牡蠣を食べてはいけない時期はある?Rがつく月が安全と言われる理由は?
牡蠣には食べてはいけない時期があると知っていますか?今回は、牡蠣の食べてはいけない時期は何月なのか、そう言われる理由とともに紹介します。牡蠣にあたることが多い・危ないとされてる時期や、逆に美味しい旬の時期についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 牡蠣にあたりやすい季節がある?食べてはいけない時期はいつ?
- 牡蠣にあたる原因・確率
- 昔の英語圏で牡蠣はRのつかない月(5〜8月)に食べてはいけないと言われていた
- 牡蠣を食べてはいけない時期が「Rのつかない月」と言われた理由は?
- ①産卵期を過ぎており水っぽい
- ②海水温が上昇しており食中毒の危険がある
- 現代では1年を通して牡蠣を安全に美味しく食べられる
- 実は現代でも牡蠣にあたる時期・危ない時期がある?
- 11月〜2月は牡蠣による食中毒の報告が多い
- 牡蠣を食べる上で他に注意すべき点はある?
- 牡蠣は食べ過ぎないようにしよう
- 牡蠣の美味しい旬の時期についても知っておこう
- マガキの旬|11月〜4月
- イワガキの旬|6月〜9月
- 現代では牡蠣を食べてはいけない・特に危ない時期はない
11月〜2月は牡蠣による食中毒の報告が多い
11月~2月は、ノロウイルスが原因の食中毒が流行する時期です。ノロウイルスは牡蠣やアサリなどを始めとした二枚貝に潜んでいることが多く、この時期には牡蠣にあたったという報告が多くなります。しかし、真牡蠣の旬が同じ時期であるため、ただ牡蠣を食べる人が多いだけという説もあります。
牡蠣を食べる上で他に注意すべき点はある?
ここまでは牡蠣を避けた方が良い時期を紹介しましたが、実は他にも牡蠣を食べる際に注意すべきポイントがあります。牡蠣を楽しく食べるためにも、以下のポイントを注意してみてください。
牡蠣は食べ過ぎないようにしよう
牡蠣は海のミルクと呼ばれるほど栄養が豊富な海の幸ですが、食べ過ぎると体調が悪化する可能性があります。例えばプリン体の摂り過ぎによる痛風や、亜鉛の過剰摂取による頭痛やめまいなどの発症です。牡蠣は成人男性の場合は1日に4~5個、成人女性の場合は3~4個程度が理想的な摂取量です。
(*牡蠣の食べ過ぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
牡蠣の美味しい旬の時期についても知っておこう
牡蠣は岩牡蠣と真牡蠣で旬の時期が異なり、旬な時期ほど栄養も豊富に含まれています。ここからは、それぞれの牡蠣を美味しく食べられる旬の時期を紹介します。
マガキの旬|11月〜4月
真牡蠣の旬は11月~4月で、秋~冬にかけてが産卵期になるため、1年の中で栄養が1番たくさん含まれている時期です。日本の市場に流通している真牡蠣は、ほぼ100%が養殖だと言われていますが、養殖技術の発展により安定して美味しい牡蠣を供給し続けています。
イワガキの旬|6月〜9月
岩牡蠣の旬は真牡蠣とは真逆の夏場で、産卵を長期間かけて行うため、夏の水温が高い海でも味が落ちることなく育ちます。身と殻が大きく成長するのが特徴的で、真牡蠣よりもボリューミーです。また岩牡蠣には、養殖物と天然物の2種類が存在します。
(*牡蠣の旬について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
現代では牡蠣を食べてはいけない・特に危ない時期はない
保冷技術や検査技術の進化により、現代では1年を通して牡蠣を安全に美味しく食べることができます。食べ過ぎには注意しながら、真牡蠣は冬に岩牡蠣は夏の旬な時期にぜひ食べてみてください。