魚へんに利「鯏」と書いて何と読む?意味・由来や他に魚へんがつく漢字は?
魚へんに利益の「利」という漢字を書いて何と読むか知っていますか?読み方は「アサリ」です。今回は、魚へんに利益の利で「アサリ」と読む由来や意味をアサリの特徴とともに紹介します。魚へんに吉と書く「鮚」など、魚へんがつく漢字の魚・貝をアサリ以外にも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
このしろは戦国時代に多く獲れ、飯代わりにする魚の意味から「飯代魚(このしろ)」と呼ぶようになったといわれています。なお、漢字の由来は諸説ありますが、このしろが冬に穫れる魚のため「冬」をつくりにしたという説が一般的です。
(*魚へんに冬「鮗」と書いて何と読むかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
④魚へんに未(鮇:いわな)
河川の岩陰などに生息するいわなは、岩場に棲む魚としていわな(岩魚)と呼ぶようになったといわれています。なお、魚へんのつくりに「未」をつけた漢字の由来は明らかになっていません。ただ、いわなは生息地によって形態が異なり、亜種もいくつかに分類されるため、識別しきれずに「未」をつけたという説があります。
⑤魚へんに東(鰊:にしん)
春に産卵で北海道沿岸に現れるにしんは、春告魚(はるつげうお)とも呼ばれています。名前の由来は身を二つに裂いて食べるため、二身(にしん)と呼ぶようになった説が有名です。魚へんの「東」は若いという意味で、30cmほどの細身であるにしんを指す漢字として当てられました。
(*魚へんに東「鰊」と書いて何と読むかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑥魚へんに神(鰰:はたはた)
冬の秋田県で雷が鳴ると沿岸に押し寄せるはたはたは、別名カミナリウオとも呼びます。激しい雷を指す「はたたがみ(霹靂神)」からはたはたと呼ぶようになり、冬に神が恵みを与える魚として魚へんに「神」を当てたと伝えられています。
(*魚へんに神「鰰」と書いて何と読むかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑦魚へんに包む(鮑:あわび)
平均15cmほどの大きな巻き貝であるあわびは、楕円形の殻に覆われて岩礁に生息しています。魚へんに「包」という漢字を当てる由来は、身を包んでいるように見えるためです。また、「包」には身を包む以外に魚のはらわたという意味もあり、塩漬け時にはらわたを取ることからも由来になっています。
(*魚へんの漢字について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)