大根の葉の栄養と効能は?成分を逃さない食べ方・茹で方やレシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】大根の葉に含まれる栄養素を知っていますか?今回は、大根の葉の栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。大根の葉の保存方法やレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。大根の葉の栄養について詳しく理解し、存分に味わいましょう。
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大根の葉はどんな食材?
根っこの部分を食べるイメージの強い大根ですが、大根の葉も食べることが出来ます。大根の葉はどのような食材なのでしょうか。大根の葉のカロリーや糖質について紹介します。
大根の葉のカロリー・糖質
カロリー | 糖質 | 食物繊維 | |
大根(根) | 18kcal | 3g | 1g |
大根の葉 | 25kcal | 1g | 4g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
上記の表は大根の根と大根の葉それぞれのカロリーと糖質を一覧にしたものです。大根の葉は大根に比べるとカロリーと食物繊維は高いですが、糖質は低くなっています。糖質を抑えたい方は、積極的に大根の葉を食べると良いでしょう。
大根の葉の栄養素と効果・効能は?
大根の葉のカロリーや糖質について理解できたところで、大根の葉の栄養素や効果・効能についても見てみましょう。様々な効果を知り、理解したうえで大根の葉を食べましょう。
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています
※1日の摂取量は成人男性の目安です
①ビタミンA(β-カロテン)
大根の葉 | 大根の根 | |
含有量(100g) | 330μg | 0μg |
1日の摂取量の目安 | 850μg | 850μg |
1日の摂取量に占める割合 | 39% | 0% |
*含有量はβ-カロテンのレチノール活性当量です
ビタミンAは大根の葉の中にはβ-カロテンとして豊富に含まれるのに対し、根には含まれません。ビタミンAは、皮膚や目の粘膜を健康に保ち、目の光刺激の反応に必要な成分の材料となったり、皮膚がんの予防に効果があります。(※2)
β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換されるため、過剰摂取の心配がありません。β-カロテンには抗酸化作用や免疫を高くする効果もあるので、健康な体を作るためにも積極的に摂取すると良いでしょう。(※3)
②ビタミンC
大根の葉 | 大根の根 | |
含有量(100g) | 53mg | 12mg |
1日の摂取量の目安 | 100mg | 100mg |
1日の摂取量に占める割合 | 53% | 12% |
大根にはビタミンCも豊富に含まれています。これも大根の根よりも葉の方に多く含まれているのが特徴です。ビタミンCは体内で生成することが不可能な栄養素なので、食物から摂取することが必須です。コラーゲンの生成や鉄の吸収を促進するだけでなく、動脈硬化や心疾患に対する予防効果もあるため、是非取っておきたい栄養分です。(※4)
林輝美
管理栄養士
ビタミンCは、水溶性ビタミンのため、調理による加熱に弱いのが特徴です。そのため、スープや味噌汁などの汁物に使うとより体に吸収できるのでおすすめです。
③葉酸
大根の葉 | 大根の根 | |
含有量(100g) | 140µg | 34µg |
1日の摂取量の目安 | 240µg | 240µg |
1日の摂取量に占める割合 | 58% | 14% |