フダンソウとは?栄養・味は?あく抜きの仕方〜食べ方・レシピのおすすめも紹介!

フダンソウとはどんな野菜か知っていますか?今回は、フダンソウの〈味・栄養価・効能〉など特徴を、あく抜きの仕方〜〈生サラダ・煮物〉など食べ方のおすすめと紹介します。〈おひたし・味噌汁〉など、フダンソウを使った人気&簡単レシピについても紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. フダンソウとは?どんな野菜?
  2. フダンソウの味わい・原産地など特徴
  3. フダンソウの種類
  4. フダンソウの名前の由来と別名
  5. フダンソウの栄養価・効能は?
  6. ①カリウム
  7. ②ビタミンE
  8. ③βカロテン
  9. ④鉄分
  10. ⑤食物繊維
  11. フダンソウの食べ方は生でもOK?あく抜きが必要?
  12. フダンソウは茹でてあく抜きする必要がある
  13. フダンソウの若葉なら水に浸せば生サラダでも食べられる
  14. フダンソウの生食以外で相性の良い調理法・料理
  15. フダンソウを使った人気&簡単レシピ8選!
  16. ①胡麻和え
  17. ②おひたし
  18. ③豚肉とフダンソウの煮物
  19. ④フダンソウの味噌汁
  20. ⑤フダンソウのグリーンスムージー 
  21. ⑥フダンソウのバター炒め
  22. ⑦フダンソウのナムル
  23. ⑧ペペロンチーノパスタ
  24. フダンソウの保存方法・日持ちは?
  25. フダンソウをすぐ食べる場合は冷蔵保存でOK
  26. フダンソウを長期保存したい時は冷凍しよう
  27. フダンソウの栽培もできる?育て方は?
  28. 栽培方法
  29. 害虫対策・農薬
  30. 収穫の仕方
  31. フダンソウを美味しく食べよう

フダンソウとは?どんな野菜?

フダンソウはカラフルな色を持った野菜で、近年よく見かけるようになっていますが、どんな野菜なのでしょうか。今回はフダンソウの特徴や栄養、おすすめのレシピや保存方法を紹介します。

フダンソウの味わい・原産地など特徴

フダンソウは比較的くせがなく、ほうれん草によく似た味わいが特徴です。特に若葉の時期は食べやすく、葉も柔らかくて美味しいです。葉が大きくなると、独特の苦みや青臭さも感じられます。原産地は地中海地方で、古くから西洋ではよく食べられていた野菜です。

フランス料理などにも使われることが多く、バターなどの乳製品ともよく合います。日本には16~17世紀ごろに伝来し、よりカラフルな色を持った品種が明治期以降に広まったようです。

フダンソウの種類

フダンソウにはいくつかの種類があり、以下が代表的な種類です。

・小葉種
・白茎種
・スイスチャード


フダンソウには古くから日本で栽培されてきた小葉種や、茎が白くて葉が緑色の白茎種などがあります。小葉種はほうれん草などによく似た品種で、茎が細く葉も小さい野菜です。くせも少なく食べやすく、柔らかい食感でおひたしなどにしても美味しいです。白茎種は西洋から伝来し、現在最も多く栽培されている品種で、スーパーなどでも見かけることがあります。

葉が縮れ、茎は太くてやや平たい形をしています。スイスチャードは白茎種の茎がカラフルな色をしている品種で、葉脈にも色がついているので綺麗です。葉の形や茎の太さなどは白茎種とほとんど同じで、味わいもよく似ています。オレンジや黄色、赤などの色を持っていて綺麗で、色々な料理に取り入れられています。

フダンソウの名前の由来と別名

フダンソウは常に収穫できることから、絶えることがない「不断」の野菜という意味が名前の由来です。年中通して収穫しやすく、育てやすい野菜です。フダンソウのほか、「うまい菜」や「いつも菜」、「常菜」などの別名も持っています。フダンソウは沖縄でもなじみ深く、沖縄の方言では「ンスナバー」と呼ばれています。

(*フダンソウ(スイスチャード)の味わい・食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

スイスチャードの味は?生食はまずい?美味しい食べ方・人気レシピも紹介!

フダンソウの栄養価・効能は?

カロリー19kcal
水分92.2g
タンパク質2.0g
糖質0.4g
脂質0.1g

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)

フダンソウはくせのない野菜ですが、栄養価はあるのでしょうか。生のフダンソウに含まれるカロリーは100gあたり19kcalと低く、タンパク質や糖質もありますが、水分が多いです。ここでは、フダンソウに含まれている栄養成分について紹介します。

①カリウム

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
1200mg 2500mg 48%

フダンソウにはカリウムが多く含まれていて、その量は1日の摂取量の目安の約半分にも及びます。カリウムは体内の余分なナトリウムと結合し、体外へ排出する働きを持つ栄養成分です。塩分濃度を調節するため、血圧を調節し、高血圧予防などに効果的です。体内の水分量の調節にもかかわる栄養で、むくみの防止にも役立ちます。

フダンソウに含まれるカリウム量は、ほうれん草の2倍近くあると言われ、葉物野菜の中ではトップクラスの含有量です。(※2)

②ビタミンE

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
1.7mg 6mg 28%

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