魚へんに冬「鮗」と書いて何と読む?意味・由来や他に魚へんがつく漢字は?
魚へんに冬という漢字を書いて何と読むか知っていますか?読み方は「コノシロ」で出世魚です。今回は、魚へんに冬で「コノシロ」と読む由来をコノシロの特徴とともに紹介します。魚へんに春・夏・秋と書く漢字の魚はいるのか含め、魚へんがつく漢字の魚をコノシロ以外にも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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魚へんに冬という漢字を書いて何と読む?読み方や由来とは?
魚へんに「冬」という漢字を書く魚の読み方を知っている人は多くいません。「冬」という漢字を使うことから、季節に関係のある魚なのでしょうか。ここからは、魚へんに「冬」と書く魚の読み方と由来や、他に魚へんがつく漢字の魚について紹介します。
魚へんに冬と書いて「コノシロ」と読む「鮗」の由来
魚へんに「冬」と書いて、コノシロ(鮗)と読むことができます。コノシロの由来は戦国時代に大漁であったため、飯代わりに食べる魚の意味より、コノシロ(飯代魚)と呼ぶようになったという説が一般的です。なお、「冬」の漢字を使う由来は、通年食べられるコノシロの旬が冬であるからと伝えられています。
魚へんに冬と書く魚「コノシロ」はどんな魚?
コノシロは食べる機会が少ないため、コノシロがどんな魚か知っている人は多くいません。魚へんに「冬」と書くコノシロは、どんな特徴を持つ魚なのでしょうか。ここでは、具体的にコノシロがどんな魚なのかについて紹介します。
コノシロは成長とともに名前を変える出世魚
呼び方 | |
~8cm | シンコ |
8~10cm | コハダ |
10〜15cm | ナカズミ |
15cm~ | コノシロ |
コノシロは成長により名前が変わる出世魚で、上記の表は全長の大きさによる呼び方の違いをまとめたものです。夏から秋が旬のシンコやコハダを酢締めにした寿司は高い人気を誇ります。一方のコノシロは塩焼きや唐揚げに調理しますが、多く流通することはありません。コノシロは成長すると味が落ち、小骨が多く傷みやすいという特徴があるからです。
(*コノシロについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
鮗以外に魚へんがつく漢字の魚は?春・夏・秋がつく魚はいるの?
魚へんがつく漢字の魚は読み方が難しいですが、どんな由来なのか知っていると魚に対する知見が深まります。ここでは魚へんがつく魚の読み方や由来と、コノシロ以外に魚へんに春・夏・秋がつく魚はいるのか紹介します。
①魚へんに春(鰆:さわら)
魚へんに「春」でさわら(鰆)と読み、さわらの細長い体型を表す「さ(狭)」「はら(腹)」が語源になっています。また、さわらは産卵期の春に瀬戸内海で穫れるため、春を告げる魚として魚へんに「春」を組み合わせたことが、漢字の由来になりました。