アニサキスの死骸を食べるのは平気?危険な場合もあるって本当?
アニサキスの死骸を食べるのは平気か知っていますか? 今回は、アニサキスの死骸を食べるのが問題ないかを、正しい殺し方や見つけ方とともに紹介します。生きたアニサキスを食べてしまった場合の症状や対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
生きたアニサキスを食べてしまったらどうなる?対処法は?
どんなに気をつけていても、刺身などの生魚を食べた時に誤ってアニサキスを食べてしまうことがあるかもしれません。生きたアニサキスを食べてしまった場合、起こる症状や対処法について説明します。
アニサキスを食べてしまった場合の症状
誤ってアニサキスを食べてしまいアニサキス症になった場合、以下のような症状が起こります。
・みぞおちの辺りに激しい痛みが起こる
・下腹部に激しい痛みが起こる
・下痢になる
・発熱する
・吐き気や嘔吐がある
・腸閉塞を起こすこともある
発症した場合、アニサキスの入り込んだ場所で症状の出る個所が違い、個別で症状の強さも変わります。しかし、アニサキスの入り込んだ場所が腸の方だと、胃に入り込んだ時よりも症状が遅く現れるだけでなく、酷い場合は腸閉塞や腸穿孔を起こすので入院が必要です。
症状が出たら早めに病院に行くのが確実
アニサキス症が疑われる場合、なるべく早く病院へ向かうことが大切です。病院に行かずともアニサキスが体内で死ねば自然治癒はできますが、アニサキスが体内で寿命を迎える4~5日後まで苦しむことになります。病院へ行き、内視鏡を使ってアニサキスを摘出してもらう方が確実です。
熱いお茶を飲むと良いという話もありますが、そもそもアニサキスが死滅する60度以上で1分以上の条件を満たすようなお茶の飲み方はできません。正露丸を飲むと良いという話に関しては、下痢や腹痛の対処療法になるだけです。病院へ行くまでの応急処置として使う分にはいいのですが、完全な治療法ではありません。
アニサキスの死骸を食べるのは問題ない
生魚を食べる時に一緒にアニサキスを食べてしまうと、アニサキス症という食中毒を起こして激しい腹痛に苦しみます。しかし、事前に加熱処理や冷凍することでアニサキスが死滅して、アニサキスの死骸を食べるのならば問題ありません。冷凍処理もしていない生魚を食べる時は、アニサキスに注意してください。