もち米と白米を一緒に炊く方法は?水の加減・分量や浸ける時間など解説!
もち米と白米(うるち米)を一緒に炊く方法を知っていますか?今回は、もち米と白米を一緒に炊くメリットや、<水加減&水分量・浸水時間・混ぜる割合>を一緒に炊く方法・手順とともに紹介します。もち米だけのおこわの<水加減&水分量・浸水時間>も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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もち米と白米(うるち米)を一緒に炊く時のコツを知りたい…
もち米は粘り気と弾力のある食感を持つお米で、赤飯やおこわなどを炊く時や餅作りの際に欠かせない食材です。もち米と白米を一緒に炊いたご飯は、もち米の特徴が生かされ、白米だけで炊くよりも美味しいと感じる人もいるかもしれません。今回は、もち米と白米を一緒に炊く方法やコツを紹介します。
もち米と白米を一緒に炊く・混ぜて炊くメリットは?
白米に比べてもち米の消費量は少ないという人は多いかもしれませんが、もち米と白米を一緒に炊くことで、もち米を活用するのも良いでしょう。ここでは、もち米と白米を一緒に炊くメリットについて解説します。
①ツヤが出る
もち米と白米を一緒に炊いたご飯はツヤが出ますが、これはもち米に含まれるアミロペクチンというでんぷんが、水分を抱き込み離さない性質を持っているからです。白米にもアミロペクチンは含まれるものの、もち米よりも含まれる割合が少ないため、もち米を混ぜて炊いた方がよりツヤが出る炊き上がりになります。
古い米になるほど米が持つ水分量は少なくなりますが、古米にもち米を混ぜて炊くと水分量が増えツヤのあるご飯を炊くことができるのでおすすめです。
②パサつかない・もちもちになる
前述したアミロペクチンというでんぷんは、粘り気を出し弾力のある食感を生み出すため、もち米と白米を一緒に炊くとパサつかずもちもちになります。アミロペクチンの含有量が多いほど粘り気が出るので、もち米と白米の混ぜる割合を変えることで、好みの食感のご飯を炊くことができます。
③時間が経って美味しく食べられる
もち米と白米を一緒に炊いたご飯は、時間が経っても美味しく食べられます。白米のみの場合は固くなりがちですが、その理由として白米はアミロペクチンの他にアミロースというでんぷんを含んでおり、時間が経つと老化し固くなる性質を持つからです。
水分を逃がしにくい性質を持つもち米と白米を一緒に炊くことで、白米のみの場合よりも水分量が増えて冷めても美味しいご飯になります。そのためお弁当に活用するほか、冷凍保存後に温めて食べるのもおすすめです。
もち米と白米を一緒に炊く・混ぜて炊く時の水加減などのコツは?
もち米と白米を一緒に炊く際に、水加減をどのようにしたら良いのか分からない人は多いです。ここでは水加減に加えもち米と白米の美味しい割合や、浸水時間についての解説をします。
①水加減は少なめにする【水の分量の計算式あり】
もち米を炊く際は白米よりも少なめの水加減で良く、白米1合あたり200㏄に対して、もち米は1合あたり150㏄ほどが適量です。もち米は白米に比べて吸水性が高く、水量を多くしてしまうと水っぽい仕上がりになってしまうため注意が必要です。
もち米と白米では適切な水量が異なることから、もち米と白米を一緒に炊く際の水加減を、どの程度にすれば良いか悩む人は以下の計算式を参考にしてください。
白米= Ag もち米= Bg の時
※A+B=200g(1合)
必要な水の分量=200×(A/A+B)+150×(B/A+B)
②もち米:白米=1:9の割合がおすすめ
もち米と白米を一緒に炊く際の割合は1:9がおすすめですが、割合の違いで以下のような特徴があります。
・1:9 粘度が少し高いが白米の味が強い
・2:8 もち米の食感を十分に感じられる
・3:7 おこわのようなもち米の香りと食感がある
1:9の割合はもち米ならではの粘度や水分量が少し上がりますが、あまり主張し過ぎないので、白米を美味しく食べたい場合におすすめの割合です。白米のみで炊いたものと比べると、ツヤがあり粘り気のある食感を感じられます。
3:7になるともち米の割合が高くなり、見た目や香りからでももち米が混ざっていることが分かり、弾力性も上がりもちもちとした食感になります。