鮭に寄生虫アニサキスはいる?確率・症状は?加熱・冷凍で駆除できる?
鮭に寄生虫「アニサキス」がいるかどうか知っていますか?今回は、鮭に寄生する〈アニサキス・吸葉条虫〉といった寄生虫の特徴や食中毒の症状・発症までの時間を、〈冷凍・加熱・見分け方〉といったアニサキス対策とともに紹介します。鮭に寄生したアニサキスを食べてしまった時にするべき行動も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 鮭にはアニサキスなどの寄生虫はいる?確率はどれくらい?
- 鮭にはアニサキスと吸葉条虫が寄生している可能性がある
- 寄生虫のいやすい鮭の危険な食べ方
- 一方で、スーパーの刺身用の鮭に寄生虫がいる可能性は限りなく低い
- 鮭に寄生するアニサキスと吸葉条虫って何?
- アニサキスの特徴
- 吸葉条虫の特徴
- アニサキスによる食中毒症状
- 食中毒発症までの時間
- 鮭を食べる時のアニサキス対策や見分け方は?見つけたら捨てるべき?
- 対策①目視でアニサキスを取り除く
- 対策②冷凍処理を行う
- 対策③焼く・加熱処理を行えば食べても大丈夫
- 対策④養殖の鮭・サーモンを選ぶ
- 対策⑤早めに内臓・肝臓を取り除く
- 電子レンジでの加熱処理は生焼けの可能性があるので避けよう
- 鮭に寄生したアニサキスを食べてしまったら?
- 重症化する前にアニサキスを病院で抜いてもらおう
- アニサキスアレルギーの場合は薬をもらおう
- 鮭に潜む寄生虫「アニサキス」に注意しよう
鮭に寄生したアニサキスを食べてしまったら?
出典: @iruchan0315
アニサキスに気をつけていても細い糸のような見た目なので、気づかずに食べてしまうことがあります。ここでは、鮭に寄生していたアニサキスを食べてしまった場合、どのように対処すればよいのか説明します。
重症化する前にアニサキスを病院で抜いてもらおう
アニサキスに寄生された鮭の刺身を食べると、数時間後にみぞおちの激しい痛みや嘔吐などの症状が現れます。無症状の人もいますが、アレルギー反応によって強い痛みや蕁麻疹が出る人もいるので、鮭を食べた後に体調が悪化したら病院でアニサキスを抜いてもらいましょう。
アニサキスを抜く処置は一般的に内視鏡で処置されますが、まれに腸に食いつくことがあり、腹膜炎や腸閉塞などの重篤な症状を起こすことがあります。その場合は、内視鏡では処置できないため、外科的な処置に切り替えることもあるようです。
(*アニサキスの治療方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
アニサキスアレルギーの場合は薬をもらおう
アニサキスに感染した経験がある人が再感染すると、アニサキスアレルギーが起こる可能性があります。アレルギー反応が重篤な場合、アナフィラキシーショックによって生命の危険に関わることがあるため、早めに病院を受診し抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を処方してもらう必要があります。
鮭に潜む寄生虫「アニサキス」に注意しよう
アニサキスは魚の内臓や身の部分に寄生し、生きたまま人間の体内に入ると、アニサキス症と呼ばれる重篤な症状を引き起こします。一度も冷凍されず、加熱していない刺身を食べる時は、アニサキスがいないか確認することが重要です。正しくアニサキス対策をして、安全に美味しい鮭を食べましょう。