である冬の値段が高いと言われています。各都道府県で差があるとは思いますが、東京卸売市場での卸売価格を元に見てみましょう。1キロあたりの卸値のデータとなっています。

平均 338円
1月 716円
2月 516円
3月 250円
4月 266円
5月 233円
6月 240円
7月 286円
8月 377円
9月 345円
10月 389円
11月 177円
12月 263円

このデータを見ると、12月が最安値で、そこから急激に価格が上がり1、2月が一番高いことがわかります。平均と比べると、夏の小松菜は若干高くなっているようですね。

小松菜の旬の栄養価は?

小松菜は栄養価が高い野菜ですが、普段食べていて、小松菜にどんな栄養素が含まれているのか詳しいことは知らない方が多いと思います。そこで、小松菜の栄養価について紹介していきます。

栄養価が高い

どの野菜でも一般的に同じですが、旬の野菜は栄養価が特に高くなっています。旬ではない時期と比較すると数倍も栄養価が高いこともあります。

小松菜にはカルシウム、鉄、ビタミンC、食物繊維など様々な栄養が含まれていますが、中でも一番多く含まれているのがカルシウムです。100gあたり170mgもカルシウムが含まれていると言われていて、ほうれん草よりも含有量が多くなっています。

カルシウムは加熱に強いですが体に吸収されにくい栄養素でもあるので、ビタミンDが含まれている食品と一緒に摂取すると、吸収率が上がると言われています。

柳田ゆい

管理栄養士

上記の栄養素以外に、抗酸化作用のあるβ-カロテンも豊富に含まれています。 油で調理することでβ-カロテンの吸収率はアップしますが、加熱し過ぎるとビタミンCなどが壊れてしまうため、加熱する際は短時間でサッと火を通すようにしましょう。

(*小松菜の栄養素について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

小松菜の栄養素と効能は?ほうれん草との比較や栄養を逃さない調理法のおすすめも紹介!

小松菜の見分け方のポイント

スーパーで買い物する際、沢山並んでいる小松菜の中から少しでもいいものを選びたいと品定めをする方が多いと思われますが、小松菜の見た目は殆ど一緒であるため、どれがいい小松菜なのかを見分けるのが難しいです。そこで、美味しい小松菜を見分けるポイントをいくつか紹介します。

小松菜の葉での見分け方

葉の見分け方は、ポイントが3つあります。

・内側に沿って巻き付いている形
・大きすぎない(あまり大きいと葉が固い)
・葉がピンとしていて、萎えていない


葉の色は、濃い緑色であればあるほど新鮮な証拠です。

小松菜の茎での見分け方

茎で見分ける時は、まず根元の方を注目してください。根元が綺麗な白であることが大事です。そして葉と同様に茎がピンとしており、萎えていない小松菜を選んでください。

小松菜は旬が一番美味しい

小松菜を普段からスーパーなどで見慣れていても、こんな深い歴史があるとは知らなかった方も多いのではないでしょうか。旬は冬ですが、春や夏の小松菜ももちろん美味しい野菜なので、今まであまり小松菜を料理したことがない方は是非、手に取ってみて下さい。

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