あら汁とは?潮汁と違いは?魚の種類やあらは食べるのかを紹介!
あら汁・潮汁とは何か知っていますか?なんの魚の種類が使われているのでしょうか?今回は、あら汁の「あら」とは何かや潮汁との違いを、あらを食べるか否かとともに紹介します。さらに簡単で美味しいあら汁の作り方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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あら汁とは?あらは食べる?なんの魚の種類が使われる?
和食でよく耳にするあら汁とはどのような汁物なのでしょうか。ここではあら汁とはどのような料理か、使う魚の種類とは何か、さらにあらは食べるか否かといったあら汁に関する疑問を解消します。
あら汁とは魚の否可食部「あら」を使った汁物料理
あら汁の「あら」とは魚を上身と下身、中骨の3枚におろした後に残る頭や骨、尾の部分などを指します。この魚のあらを椀種に用いた汁料理があら汁です。味付けには主に味噌を使いますが、酒かすや醤油、塩などを使うこともあります。あら汁に使う魚や調味料は、地域によって違いの出る郷土食です。
あら汁に使われることが多い魚の種類
あら汁に使われることが多い魚の種類は以下の通りです。
・鯛
・ブリ
・金目鯛
・マグロ
・サバ
・鮭
・鱈
・カンパチ
・カサゴ
・イナダ
・カワハギ
・メバル
・マゴチ
・ハゼ
あら汁にはどんな魚でも使うことができますが、上品なだしや味わいを楽しめる鯛は人気があります。またあら汁は魚の種類によって汁物の呼び名が異なることも特徴です。サバは船場汁、鮭と酒かすで三平汁、タラのあらと肝でじゃっぱ汁と呼ばれ、郷土料理としても親しまれます。
あら汁の「あら」を食べるか否かは自由
あらの部分を食べるか否かの食べ方については特に決まりはありません。状況に合わせて好みで食べましょう。和食の会席で骨を口に入れてしまった場合は、懐紙を使うと口元を隠すことに使えて、出した骨の目隠しとなります。
潮汁とは?あら汁との違いはある?
日本料理では潮汁も伝統的な汁物ですが、あら汁とはどのように違うのでしょうか。ここでは潮汁の特徴やあら汁と違うポイントを説明します。
潮汁とは貝・魚を使って出汁をとって作った汁物
あら汁と混同されるのが潮汁です。潮汁では貝類や魚の身も使い、煮出した旨みを味わう澄んだ汁をさします。だしの相乗効果で昆布を用いることもあります。潮汁でははまぐりやあさり、鯛を使ったものが日本料理の定番です。
あら汁と潮汁の違い
あら汁と潮汁の違いは以下の通りです。
【あら汁】
・食材:魚
・使用部分:あらだけ
・汁の状態:不透明
・調味:味噌や酒かすなど
【潮汁】
・食材:貝、魚
・使用部分:身、あら
・汁の状態:澄んで透明
・調味:塩や少量の醤油
あらからとっただしと味噌などで調味したあら汁に対して、潮汁はあら以外に魚や貝の身の部分も用いて、汁を濁さず作ります。澄んだ汁をいただく潮汁では、魚の臭みが移らないことが重要となるため、あら汁に比べてより丁寧な下処理やアク取りが必要です。
あら汁の作り方は?下処理が重要?
ここではあらの下処理の手順や、味噌味のあら汁の作り方を説明します。材料や手順は以下の通りです。あら汁を調理する際の素朴な疑問が解決できる動画もぜひ参考にしてください。