あら汁とは?潮汁と違いは?魚の種類やあらは食べるのかを紹介!
あら汁・潮汁とは何か知っていますか?なんの魚の種類が使われているのでしょうか?今回は、あら汁の「あら」とは何かや潮汁との違いを、あらを食べるか否かとともに紹介します。さらに簡単で美味しいあら汁の作り方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
材料と下処理は以下の通りです。
【材料】
・魚のあら:200~300g
・塩:適宜
・水:約700cc
・人参:5cm
・大根:3cm
・生姜:1かけ
・味噌(2種類):適宜
・酒:50cc
・小ねぎ:適宜
【あらの下処理】
①あら全体に塩をふり、15分から30分程度置く
②鍋にお湯を沸かす
③沸かしたお湯にあらをくぐらせる
④流水で血合いを洗い流す
あらに塩をふって放置すると魚から臭みを含む水分が出ます。臭みを感じないように汁を作るためには、この水分を除くことが大切です。さらに沸かしたお湯にくぐらせることで、ぬめりや血合い、脂のような臭みのもととなる成分を落とすことができます。ばた、ざるの上にあらを並べて熱湯をかけることも同様の効果のある下処理です。
作り方・手順
あら汁の作り方は以下の通りですので参考にして下さい。
①大根と人参は短冊切り、生姜は薄切り、小ねぎは小口切りにする
②鍋に水とあら、大根、人参、生姜、酒を加えて加熱する
③沸騰したらアクを取る
④野菜が煮えたら味噌を溶かす
⑤汁椀に盛りつけて小ねぎを添える
あら汁調理では丁寧なアク取りが重要です。アクは少し出てきた程度ですくうと、全体に広がり煮汁が濁ります。こまめに触りすぎず、ある程度アクがまとまったところで取り除きましょう。
あら汁の人気レシピも紹介!
ここでは家庭で作るおすすめの3品を紹介します。いずれのレシピもあらだけでなく野菜を合わせているので、普段の献立に取り入れてみましょう。
①鯛のあら汁(味噌味)
上品な味わいを感じられる人気の鯛のあらを使ったスタンダードなレシピです。大根とねぎを加えて味噌で調味しています。コツ・ポイントに書かれている通り、臭みと血合いを良く流し、しっかりアクを取りましょう。鯛には大根が良く合うので、普段の献立におすすめです。
②ぶりのあら汁(味噌味)
ぶりのあらを使い、大根や人参、しめじなどの食材も一緒に食べられるレシピです。ぶりの脂はコレステロールや中性脂肪のコントロールに役立つ多価不飽和脂肪酸が含まれています。健康が気になる時にはぶりのあら汁がおすすめです。
③鮭のあら汁(三平汁)
三平汁とは北海道の郷土料理のひとつです。鮭のあらと乱切りのじゃがいもが入り、食べ応えがあります。塩気がきいて、具だくさんな汁なので、おにぎりや白いご飯との相性が抜群です。塩鮭を使う場合は、汁に加える塩分が多くならないように気をつけましょう。
あら汁を自分で作ってみよう!
ご自身で魚をさばくと身が厚く残ってしまうことがありますが、あら汁にすると無駄なく美味しく食べられます。お店で出されるような潮汁とは違い、あら汁とは野菜を加えて手軽に作れる家庭料理です。臭みのもとを除く下処理やアク取りのポイントをおさえて自分好みのあら汁にチャレンジしてみましょう。