大根の甘い部位・場所はどこ?下・上どっち?見分け方や活用レシピを紹介!
大根の甘い部分・場所はどこなのかを知っていますか?今回は、大根の甘い部分や、大根サラダなど甘い部分におすすめのレシピを紹介します。より甘い大根を選ぶためのポイントや、大根おろしの甘い下ろし方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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大根の甘い部分・場所はどこ?
大根は葉のついた上の部分と下の方とでは、甘みを感じるところと辛みが強いものに分かれます。そのため使う料理によって、大根のどの部分を使うかを考えた方が美味しく仕上がるのです。ここでは、大根の甘い部分はどこかについて説明します。
大根の甘い部分は上の部分(葉っぱ側)
大根の甘い部分は葉のついた上の部分で、以下のような料理に適しています。
・大根おろし
・大根サラダ
・野菜スティック
・マリネ
・離乳食
大根の上の部分が甘い理由は、下に伸びていく成長の仕方と関係しています。大根は地面に向かって先端部分が伸びていくのですが、辛み成分はその最先端に集中する特性があるのです。これは成長の過程で害虫に食べられることがないようにする、大根の自衛手段のために起こります。そのため大根の甘みが葉っぱ側になる上に集まります。
また大根の上の甘い部分は水分量は多いものの、繊維が多くて食感は固めです。合わせて消化酵素であるジアスターゼやタンパク質を分解するプロテアーゼと呼ばれる酵素が消化をサポートしてくれます。離乳食に適しているのも、こうした特徴によるものです。
大人の場合は大根の上の部分は繊維によるパリパリとした食感と、水分豊富なみずみずしい甘さを感じられる生食がおすすめの部位といえます。もちろん大根の上の部分を煮物などの加熱調理しても問題ありませんが、皮が厚いのでしっかり剥くのがポイントです。厚めに皮を剥いてから煮込むと味がしみ込みやすく、食感も柔らかく仕上がります。
大根の真ん中・下の部分はどう使うべき?
大根の真ん中は下部分と比べると辛みが少なくほどほどに水分量があり、上部分と比べると繊維も少ないので以下の料理に適しています。
・大根おろし
・大根サラダ
・おでん
・煮物
・大根ステーキ
大根の中央部分は大根の上や下の部分に適した料理に用いても美味しく仕上がるので、万能な部位と考えて問題ありません。一方の大根の下の部分にはイソチオシアネートと呼ばれる物質が豊富で辛みを感じるものの、繊維が最も少ないので以下の料理が適しています。
・大根の煮物
・漬物
・辛みのある大根おろし
イソチオシアネートには抗酸化作用やがんを抑制する働きがあるといわれていますが、加熱すると成分が壊れてしまいます。そのため栄養摂取と繊維が少ない柔らかい食感を生かして、漬物や辛みのある大根おろしにする人も少なくありません。
(*大根の部位別の使い分け方について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
より甘い大根の見分け方は?
甘い大根を見分けるポイントは、以下の通りです。
・葉がみずみずしい
・葉が大きい
・色が白い
・表面にツヤがある
・持った時に重量感がある
1本の大根を購入する際には、大根の葉の状態をチェックするとわかりやすいです。カットされた大根を購入する際には上の部分を選ぶとともに、持ってみてずっしりした重さをかんじるものを選びましょう。中身がたっぷりと詰まり、水分量も豊富だと考えられます。
(*大根の選び方や見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
大根おろしのより甘い下ろし方も知っておこう
大根おろしをより甘くおろしたい時には、以下の手順で下ろしましょう。
・「の」の字を描くようにおろす
・時間をかけて、ゆっくりおろす
大根を時間をかけて「の」の字を描くようにおろすと、内部から水分がたくさん出てくるため、大根おろしのきめが細かくなるのです。また大根に含まれるイソチオシアネートが水分の溶け出し、甘みを感じやすくなるメリットもあります。
(*大根おろしが辛い原因や、辛味を抑える方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)