深海魚「ニギス」とは?旬の時期や栄養は?美味しい食べ方・レシピ7選を紹介!
深海魚「ニギス」はどんな魚か知っていますか?内蔵も美味しく食べられる魚です。今回は、ニギスの〈旬・味わい・栄養価〉など特徴や美味しい食べ方を、開き方とともに紹介します。〈天ぷら・塩焼き〉など、ニギスの美味しい人気レシピ7選も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
深海魚「ニギス」とは?
ニギスはメギスと呼ばれることもある深海魚で、キスに似ている魚としても知られています。見た目からは想像できない美味しさがあると人気が高く、様々な料理に用いられる魚です。ここでは、ニギスとはどんな魚なのかについて説明します。
ニギスの生態・見た目など特徴
ニギス科ニギス属に分類されるニギスは、水深70mから430mの砂泥地に生息しています。主に浮遊性小型甲殻類であるオキアミなどをエサとしており、寿命は3年から5年です。体長は20cm程度で体はやや平べったい円筒形となっており、下顎が上顎より前に出ていることが特徴です。
底引き網漁で水揚げすることで鱗が剥がれることが多く、体内が透けてるように見えます。また頭は小さいのに大きな目をもっており、これが一部地域でメギスと呼ばれる理由です。
ニギスの味わい
ニギスは小骨があるものの柔らかく、食べる時に気にならない魚です。クセがない白身魚ではあるものの、脂には特有の風味がみられます。そのため旬で脂がのっている時は、生食や焼き物にすると美味しいです。またニギスは水分が多いため、関東圏では干物に加工したものが多く流通しています。
oira
@oira89225748
夕食は頂き物の野菜達と、ニギス&おから&納豆&地元産大豆製極上豆腐。ご飯もたっぷり。ニギスは脂を感じる上品な白身で大好きな魚です。今日はお腹一杯食べて早目に寝ます。
ニギスの栄養価・効能
ニギスに含まれている栄養成分は、以下の通りです。
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンC
・ビタミンE
・パントテン酸
・葉酸
エネルギーの産生に関わり疲労回復効果のあるビタミンB1をはじめ、脂質の代謝や新陳代謝を促すビタミンB2、糖質と脂質とタンパク質の代謝に不可欠な酵素であるパントテン酸が含まれています。また葉酸の働きにより貧血の予防と改善、ビタミンCの高い抗酸化作用、ビタミンEの血流促進やホルモン分泌の正常化などの働きにより美容にも健康にもよい魚です。
ニギスの旬の時期と名産地は?
ニギスは通年で水揚げされる深海魚で加工品も多く出回っていますが、旬の時期に獲れる鮮度のよいものは美味しさが違います。ニギスの名産地を知っておくと、鮮度のよい状態で購入しやすいです。ここでは、ニギスの旬の時期と名産地について説明します。
ニギスの旬の時期・季節は秋ごろ
ニギスの旬の時期は秋である9月から11月で、底引き網漁で水揚げされます。ニギスは通年で味にバラつきがない魚ではあるものの、産卵が増える秋にエサであるオキアミを大量に食べるため脂がのって美味しくなるようです。日本では7月から8月にかけて底引き網漁が禁漁になるので、それが開けた9月にニギスの漁獲量が上がることも理由と考えられます。
ニギスの名産地
ニギスは青森県から九州まで生息域は広いですが、漁獲量は日本海側の方が多いです。全国的にみると石川県と新潟県、愛知県、島根県での漁獲量が多く名産地といえます。ニギスの漁獲量には幅があるため、石川県を除く名産地のランキングは毎年変動しているのだそうです。
ニギスの食べ方は?内蔵は食べられる?
ニギスはクセのない白身魚なので、様々な料理に用いられています。しかしニギスの形を見て、食べる部分が少ないように感じる人もいるかもしれません。ここでは内臓を食べられるのかも含めて、ニギスの食べ方を説明します。