大根の部位別の使い分け!一番甘い・辛いのは?大根おろし向きの部分など紹介!

【管理栄養士監修】大根の部位によって味・食感などの特徴が違うのを知っていますか?今回は、大根の部位<上・中・下>の特徴に合わせた、使い分け方を紹介します。使い分けの他にも大根卸に向いている部位や大根葉の用途なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 kay
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管理栄養士。海外一人旅、観光地での勤務がきっかけで、もっと日本を知ってほしいと思うようになり、海外の方に日本の伝統食である「和食」や「日本文化」...
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管理栄養士。海外一人旅、観光地での勤務がきっかけで、もっと日本を知ってほしいと思うようになり、海外の方に日本の伝統食である「和食」や「日本文化」を伝える活動をしています。また、「和食」をベースに予防医学、健康、美容を発信。職に縛られず”人との出会い・繋がり”を大切に、世界中、日本中をまわり「食」で繋がる旅をしています。ドラッグストア管理栄養士として食事指導、レシピ作成を経験、その後フリーランスの勉強をしながら観光地のカフェにて外国人観光客の接客をし、現在はバリスタとして働いています。皆さんのお役に立てるように最新の栄養学に基づいた情報をわかりやすく発信していきます。よろしくお願いします。

目次

  1. 大根は部位別に使い分けるべき?
  2. 大根(上部・葉の根元)の特徴・使い分け
  3. 味は甘く、食感は硬め
  4. サラダ・生食におすすめ
  5. 大根(中部)の特徴・使い分け
  6. 味・食感のバランスがよい
  7. おでんなど煮物におすすめ
  8. 大根(下部)の特徴・使い分け
  9. 下部は辛みが強い
  10. 漬物や豚汁など汁物におすすめ
  11. 大根おろしに向いている部位は?
  12. 大根の上部がおすすめ
  13. 大根の葉の用途・使い道は?
  14. 大根の葉は栄養が豊富
  15. 大根の葉の食べ方
  16. 大根は部位別に使い分けよう

大根は部位別に使い分けるべき?

大根は部位によって味の違いがあるのでしょうか。それぞれ大根の上部・中部・下部に分けて使い道や用途を確認し、どう使い分けるべきなのかを見ていきましょう。

大根(上部・葉の根元)の特徴・使い分け

大根の上部はどんな特徴があるのでしょうか。緑がかっている青首大根などよく出回っていますね。太くて硬めの部分に適した使い方を紹介します。

味は甘く、食感は硬め

大根の上部は水分をたくさん含むのでみずみずしく、甘い部位です。食感は硬めなので、しっかり食感を愉しみたい時に使用すると良いでしょう。

サラダ・生食におすすめ

甘い上部の使い道はマヨネーズやツナとあえてサラダにしたり、細長く切って野菜スティック、大根をおろしてみぞれ和えなど素材そのものの味を楽しむのがおすすめです。皮にも栄養があるので一緒に食べるのがおすすめ、くせがなく生のままで食べやすいです。

kay.

管理栄養士

皮には食物繊維も豊富に含まれています。丸ごと食べられる大根おろしは皮が一緒でも食感を活かすことができますが、料理法によっては皮の繊維が気になってしまうものもありますね。 そのような場合は、皮を千切りにして油で炒め、きんぴらなどの炒め物にするのがおすすめです。

大根(中部)の特徴・使い分け

大根の中部は面積も大きいですが、どんな使い方があるでしょうか。色々な料理に活用したいですよね。大根の中部の特徴を生かした料理とともに紹介します。

味・食感のバランスがよい

甘みと辛みのバランスがちょうどよく厚みがあり柔らかい部位なので、色々な料理に活躍します。水分もほどよく含んでおり、大根の食感もしっかり楽しむことができます。

おでんなど煮物におすすめ

大根の中部は、加熱調理することによって柔らかくなるため、おでんや煮物など煮込み系の調理に使用するのがおすすめです。水分を程よく含むので、ジューシーな仕上がりになります。

(*おでんに向く大根の部位について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

おでんに向く大根の部位は?上・真ん中・下?品種のおすすめも紹介!

