コウイカの刺身にアニサキスがいる確率は?いない?食中毒防止する方法も紹介!
コウイカにアニサキスはいないのでしょうか?刺身は危険なのでしょうか。今回は、コウイカに寄生虫「アニサキス」がいる確率や〈冷凍・焼く・切り込みを入れる〉などの被害を防ぐ方法について紹介します。コウイカについたアニサキスを食べてしまった時の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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コウイカに「アニサキス」はいる?いない?確率は?
コウイカはモンゴウイカとも呼ばれ、刺身や寿司など生で食べられる美味しいイカですが、寄生虫のアニサキスがいる可能性があります。今回は、食中毒になるアニサキスがコウイカにいる確率、アニサキスが死滅する方法などを紹介します。
コウイカにアニサキスがいる確率は少ない
12~3月の時期に旬を迎えるコウイカに、アニサキスが寄生している確率はスルメイカほど高くありません。ただし、コウイカを刺身や寿司など生で食べるとき、肝和えなど肝を食べるときには、必ず確認してから食べる必要があります。また、イカの種類によって無害の寄生虫ニベリニアがいることがありますが、コウイカにはほとんど寄生していません。
(*イカのアニサキスについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
コウイカのアニサキスは塩辛・酢漬け・沖漬けなどにしても死滅しない
アニサキスを死滅させ、コウイカを安全に食べるためには、調理方法を工夫する必要があります。アニサキスが死滅する安全なコウイカの食べ方は以下の通りです。
・コウイカのイカスミパスタ
・コウイカの天ぷら
・コウイカの煮付け
・コウイカのバター焼き
アニサキスは、塩辛や酢漬け、沖漬けなどにしても、一度冷凍処理をしない限り死滅することはありません。特に、アニサキスは内臓を好んで寄生することが多いため、肝を使っている場合は危険性が高いです。たとえコウイカが死んでいても、アニサキスがコウイカの中で生きていれば、食中毒の原因になります。
コウイカについた「アニサキス」を食べてしまったら?
寿司や刺身、肝和えなどでコウイカに寄生していたアニサキスを食べてしまったとき、どうしたらよいか心配になるでしょう。ここでは、アニサキスを食べてしまったときの症状について紹介します。
コウイカの「アニサキス」による食中毒の症状
アニサキスの食中毒により、以下のような症状が起こります。
・みぞおち辺りや下腹部に強い痛み
・吐き気や嘔吐
・発熱
・蕁麻疹
アニサキスを食べてしまってから症状が起こるまでは、数時間後から半日程度といわれています。強い痛みがあるなど症状がひどいときは、すぐに病院へ行くのがおすすめです。病院では、内視鏡検査を行いながら、アニサキスを除去することができます。
コウイカの「アニサキス」による被害を防ぐには?刺身は危険?冷凍すればOK?
コウイカのアニサキスによる食中毒を確実に防ぐ方法はいくつかあります。ここでは、コウイカを食べる際に気をつけるポイントを5つ紹介するので参考にしてみてください。
①内臓・肝は速やかに取り除く
アニサキスは内臓を好んで寄生するため、コウイカを調理する場合、内臓や肝は速やかに取り除くようにします。コウイカのアニサキスの寄生率は高くありませんが、刺身や寿司にする場合にも注意が必要です。特に、肝和えなど肝を食べるときには、新鮮なコウイカでもしっかり確認する必要があります。