じゃがいもの断面・中の茶色いのは腐ってる?輪っか・斑点があっても食べれる?
【アムザ農業部監修】じゃがいもの中身が茶色いのは腐っているのでしょうか?断面に輪っか・斑点があっても食べれるのか気になりますね。今回は、じゃがいもの中身・断面の茶色い変色や〈輪っか・斑点・空洞〉の状態は腐っているのかを〈切った後・加熱後〉別に原因とともに紹介します。中身・断面が茶色のじゃがいもを避ける方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- じゃがいもの中身・断面が茶色く変色してる…。輪っか・線・斑点は腐ってる?
- じゃがいもの中身・断面が茶色なのは腐っていない場合が多い
- じゃがいもの中身・断面の茶色い変色や斑点・輪っかの原因は?食べれるの?
- ①中身が元から茶色い変色や斑点・輪っかがあるのは成長過程に問題があったため
- ②切った後の断面が茶色・黒に変色したのは酸化したため
- ③腐敗による変色の場合もある
- 中身・断面が茶色のじゃがいもを避けるには?選ぶ時のポイントはある?
- じゃがいもの選び方のポイント
- じゃがいもの正しい保存方法も知っておこう
- じゃがいもの中身・断面が茶色でも気にならないレシピを紹介!
- ①チーズのじゃがいもガレット
- ②本格ジャーマンポテト
- ③ハッシュドポテト
- じゃがいもの中身や断面が茶色の場合は腐っているわけではない
中身・断面が茶色のじゃがいもを避けるためには、美味しいじゃがいもの見極め方を知ってくのが大切です。じゃがいもを選ぶ時のポイントと正しい保存方法について解説します。
じゃがいもの選び方のポイント
スーパーで美味しいじゃがいもを選ぶときは、見た目や重さに注目して選びましょう。じゃがいもを選ぶ時のポイントは以下の通りです。
・芽が出ていないもの
・皮が変色していないもの
・表面に傷がないもの
・ふっくらとして重いもの
・大き過ぎないもの
じゃがいもの芽や緑色に変色した皮にはソラニンやチャコニンといった天然毒素が多く含まれているため、腹痛やめまいを引き起こす原因になります。表面に傷があるものは水分や栄養素が抜けてしまい通常より早く萎びてしまうので、傷のないものを選びましょう。また、じゃがいもを手に持った時にずっしりと重みを感じるものは、水分量が多くみずみずしい証拠です。
じゃがいもに空洞ができる原因は様々ですが、比較的サイズの大きいものにできやすいため、ほかのものと比べて特に大きすぎるものは避けるようにしましょう。
土田彩加
アムザ農業部
収穫後の保管の状態でも室温や湿度でも中が空洞になってしまったり、変色することが多い様です。
じゃがいもの正しい保存方法も知っておこう
美味しいじゃがいもを選べても、保存方法が間違っていると芽が出てしまったり皮の部分が緑色に変色したりします。じゃがいもを美味しく保存するためのポイントは、以下の通りです。
・冷暗所で保存する
・風通しの良い場所で保存する
じゃがいもは光に当たると芽が出たり皮が緑色に変色したりするので、日光や蛍光灯の光が当たらないところに置きます。新聞紙などに包み風通しの良い冷暗所で保存することで、長期保存が可能です。ただし、じゃがいもは高温多湿の環境に置くと傷みやすくなるため、夏場は冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
冷蔵庫の冷蔵室は温度が低いので、野菜室で保存してください。乾燥しやすいので、そのまま入れるのではなく新聞紙などに包み袋に入れて保存します。じゃがいもは水分を多く含んでいるため、生のまま冷凍保存すると水分が抜けて乾燥した状態になってしまいます。冷凍したいときは、マッシュポテトにするのがおすすめです。
(*じゃがいもの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
じゃがいもの中身・断面が茶色でも気にならないレシピを紹介!
じゃがいもの中身・断面が茶色く変色していたり茶色い輪っかがあったりする時は、色が目立たないような料理に調理するとよいでしょう。じゃがいもの変色が目立たず、気にしなくても大丈夫なレシピを紹介します。
①チーズのじゃがいもガレット
千切りにしたじゃがいもをオリーブオイルで焼いた、おやつやおつまみに最適な一品です。材料が少なく、じゃがいもを水にさらす必要も無いので、簡単に作れます。じゃがいもの上にそのほかの野菜を乗せて焼くと、変色が目立ちにくくなります。
②本格ジャーマンポテト
にんにくの風味が食欲をそそる、本格的なジャーマンポテトのレシピです。茶色く変色しているじゃがいもを使っても、焼き目の色で目立ちにくくなります。