オレンジの漢字「甘橙」の由来・意味は?読み方や他の果物の漢字も紹介!

オレンジを漢字でどう書くか知っていますか?今回は、オレンジの漢字「甘橙」の由来や、読み方などについて紹介します。〈バナナ・ぶどう〉など、オレンジ以外の難読漢字の果物も由来と合わせて紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. オレンジは漢字でどう書くの?由来は?
  2. オレンジの漢字「甘橙」の由来
  3. 「オレンジ色」の名前の由来は「果物のオレンジ」
  4. オレンジの漢字が果物と色で読み方は同じでも違う理由は?
  5. 色の橙色はオレンジではなくダイダイが由来
  6. オレンジ以外の果物の難読漢字は他にある?
  7. ①バナナ:甘蕉
  8. ②ぶどう:葡萄
  9. ③さくらんぼ:桜桃
  10. オレンジの漢字「甘橙」を覚えておこう

オレンジは漢字でどう書くの?由来は?

普段からカタカナで慣れ親しんでいるオレンジですが、漢字の書き方を知る人は多くありません。また、オレンジを漢字で表現するようになった由来はあるのでしょうか。ここではオレンジを漢字を書く場合の書き方や由来と、オレンジ色の名前の由来を詳しく解説します。

オレンジの漢字「甘橙」の由来

オレンジは漢字で甘橙と書きますが、柑橘類の中でも甘味が目立つため、「甘」と柑橘類を連想させる「橙」を組み合わせたことが由来になっているようです。なお、オレンジと同じ柑橘類の橙の読み方は「だいだい」ですが、橙色と書くとオレンジ色とも読みます。

「オレンジ色」の名前の由来は「果物のオレンジ」

色を表現するときにオレンジ色と言いますが、名前の由来は果物のオレンジです。本来、スペイン語でオレンジの木を指す「naranja」がオレンジの語源とされています。この単語を使い慣れるうちに最初の「n」を発音をしなくなり、「orange」の単語が作られました。

そして16世紀前半の頃には「orange」は果物のみを意味するのではなく、現代のようにオレンジ色と表現するようになったようです。

オレンジの漢字が果物と色で読み方は同じでも違う理由は?

甘橙や橙色の橙はオレンジと読めますが、読み方は同じでも意味は異なります。読み方は同じでも意味が違うのは理由があるのでしょうか。ここでは、オレンジの漢字が果物と色で意味が異なる理由を詳しく解説します。

色の橙色はオレンジではなくダイダイが由来

色を表現するときに使う橙色は、オレンジと同じ柑橘類のダイダイが由来です。オレンジの木が語源になったオレンジ色とは異なり、ダイダイの熟した果皮の色から橙色と呼ばれるようになりました。オレンジ色と橙色はそれぞれ由来は違いますが、日本の国家規格であるJISにおいては同色として扱われています。

オレンジ以外の果物の難読漢字は他にある?

オレンジは種類によって漢字を使う由来や意味が異なりますが、他の果物も漢字を使ったり意味があったりするのでしょうか。ここでは、オレンジの他に読み方が難しい身近な果物を3つ詳しく解説します。

①バナナ:甘蕉

バナナは甘蕉(かんしょう)と漢字で書くことができます。甘蕉は中国が由来の漢名で、日本にどのように伝わったのか定かではありません。ただ、バナナが甘い果物であることと、バナナに似た花や果実をつける芭蕉(ばしょう)が関係しているようです。なお、バナナは甘蕉の他に、芭蕉や実芭蕉(みばしょう)と漢字で表現することもできます。

②ぶどう:葡萄

ぶどうの漢字は、ペルシャ帝国のフェルガナ地方で栽培していたブーダウと呼ぶ品種が由来になっています。そして中国から漢語として日本に伝わり、中国語の読み方がブーダウに当てられ、ぶどうと読むようになりました。日本に漢語として葡萄が伝わった際は、ぶどうと熱したエビの色が似ていることから、エビと読むこともあったようです。

③さくらんぼ:桜桃

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