数の子の塩抜きを時短できる簡単な方法は?味付けのコツも紹介!
数の子の塩抜きを簡単に時短する方法を知っていますか?今回は、数の子の塩抜きを時短する方法・手順を、失敗しないコツや塩抜き後の味付けとともに紹介します。数の子の塩を抜き過ぎた場合の対処法やなぜ塩抜きが必要かについても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
続いての時短で塩抜きをするポイントは、温度を40℃以下に保つことです。40℃より高いと、塩分が抜けすぎる、卵のなかに熱がとおり食感が悪くなる、傷みやすいという失敗が起こります。
また、薄皮をはがすときに崩れるといった失敗も起こりやすくなります。おせちのように数の子の形を美しくしたいときは、薄皮を取り除く際に、形が崩れないよう、面倒であっても用意したぬるま湯が40℃を超えていないか確かめましょう。
③塩加減をこまめに確認する
合計3時間ほどで完了する時短の塩抜き方法ですが、時間に頼りすぎずこまめに味を見て、塩の抜け加減を確認しましょう。塩を抜きすぎてしまうとうまみが失われ、苦みやえぐみを感じやすくなるからです。
40℃の塩水に1時間浸し真水に交換してからは、放置せずときどき数の子を口に入れ、ほのかな塩味を感じるところで引きあげましょう。
数の子の塩抜きを時短するデメリットはある?
一晩かかる塩抜きが3時間に時短できる便利な方法ですが、デメリットはあるのでしょうか。料理に合った塩抜きの方法を選択できるようデメリットも紹介します。
通常の塩抜きと比べて味わい・食感が変わる
時短でできる塩抜き方法は、24時間かける従来の塩抜き方法に比べてうまみが抜けやすく、歯ごたえある食感とは変わります。塩抜きに時間がかけられず、3~4時間で済ませたいときや、ほかの食材と和えて数の子の食感が気にならない料理を作るときなどには、時短の塩抜きの方法で構わないでしょう。
通常の塩抜きと比べて味わいや食感が変わるといわれていますが、お店の料理のような出来栄えを求めなければ美味しく食べられるという声も上がっています。
Twitterの口コミ
数の子、時短で塩抜き、全然いける!!
通常の塩抜きの方法も把握しよう
通常の塩抜き方法を把握しておき、時間のあるときに従来の方法に挑戦するのもおすすめです。具体的な塩抜きの手順は以下を参考にしてください。
【方法・手順】
1.水1Lに塩小さじ1を加え塩水を作る
2.塩水に数の子200gを浸して8時間おく
3.同じ濃度で新しい塩水を作り、入れ替える
4.2~3の工程を好みの塩味になるまで3回ほど繰り返す
5.薄皮を剥いて塩水からあげる
長時間をかけて、ゆっくりと塩分を抜くのが従来の塩抜き方法です。時短方法では、1回目は40℃の塩水を使い、2回目からは真水を使用するのに対し、従来の方法では最後まで塩水を使います。当然、塩水に数の子の塩が溶け出すスピードは真水に比べて遅くなるので時間が必要です。しかし、時間をかけて塩を抜くとうまみが抜けにくく、食感も引き立ちます。
塩抜きをいつから始めるかですが、1回の塩抜きに8時間ほどかかるため、料理を始める前日の夜に開始し、翌朝2回目さらに昼過ぎに3回目の塩抜きをすると無理なく料理が進められるでしょう。また、塩抜きの間は数の子が傷まないように冷蔵庫に入れておきます。2回目、3回目以降の塩抜きではこまめに塩加減を確認しましょう。
数の子の塩を抜き過ぎた場合の対処法は?
時短の塩抜き方法は塩が抜けやすいために、塩が抜けすぎて味がしない、苦みやえぐみが強いといった失敗が起こりがちです。塩を抜きすぎてしまった場合の対処法を紹介します。
【対処法】
・塩抜き後の味付けを濃くする
・塩抜きに使った塩水よりも3倍ほど濃い塩水を作り、再び数の子を浸して冷蔵庫で1~2時おく
塩を抜きすぎてしまった場合、塩分を再び数の子に戻す方法を考えましょう。数の子の塩分が、塩分濃度の低い水に溶け出すのと同じように、浸かっている水の塩分濃度が数の子よりも高ければ水中の塩分は数の子へ戻ります。
しかし、何度もこの工程を繰り返しているとうまみはさらに失われてしまうので、塩を抜きすぎないようにこまめに味を確認するのが重要です。
(*数の子の塩抜きに失敗したときの対処法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
数の子の塩抜き後の味付けはめんつゆがおすすめ!
塩抜きをしたあとの数の子の味付けは、市販のめんつゆを使うと簡単に料理できます。色を付けたいときはめんつゆ、つけたくないときは白だしと使い分けるのがよいでしょう。
材料
・数の子:4本
・めんつゆまたは白だし:1/4カップ
・水:1/2カップ
・みりん:大さじ2
・かつお節:適量