コウイカとは?どんな味?捌き方や美味しい食べ方・レシピ7選を紹介!
コウイカというイカを知っていますか?味はまずい・美味しいどっちでしょうか?今回は、コウイカの味わい・食感や、刺身用の捌き方を〈天ぷら・バター焼き〉など美味しい人気レシピ7選とともに紹介します。コウイカを捌く際の寄生虫など注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
コウイカを料理に使う前の捌き方の手順は、以下の通りです。
【やり方】
1.身の脇から指を入れて甲の部分を取り除く
2.そのまま指で身を横へ広げ、目の裏の部分から身を外す
3.片手で身を押さえ、もう片方の手で下足を上へ持ち上げる
4.墨袋を丁寧に外す
5.身から内臓とエラなどを外し、水洗いする
6.触腕の先端にある吸盤を切り落とす
7.包丁で余分な内臓や肝を取り除く
8.両目の間に包丁を入れて観音開きにする
9.口を内蔵とともに取り除く
10.エンペラの身の間に指を入れ、身の端の部分からエンペラを引きはがす
11.身の周りの黒ずんだ部分を包丁で取り除き、身に切込みを入れる
12.裏返し、切込みの裏側から折るようにして薄皮を剥がす
13.再度裏返し、切込みを入れた面の薄皮も同じように剥がす
14.身についた突起を包丁で取り除いて完了
身から足を取り外したり墨袋を取り除いたりする工程では、墨袋を傷つけるとまな板が黒く汚れる恐れがあります。そのためまな板の上に新聞紙またはナイロン袋を乗せ、その上にキッチンペーパーを敷いてから捌くとよいでしょう。
身に切れ込みを入れる際には、5mmくらいの深さまで包丁を入れて完全に切り落とさないように注意してください。手で剥がした後に薄皮が残った場合は、指で取り除くかキッチンペーパーでこすると落としやすくなります。
コウイカにいる可能性のある寄生虫
コウイカにいる可能性がある寄生虫と食べた時の症状例は、以下の通りです。
・アニサキス:みぞおちや腹部の痛み、嘔吐や吐き気、蕁麻疹
・ニベニリア:無害
アニサキスは、コウイカなどのイカのほかにサケやイワシなどの魚介類にも湧く可能性のある寄生虫です。アニサキスは魚介類の内臓部分に寄生していることが多く、鮮度が悪くなると筋肉の部分へ移動します。アニサキスが湧いた魚介類を食べた場合、幼虫が人の体に寄生し、腸や胃の壁を破って食中毒の症状を引き起こします。
アニサキスは加熱することで死滅しますが、刺身料理として生食する際には捌く時にアニサキスが付いていないかよく確認してください。
また、コウイカなどのイカにはニベニリアと呼ばれる寄生虫が湧くこともあります。魚介類が生きている間は内臓に潜み、死ぬと体の表面に移動するのが特徴です。なめくじに似た見た目をしており、目で見て確認できる大きさのため取り除きやすい寄生虫です。ニベニリアに気が付かず食べてしまっても、人の体に寄生せず害を及ぼすこともありません。
コウイカの美味しい人気レシピ7選!刺身以外ある?
新鮮なコウイカは刺身として食べるのがおすすめですが、そのほかに揚げ物や炒め物、煮付けなど様々な料理に活用することもできます。ここでは、コウイカを美味しく食べられる人気レシピを7品紹介します。簡単に作れる料理も紹介するので、参考にしてください。
①天ぷら
下処理をしたコウイカに衣を付けて揚げると、表面は香ばしく中はみずみずしくて美味しい天ぷらが作れます。揚げ過ぎると身が硬くなるため、なるべく高温の火加減で短時間で揚げて仕上げてください。このレシピのように、コウイカの天ぷらを野菜の上に盛り付けてサラダ仕立てにするのも人気があります。
②バター焼き
コウイカでおつまみを作りたい時は、お酒によく合うことで人気のバター醤油焼きに調理するのがおすすめです。コウイカの頭部と足をぶつ切りにしてバターを熱したフライパンで炒め、醤油を回しかけるだけで簡単に作れます。具材をアルミホイルで包み、調味料を乗せて蒸し焼きにしてもよいでしょう。
③アヒージョ
コウイカは、アヒージョのようなイタリアンに調理しても美味しい魚介類です。このレシピでは薄力粉をまぶしたコウイカを耐熱容器に入れて油を注いだ後に、オーブンで加熱するので簡単に作れます。ミニトマトなどの野菜を加えて作ってもよいでしょう。