フダンソウとは?栄養・味は?あく抜きの仕方〜食べ方・レシピのおすすめも紹介!
フダンソウとはどんな野菜か知っていますか?今回は、フダンソウの〈味・栄養価・効能〉など特徴を、あく抜きの仕方〜〈生サラダ・煮物〉など食べ方のおすすめと紹介します。〈おひたし・味噌汁〉など、フダンソウを使った人気&簡単レシピについても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- フダンソウとは?どんな野菜?
- フダンソウの味わい・原産地など特徴
- フダンソウの種類
- フダンソウの名前の由来と別名
- フダンソウの栄養価・効能は?
- ①カリウム
- ②ビタミンE
- ③βカロテン
- ④鉄分
- ⑤食物繊維
- フダンソウの食べ方は生でもOK?あく抜きが必要?
- フダンソウは茹でてあく抜きする必要がある
- フダンソウの若葉なら水に浸せば生サラダでも食べられる
- フダンソウの生食以外で相性の良い調理法・料理
- フダンソウを使った人気&簡単レシピ8選!
- ①胡麻和え
- ②おひたし
- ③豚肉とフダンソウの煮物
- ④フダンソウの味噌汁
- ⑤フダンソウのグリーンスムージー
- ⑥フダンソウのバター炒め
- ⑦フダンソウのナムル
- ⑧ペペロンチーノパスタ
- フダンソウの保存方法・日持ちは?
- フダンソウをすぐ食べる場合は冷蔵保存でOK
- フダンソウを長期保存したい時は冷凍しよう
- フダンソウの栽培もできる?育て方は?
- 栽培方法
- 害虫対策・農薬
- 収穫の仕方
- フダンソウを美味しく食べよう
フダンソウに多く含まれているビタミンEは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンの1つです。抗酸化作用に優れ、体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐのに役立ちます。老化防止や、がん予防などの効果が期待できる栄養素で、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防にも効果的です。(※3)
③βカロテン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
3700μg | 9600~10800μg | 39% |
フダンソウはβカロテンの含有量も高く、抗がん作用や免疫の活性化などをサポートします。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、髪の健康や皮膚、粘膜の健康維持にも役立つ栄養素です。βカロテン単独の摂取量の目安は明確には示されていませんが、仮に必要なビタミンAの摂取量をのみで補う場合、1日に必要な摂取量はおよそ9600~10800μgです。
フダンソウ100gには、この約40%近い量が含まれているので、効果的にβカロテンを摂取することができます。(※4)
④鉄分
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
3.6mg | 7.5mg | 48% |
フダンソウには鉄分も多く含まれているので、貧血防止などにも効果的です。フダンソウ100g当たりに含まれている鉄分の量は、1日に必要な鉄分摂取量の約半分にも及びます。鉄分が不足すると疲労感が増し、貧血なども起こしやすくなります。特に女性が不足しやすい栄養素なので、積極的にフダンソウを食べて鉄分を補うのがおすすめです。(※5)
⑤食物繊維
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
3.3g | 21g以上 | 16% |
フダンソウは食物繊維も多い野菜で、便秘の改善や腸内環境の改善にも役立ちます。食物繊維は食べ物の消化吸収の速度をゆっくりにしてくれるので、急激な血糖値の上昇を抑えるのにも効果的です。血中のコレステロールの低下にも効果的な栄養素で、フダンソウを食べることで生活習慣病の予防にもつながります。(※6)
フダンソウの食べ方は生でもOK?あく抜きが必要?
フダンソウは栄養価も高く、季節を問わずに手に入りやすい野菜ですが、どのように食べればよいのでしょうか。ここでは、フダンソウの基本的な食べ方やあく抜きなどについて紹介します。
フダンソウは茹でてあく抜きする必要がある
フダンソウを食べる時は、加熱してあく抜きをする必要があります。
【茹でる場合】
1.鍋に湯を沸かし、少量の塩を加える
2.洗ったフダンソウを茎から鍋に入れる
3.茎がしんなりしたら葉も入れて湯がく
4.1分~1分半程度加熱したら水にさらす
【電子レンジで加熱する場合】
1.よく洗ったフダンソウは水がついたままラップで包む
2.電子レンジで約2分程度加熱する
3.水にさらしてから、よく水気を絞る
フダンソウは料理する前に加熱して、あく抜きをする必要があります。鍋で茹でる場合は、沸騰したお湯で下茹でし、水にさらしてあく抜きをします。この時、全体の火の通り方が均一になるように茎から先に加熱するのがポイントです。葉は火が通りやすいので、1分程度加熱してすぐに水にさらして冷まします。
電子レンジを使ってあく抜きをする場合は、水を浸けたままラップに包んで加熱するだけです。全体がしんなりしたら茹でる時と同じように水にさらしてあく抜きをします。どちらも、フダンソウが冷めたら水気を絞って調理してください。
フダンソウの若葉なら水に浸せば生サラダでも食べられる
フダンソウは加熱してあく抜きをする必要がありますが、葉の柔らかい若葉の状態では生のままサラダでも食べられます。サラダにする際は、食べやすいサイズに切った後、水にさらしてあく抜きをします。あく抜きをせずにサラダにしたフダンソウはくせが強く、渋みや苦みも感じやすいので美味しく仕上がりません。
フダンソウの生食以外で相性の良い調理法・料理
フダンソウは生食以外にも、以下のような料理で味わえます。
・おひたし
・炒め物
・和え物
フダンソウは下茹でをしてあく抜きをすれば、食べやすく、色々な料理で楽しめます。おひたしや和え物など、シンプルな料理でも美味しいです。また、炒め物とも相性が良く、油を合わせた調理はフダンソウの甘みが引き立ちます。フダンソウには苦みやえぐみの元となるシュウ酸も含まれていますが、先に下茹でをしておけば気になりません。