牡蠣に潜む寄生虫は?アニサキスはいる?赤い虫の正体や対処法も紹介!

牡蠣に寄生虫『アニサキス』はいるのでしょうか?赤いむしは危険のでしょうか。そこで今回は、牡蠣に<アニサキス>がいる確率や<ゴカイ>と呼ばれる赤い虫は食べても良いのか、またゴカイとは何かを紹介します。牡蠣であたる原因や症状・対処法も紹介するので参考にして下さい。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. 牡蠣に寄生虫『アニサキス』はいる?いない?対処法は?
  2. 牡蠣にアニサキスのいる確率はかなり低い
  3. 牡蠣にアニサキスがいても加熱・冷凍すれば問題ない
  4. 牡蠣にいる寄生虫の種類は?赤い・白い虫は食べても大丈夫?
  5. ゴカイ
  6. ギムノファロイデス(韓国産の牡蠣)
  7. 牡蠣であたるのはなぜ?アニサキスが原因ではない?症状は?
  8. ①ノロウイルス・腸炎ビブリオ
  9. ②貝毒
  10. ③アレルギー
  11. 牡蠣にアニサキスがいる確率は少ないがあたらないように注意しよう

①ノロウイルス・腸炎ビブリオ

牡蠣にあたる理由として一番多いのがノロウイルス・腸炎ビブリオで、症状は以下の通りです。

【ノロウイルス】
・嘔吐
・下痢
・腹痛

【腸炎ビブリオ】
・激しい下痢
・腹痛
・発熱
・嘔吐


ノロウィルスは、年間を通して発生しますが11月から3月がピークです。腸炎ビブリオは夏場だと8月から9月がピークになります。近年では冬場でも温かい海域で獲れた水産物が流通している場合もあり、12月や1月に発生している事例もあります。

②貝毒

貝毒は主に二種類あり麻痺性貝毒と下痢性貝毒があり、症状は以下の通りです。

【麻痺性貝毒】
・舌、唇、顔面の痺れ

【下痢性貝毒】
・下痢
・嘔吐
・腹痛

麻痺性貝毒は水溶性の神経毒で、高い毒性の成分はフグ毒に匹敵する毒力をもち、神経筋肉系を強力に麻痺させます。症状としては舌、唇、顔面が痺れ、やがて全身に広がっていき重症の場合、体が思うように動かなくなります。

下痢性貝毒は脂溶性で、消化器官に障害を引き起こすのです。熱に強く、加熱してもなくなりません。貝毒とは、主に二枚貝(アサリ、カキなど)が毒を持った植物プランクトンを餌として食べることで体内に毒を蓄積させる現象のことをいいます。 また、蓄積する毒そのものや、その毒による人の食中毒症状のことを貝毒と呼ぶ場合もあります。

③アレルギー

アレルギーがある人は以下のような症状が出る事があります。

・嘔吐
・腹痛
・下痢


症状は食中毒とよく似ていますがこれらの症状の他に蕁麻疹・喉の痒み・発疹・呼吸器障害などアレルギー症状が出る事があります。牡蠣アレルギーが起こる主な原因は「トロポミオン」という成分です。最悪の場合、生命に関わるアナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあるため注意が必要です。これらの場合はすぐに救急車を呼びましょう。

牡蠣にアニサキスがいる確率は少ないがあたらないように注意しよう

これまで紹介してきたように牡蠣にアニサキスがいる確率は低いですが、他の原因となるノロウイルスや貝毒、アレルギーなどがありました。また、ゴカイは食べても害はないことも紹介しましたが食べる前に目視をしてゴカイなどがいないかチェックしましょう。当たらないように牡蠣を食べる前には冷凍と、しっかりとした加熱が重要です。

関連する記事