魚へんに利「鯏」と書いて何と読む?意味・由来や他に魚へんがつく漢字は?
魚へんに利益の「利」という漢字を書いて何と読むか知っていますか?読み方は「アサリ」です。今回は、魚へんに利益の利で「アサリ」と読む由来や意味をアサリの特徴とともに紹介します。魚へんに吉と書く「鮚」など、魚へんがつく漢字の魚・貝をアサリ以外にも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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魚へんに利益の「利」と書いて何と読む?正しい読み方は?
魚へんに利益の「利」と書いて、何と読むか知っているでしょうか。魚へんの漢字は普段目にする魚や貝を示していても、読み方が分からないことは少なくありません。ここからは、魚へんがつく魚・貝や、漢字の由来と意味について紹介します。
魚へんに利と書いて「アサリ」と読む「鯏」の意味・由来
鯏の読み方は、魚へんに利益の「利」と書いてアサリです。鯏のつくりに構成される「利」は、土を掘り起こすという意味があります。海の浅い砂に埋もれているアサリを獲るためには、砂を掘り起こす必要があるからです。そして、「漁る」から魚へんをあて「利」を組み合わせて鯏と呼ぶようになったといわれています。
魚へんに利と書く貝「アサリ」はどんな貝?
味噌汁やチャウダーなどの具に入れるアサリは、どんな生態の貝なのかあまり多く知られていません。アサリとは具体的に、どのような特徴を持っている貝なのでしょうか。
アサリは日本で古来より食用として親しまれてきた
アサリはマルスダレガイ科に属し、食用として重要な役割を持つ二枚貝の一種です。日本では古来からアサリは食用され続け、貝塚などでは多くの貝殻が見つかっています。また、成貝の生態は淡水と海水が混じり、浅くて塩分の薄い砂などに分布していることが特徴的です。
鯏以外に魚へんがつく漢字の魚・貝は何がいる?
鯏のように魚へんがつく漢字は非常に数が多く、その種類は200近くに及びます。また、これらの魚へんがつく漢字には、鯏の「利」のような由来があるのでしょうか。ここでは、鯏以外に魚へんがつく漢字の魚・貝について7つ紹介します。
①魚へんに吉(鮚:はまぐり)
はまぐりはマルスダレガイ科に属し、アサリと同じく昔から多く食用されてきました。名前の由来は形が栗に似ていて、浜辺に分布しているため浜栗となったとされています。なお、漢字は魚へんに「吉」で、口を閉じる(結ぶ)二枚貝の意味で「吉」にしたという説が有力です。
②魚へんに希(鯑:かずのこ)
かずのこはにしんの卵で、粒の多いかずのこが子孫の繁栄を思わせることから、江戸時代より縁起食として用いられてきました。鯑のつくりである「希」は「晞」を省略したもので、「晞」は乾かすという意味があります。かずのこはにしんの卵は乾かして作るため、これが漢字の由来になっている理由です。