ごぼうの冷凍はまずい?美味しく保存・解凍する方法や食べ方のおすすめも紹介!

ごぼうは冷凍するとまずいと言いますが、なぜでしょうか?冷凍ごぼうの栄養価が落ちないかも心配です。今回は、冷凍ごぼうがまずい理由を、美味しく冷凍保存・解凍する方法とともに紹介します。冷凍ごぼうの使い方・活用レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ごぼうは冷凍したらまずい?栄養価も落ちるの?
  2. ごぼうを冷凍したらまずいのは「水分」が原因
  3. 冷凍ごぼうの料理の向き・不向き
  4. ごぼうを冷凍しても栄養価は低下しない
  5. ごぼうを美味しく冷凍保存・解凍する方法は?
  6. ①ごぼうは下茹で・炒めて冷凍がおすすめ
  7. ②生ごぼうで冷凍する際はアク抜きしよう
  8. 冷凍ごぼうは解凍せずにそのまま使おう
  9. 冷凍ごぼうを美味しく食べられる使い方・活用レシピ
  10. ①きんぴらごぼう
  11. ②炊き込みご飯
  12. ③豚汁
  13. ④煮物
  14. 冷凍ごぼうは正しく保存・解凍すればまずくならない!

ごぼうは冷凍したらまずい?栄養価も落ちるの?

ごぼうは歯ごたえのある食感が特徴的な野菜で、煮物などの和食によく使われています。ごぼうは冷凍するとまずいと言われることがありますが、本当なのでしょうか。冷凍ごぼうがまずい原因や向いている料理のほか、ごぼうを冷凍すると栄養価が落ちるか否かについて解説します。

ごぼうを冷凍したらまずいのは「水分」が原因

冷凍したごぼうをまずいと感じるのは、水分が原因だと言われています。ごぼうを冷凍した場合に起こる変化は、以下の通りです。

・食感
・風味


ごぼうなどの野菜は水分を蓄えているため、冷凍すると内部に含まれる組織や細胞が破壊されるのが特徴です。その結果、食感が悪くなったりえぐみが出たりすることがあります。また、ごぼうは食物繊維が豊富な野菜のため冷凍方法によっては繊維の間に蓄えた水分が凍り、繊維が硬くなり筋っぽさを感じやすくなります。

Twitterの口コミ

きんぴらごぼうを失敗。きんぴら用冷凍ごぼうニンジンを使ったら、解凍に失敗してべちゃべちゃ。歯ごたえがまだらでクソまずい。なのに500gも作ってしまった(冷凍ごぼうにんじんが団子状に固まってしまったから全量)でも、天ぷらにしてケチャップ添えたら子どもが喜んで食べてくれた。揚げ物は神だ。

冷凍ごぼうの料理の向き・不向き

冷凍ごぼうに向いた料理と不向きな料理には、以下のようなものが挙げられます。

【冷凍ごぼうに向いた料理】
・きんぴら
・炊き込みご飯
・汁物
・煮物

【冷凍ごぼうに不向きな料理】
・サラダ
・和え物


冷凍ごぼうに適しているのは、汁物や炒め物、炊き込みご飯などの加熱調理する料理です。きんぴらなどの炒め物にすると、解凍された時に出る水分がほどよく飛んで食感がよくなります。汁物や煮物、炊き込みご飯の具材に冷凍ごぼうを使った場合、ごぼうから出る旨味が他の具材に移って美味しく仕上がるうえに、流出した栄養素も無駄なく摂取することができます。

冷凍ごぼうは解凍する際に水分が流出して食感が悪くなるため、解凍してから作るサラダや和え物には向いていません。ただし、下茹でしてから冷凍したごぼうは解凍後も食感が変わりにくいため、サラダや和え物などにも活用することが可能です。

ごぼうを冷凍しても栄養価は低下しない

ごぼうを冷凍した場合、栄養価が大幅に低下することはありません。ごぼうには不溶性と水溶性の食物繊維やビタミン、マグネシウムやカリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。食物繊維やミネラルは冷凍することで減少することはありませんが、冷凍する前にごぼうを水に漬けたり茹でたりした場合、水溶性のビタミンなどが低下する原因に繋がります。

ごぼうを美味しく冷凍保存・解凍する方法は?

