メジマグロとは？味はまずい？旬や刺身など美味しい食べ方・レシピも紹介！

メジマグロに合う調理法や料理は、以下の通りです。

・刺身
・カルパッチョ
・たたき
・山かけ
・ぬた
・味噌汁

メジマグロは刺身で食べるほかに、カルパッチョにして野菜とともに盛り付けたり、刺身の切れ端を刻んで味噌や薬味と合わせてたたきにアレンジしたりするのもおすすめです。メジマグロの切り身にすりおろした山芋を乗せて山かけにする食べ方や、味噌や酢、砂糖で和えるぬたも人気です。メジマグロのあらを味噌汁に使うと、出汁が出て美味しくなります。

メジマグロを生刺身で食べる際に、食中毒の危険性はあるのでしょうか。メジマグロの寄生虫による食中毒のリスクがある食べ方や料理は、以下の通りです。

・刺身
・寿司
・カルパッチョ
・漬け
・たたき

生のメジマグロの体内には寄生虫が付着していることがあるため、メジマグロを上記のように調理して口にすると、体に悪影響を及ぼす恐れがあります。ここでは、メジマグロに寄生する代表的な寄生虫や誤って食べた場合の症状例、死滅させる方法について解説します。

アニサキスと呼ばれる寄生虫による食中毒の主な症状例は、以下の通りです。

・腸やみぞおちの痛み
・嘔吐

アニサキスが寄生している確率が高いメジマグロは天然物で、養殖魚にアニサキスが寄生している可能性は低いと言われています。これは、天然物の魚はアニサキスが潜むクジラやイルカの排泄物を食物連鎖によって取り込むことがあるのに対して、養殖魚は特定の餌を与えられて育成されているためです。

生きたアニサキスが付着したメジマグロを誤って口にすると、寄生虫が腸壁や胃壁に刺激を与えて上記のような症状を引き起こす恐れがあります。アニサキスは70℃以上で加熱するか、－20℃の環境で24時間以上冷凍すると死滅するのが特徴です。メジマグロを生刺身として食べる場合は、一度冷凍して解凍してから食べるとよいでしょう。

（＊アニサキスの見つけ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

メジマグロに寄生するクドアと呼ばれる寄生虫は、以下のような食中毒症状の原因となります。

・嘔吐
・腹痛
・下痢

クドアはアニサキスと違い、養殖物のメジマグロにも寄生する恐れがあるため、注意してください。生きたクドアを口にすると数時間後に上記のような症状を発症し、時間が経過すると症状が落ち着きます。

クドアを死滅させるには、75℃で5分以上加熱するか、－15℃から－20℃の環境において4時間以上冷凍する必要があります。加熱によって死滅させる際には、身の中心部分が75℃以上に達するまで十分に加熱しましょう。