深海魚「ニギス」とは?旬の時期や栄養は?美味しい食べ方・レシピ7選を紹介!
深海魚「ニギス」はどんな魚か知っていますか?内蔵も美味しく食べられる魚です。今回は、ニギスの〈旬・味わい・栄養価〉など特徴や美味しい食べ方を、開き方とともに紹介します。〈天ぷら・塩焼き〉など、ニギスの美味しい人気レシピ7選も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ニギスは身にくわえ内蔵なども美味しく食べられる
ニギスの食べられる部位は、以下の通りです。
・身
・骨
・内臓
ニギスは天ぷらにして骨ごと食べたり、内臓を残したまま加熱料理にして食べたりと、身以外も美味しく食べられます。ニギスは鮮度が落ちやすい魚ではあるものの、新鮮なものが手に入る名産地では胃に含まれているエサのオキアミごと、加熱する料理にして食べることも珍しくありません。
ニギスに合う食べ方・調理法
ニギスが美味しく食べられる料理方法は、以下の通りです。
・刺身
・酢じめ
・煮付け
・フライ
・天ぷら
・唐揚げ
・焼き物
・味噌漬け
・みりん干し
・すり身揚げ
・だんご汁
・味噌汁
鮮度がよく脂ののったニギスは刺身や酢じめにするなど、生食にするのがおすすめです。また鱗が少なく骨も柔らかいニギスは天ぷらや唐揚げなどの揚げ物にしても、そのまま美味しく食べられます。鮮度のよいものをそのまま焼き物にしたり、一夜干しなどの干物にしたりして焼いても楽しめる魚です。和風だけでなく洋風料理の食材としても、重宝します。
ニギスの開き方
ニギスを三枚おろしにする捌き方の手順は、以下の通りです。
①包丁の刃先で鱗をこすり落とす
②包丁の刃先を胸鰭の脇に入れ、頭を切り落とす
③頭の方から包丁を腹に入れ、中骨の上を滑らせるように尾の付け根まで切る
④内臓を取り出して水で洗う
⑤背骨から包丁を入れ骨を身から切り離していき、腹開きにする
⑥骨を削ぎ落したら出来上がり
細長いニギスの身を少しでも多く残したい時には大名おろしではなく、包丁を腹側と背側の両方に入れるのがおすすめです。鮮度のよいニギスは3枚おろしにして、刺身や身だけを使う料理にしましょう。ニギスをフライにする際には背開きや腹開き、焼き物や煮物に料理する際には頭と内臓を取るだけで十分です。
ニギスの美味しい食べ方・人気レシピ7選!
クセがない上品な味わいのニギスは、様々な料理に使えると人気です。捌き方や鮮度によって料理のバリエーションが広いので、アレンジレシピを覚えておくと便利でしょう。ここではニギスを美味しく食べられる、人気レシピを紹介します。
①天ぷら
鮮度のよい脂ののったニギスの天ぷらは、人気料理の1つです。胸鰭と腹骨をしっかり取り除き、皮はつけたままにすると旨味が感じられます。揚げると身がふわふわになり、骨を活用にしてせんべいにしても美味しいです。歯に自信がある人は、骨ごと天ぷらにしてもよいでしょう。
②塩焼き
脂ののった旬のニギスは、シンプルに塩焼きにすると上品な味わいが楽しめると人気です。このレシピのように鮮度のよいニギスを強火で焼くと、柔らかい食感が存分に楽しめます。鮮度のよいニギスは焼いているうちに、サンマのように脂が垂れてきます。焼く前に塩をふって余分な水分を抜いておくと、より美味しく焼き上がります。
③干物
新鮮なニギスは水分量が多いので、干物にしてから焼くのも人気です。旬の時期以外はニギスの干物が多く流通しているので、そのまま焼くと簡単です。また鮮度のよいニギスを自宅で開いて、一夜干しにするのもよいでしょう。余分な水分が抜ける分、旨味が感じられます。