冷凍ごぼうを美味しく食べるには、正しい方法で冷凍と解凍をすることが重要です。ここでは、ごぼうを美味しく冷凍保存・解凍する方法を紹介します。

①ごぼうは下茹で・炒めて冷凍がおすすめ

ごぼうは以下のような手順で下茹でするか、炒めてから冷凍するのがおすすめです。

【下茹でしてから冷凍する方法】
1.ごぼうの土を落として皮を剥き、乱切りやささがき、千切りなどの調理しやすい大きさに切る
2.水を張ったボウルにごぼうを5分ほど漬け込み、アク抜きをする
3.鍋にごぼうと水を入れて加熱し、火が通るまで茹でる
4.ごぼうをザルに上げて冷ます
5.乱切りにした場合はそのまま密閉式の保存袋に入れて、空気を抜いて冷凍庫で保存する
6.ささがきやせんぎりにしたごぼうは、1食分ごとに分けてラップに包み、密閉式の保存袋に入れて冷凍庫で保存する

【炒めてから冷凍する方法】
1.ごぼうを油で炒める
2.1食分ごとに分けてラップに包んで空気を抜き、密閉式の保存袋に入れて冷凍庫で保存する


上記のように茹でたり炒めたりしてから冷凍した場合の保存期間は、いずれも3週間から1ヶ月程度です。下茹でして冷凍すると繊維が柔らかくなるため食感が損なわれず、調理の際に味も染みやすくなります。ごぼうを長時間水に漬けたり茹でたりすると栄養素が流出するうえに風味も落ちるため、短時間で水から引き上げてください。

上記の方法のほかに、炒めてから味付けしてきんぴらごぼうにするほか、下茹でした後に肉などの具材とともに密閉保存袋に入れて下味冷凍することも可能です。冷凍することを前提としてきんぴらごぼうを作る場合は、汁気を飛ばすようにして炒めましょう。

冷凍したきんぴらごぼうを解凍する際には、1食分あたり500wの電子レンジで1分程度加熱し、下味冷凍したごぼうは冷蔵庫で自然解凍してからフライパンで炒めて調理してください。

②生ごぼうで冷凍する際はアク抜きしよう

ごぼうを生のままで冷凍する場合は、以下のようにアク抜きをしてから行ってください。

1.ごぼうの土を落としてから皮を剥き、乱切りやささがき、千切りなどの好きな大きさに切る
2.水を張ったボウルにごぼうを漬け込み、アク抜きをしてから水から引き上げて水気を拭き取る
3.乱切りにしたものは直接密閉式の保存袋に入れて、空気を抜いて冷凍庫で保存する
4.ささがきや千切りのごぼうは1食分ごとに分けてラップに包み、密閉式の保存袋に入れて冷凍庫で保存する


ごぼうの土を取り除く際には、丸めたアルミホイルやたわし、包丁の背などを使うと綺麗に落とすことができます。ささがきや千切りにしたごぼうをそのまま密閉式の保存袋に入れて冷凍すると、ごぼう同士がくっついて取り出しにくくなるため、必ず1食分ずつラップに分けてから保存してください。

冷凍ごぼうは解凍せずにそのまま使おう

きんぴらごぼう以外のごぼうを冷凍して調理する場合は、解凍せずにそのまま使いましょう。冷凍ごぼうを電子レンジや常温で解凍すると変色するほか、水分が流出して食感が落ちる恐れがあります。冷凍ごぼうを凍ったままの状態でフライパンで炒めたり、鍋に投入して煮込んだりすると、食感が損なわれず栄養素の流出も抑えられます。

(*ごぼうの冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ごぼうは冷凍保存できる!正しい方法・期間や解凍のコツは?レシピのおすすめも紹介!

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