ひき肉の消費期限切れは2日・3日なら大丈夫?腐敗の見極めや保存で日持ちさせるコツを紹介!
ひき肉の消費期限の目安を知っていますか?2日・3日切れても食べられるのでしょうか?今回は、ひき肉の消費期限を〈鶏・牛・豚〉など種類別や〈1日・2~3日・5日〉など期限が切れてからの時間経過別に比較して、いつまで食べられるのかなど紹介します。
目次
消費期限を過ぎているとはいえ、見た目に問題なければ調理で使ってしまうこともあるでしょう。しかし、無理に食べてしまうと思いもよらぬ不調に見舞われる事もあります。ここでは、消費期限切れのひき肉が起こす、危険性について紹介します。
食中毒を起こす可能性がある
賞味期限切れで考えられる代表的な注意点は、食中毒でしょう。食中毒は大きく分けて2種類あり、細菌性のものとウィルス性のものがあります。下記は、食中毒を起こした時に現れることがある症状の一例です。
・悪寒
・嘔吐
・下痢
・腹痛
・吐き気
細菌は加熱すると7割くらい死滅するので、しっかり加熱することで予防できることもあります。しかし、下痢や腹痛、嘔吐など、食中毒を起こした際は激しい症状が1週間以上続く事もあるので、注意が必要です。
黒・茶色のひき肉は要注意
消費期限切れのひき肉はまず、色を見て判断して、黒っぽくなっていたら注意しましょう。ひき肉は空気に触れて酸化すると、黒や茶色に変色する事があるからです。また、この状態からさらに古くなると、黄色や緑色に変色し始めます。ここまで見た目が悪くなると、もう食べられる状態ではありません。
ひき肉の日持ちする保存方法は?
他の加工された肉と比べて、ひき肉は日持ちしにくくなっています。そんなひき肉をできるだけ腐らせないように、長期間日持ちする方法を紹介します。ほんのひと手間加えるだけなので、ぜひ参考にしてみて下さい。
①ひき肉を冷凍保存する方法
最もひき肉が日持ちする保存方法は、冷凍保存です。冷凍した物なら約1ヶ月ほど使えますが、傷む前に早めに使い切ることをおすすめします。
【やり方】
1. ひき肉からドリップが出ていたらキッチンペーパーなどで拭き取る
2. できるだけ空気に触れないために、丸める
3. ラップをびったりと貼り、密閉できる容器に入れるか、チャックのある袋で空気を抜く
ポイントは、酸化を防ぐためにしっかりとラップを密着させ、空気に触れさせないことです。また、ひき肉を傷みにくくするには、トレイから出しておくことも重要です。トレイから出してしまったら空気に触れそうですが、出来るだけ作業を手早く行いましょう。
このやり方で冷凍することで、ひき肉の酸化と冷凍焼けを防げます。また、丸めることで、解凍時のドリップも出にくくなります。
②ひき肉を調理して冷凍保存する方法
ひき肉は一度火にかけてしまった方が、使いやすく日持ちしやすいのでオススメです。サラダ油かごま油で軽く炒めましょう。
【やり方】
1. フライパンに油を引き、ひき肉に塩、コショウなどで味付けし、色が変わるまで炒める
2. ひき肉の水分がなくなってパラパラになったら火を止める
3. しっかり冷めたら、密閉袋で保存する
小分けにしなくても使う分だけパラパラと取り出せるので、冷凍する前に調理しておくと便利です。上記では油で炒めていますが、茹でたものを冷凍しても大丈夫です。スープや煮物に入れると、旨味の効いたアクセントになりますし、甘辛く炒めたものはご飯にふりかけて食べるだけでも美味しくいただけます。
(*ひき肉の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ひき肉を消費期限内に使い切れるレシピ
ひき肉は和食、洋食、中華と、いろんなジャンルの料理で活躍します。ここでは、そんなひき肉の消費期限を切らすことなく使い切るためのレシピを紹介します。