まずいイギリス料理ランキングTOP5!世界一まずいと言われる理由を歴史とともに説明!
イギリス料理は世界一まずいと言われますが本当でしょうか?嘘でしょうか?今回は、イギリスのまずい料理ランキングTOP5を、イギリス料理がまずい歴史的な理由とともに紹介します。イギリスの美味しい料理・食べ物も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
説⑤フランスへの敵視ゆえ
イギリスとフランスは宗教的な背景や、ナポレオンの登場などで、長年敵対関係にありました。その影響で、イギリスはフランスを敵視しており、フランス料理のような美食やフランス的な習慣を嫌います。フランスのような美味しい料理を羨ましく思う反面、痩せ我慢文化とイギリス人のプライドが、イギリス料理を質素でまずいものにしていったようです。
イギリスには美味しい料理・食べ物はあるの?
イギリスの歴史や文化的背景から、イギリス料理はまずいことを説明してきました。しかし現在は、世の中に美味しいものが溢れているのにイギリス料理はかつてのまま質素でまずく、美味しいものは本当にないのかについて紹介します。
①スコーンなどスイーツ
イギリスが発祥のスイーツには下記のようなものがあります。
・スコーン
・ショートブレッド
・イートンメス
・トライフル
・クランペット
・トフィー
・ファッジ
・ビクトリアサンドイッチケーキ
・キャロットケーキ
・シード・ケーキ
・ダンディーケーキ
・アップル・クランブル
・クリスマスプディング
・ミンスパイ
・ジンジャーブレッド
イギリスには有名なアフタヌーンティーの文化があり、これは1840年頃始まったイギリスの上流階級発祥の食習慣です。当時のイギリスの食事は、イングリッシュブレックファーストといわれるボリュームのある朝食と、20時頃に食べる夕食の2回でした。その間の空腹を満たすため作られたのがアフタヌーンティーです。
アフタヌーンティーでは、数種類のスイーツにサンドイッチなど指でつまめるフィンガーフードに紅茶いただきます。これがサロン文化として発展し、イギリスのスイーツはかなり充実していきました。スコーンのようなアフタヌーンティーに欠かせないものから、クリスマス用や家庭で作られるスイーツまでイギリス発祥のスイーツの数は多く、美味しいものが多いです。
(*トフィーやファッジについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②イングリッシュ・ブレイクファースト
イングリッシュ・ブレイクファーストは、トーストに卵料理、ベーコンかソーセージにトマトソースで煮たインゲン豆とハッシュドポテトがついたボリューム満点の朝食です。作家のウィリアム・サマセット・モームが言った「英国で美味しい食事をとりたければ朝食を3度とればいい」の言葉の通り、イングリッシュ・ブレイクファーストは評判がいいです。
イギリスではかつて食事が2回だったため、朝食はたっぷり食べる必要がありました。その後の産業革命期の労働者も、昼食は軽いもの夕食は遅い時間にしか取れなかったため、朝食にたっぷり食べる必要がありました。
イギリス料理を食べてみては?
イギリス料理がまずいと感じる理由は、宗教的な背景や貴族文化が影響していることがわかりました。イギリス料理は味付けをほとんどしないのが普通なので、塩や胡椒で好みに仕上げ、イギリスに行ったならイギリスならではの食事を楽しみましょう。また、アフタヌーンティーやイングリッシュ・ブレイクファーストは美味しいので、ぜひ試してみてください。