大根(下部)の特徴・使い分け

大根の下部は根っこがあり細長くどんな特徴があるのでしょうか。下部におすすめの料理とともに紹介します。

下部は辛みが強い

一番辛みの強い部分で、上部と比べると水分量も少なめの部位です。辛い大根が好きな方には、下部を使うのがおすすめです。魚料理の付け合わせなど少量の大根おろしとして使うのがおすすめです。

大根を横に切って、断面をおろすと繊維を断ち切られるため、さらに辛い大根おろしができます。おろしたてが一番辛いため、辛味が苦手な方は、おろした後に空気に晒すといいでしょう。

漬物や豚汁など汁物におすすめ

大根の下部は根をどんどん張るため生長点があり、繊維質を多く含む部位のため、口に残りやすいです。小さく切って汁物に入れたり、水分量が少ないため味が浸透しやすいので塩や酢で味付けして漬物にするとよいです。

大根おろしに向いている部位は?

大根おろしには上部・中部・下部のどれが向いているでしょうか。色々な特徴があり、使い分けを紹介してきました。特に大根おろしにおすすめの部位と詳しいおろし方を紹介します。

大根の上部がおすすめ

大根の上部は水分量も多く、味は甘いので大根おろしに向いています。大根おろしのみずみずしさを感じられおすすめです。また、大根おろしを作る際はおろしてなるべく早く食べると、大根に含まれる酵素(アミラーゼ、プロテアーゼ、ジアスターゼ)を一緒にとることができます。
大根の皮にはビタミンが含まれるので、皮付きのまま大根を縦に切って、繊維方向にすりおろしましょう。おろして少し時間を置くと辛み成分が減ってくるので食べやすくなります。

(*大根おろしの辛味を抑える方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

大根おろしが辛い原因は?なぜ?辛味成分を抑える方法や栄養価について紹介!

大根の葉の用途・使い道は?

大根の葉は大根と切り離してあることが多く、もし手に入れたらどうような用途があるでしょう。大根の葉の栄養とおいしい食べ方とともに紹介します。

大根の葉は栄養が豊富

大根の葉は緑黄色野菜で鉄、カルシウム、食物繊維、ビタミンCを含んでいます。カルシウム量は小松菜と肩を並べるほど含まれています。整腸作用や、便秘、冷え、余分なものを排出し美肌効果などあります。大根と葉はすぐに切り落とし、葉が栄養を吸い取って萎れないようにしましょう。

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管理栄養士

ほうれん草と比較すると大根の葉に含まれるビタミンCは約5.5倍、鉄分は約1.5倍、カルシウムは約5.3倍ほど含まれています。栄養が豊富に含まれていますので、捨てないようにしましょう!

(*大根の葉の栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

大根の葉の栄養と効能は?成分を逃さない食べ方・茹で方やレシピのおすすめも紹介!

大根の葉の食べ方

出典:https://asset.oceans-nadia.com/upload/save_image/6b/6bde990dd040.jpg?impolicy=cropwm&w=216&h=216

お浸し、細かく刻んで炒め物の彩りにする使い道もあります。ご飯に入れて菜飯や、ごま、ちりめんじゃこと炒めてふりかけにすると食べやすいです。

大根の葉っぱ炒め。ふりかけに、おつまみに。ごま油が香る! by いがらしかな | 【Nadia | ナディア】レシピサイト - おいしいあの人のレシピ

大根は部位別に使い分けよう

大きい大根を買うと、使い道に困ることが多いかもしれません。大根の上部・中部・下部のそれぞれの特徴があり、使い分けをすると料理もぐんと美味しくなります。おすすめの大根の上部を使った大根おろし、栄養たっぷりの大根の葉も活用してみて下さいね。

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