カヌレの生焼けの対処法・原因は?見分け方も断面の失敗・成功例と紹介!
カヌレの断面が失敗(生焼け)・成功の場合どんな見た目か知っていますか?今回はカヌレの生焼けの確実な見分け方を、対処法や食べれるのかと紹介します。カヌレが生焼けになった原因を次回以降の対策とともに紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- カヌレの断面が柔らかい…生焼け?正解・失敗の例は?
- 【前提】焼き上げてすぐのカヌレの断面・中は柔らかい
- ①カヌレの焼き上げに成功した時の断面図
- ②カヌレの焼き上げに失敗した時の断面図
- カヌレの生焼けの確実な見分け方は?
- カヌレの生地に竹串を刺してみよう
- カヌレが生焼けの時の対処法は?食べれる?
- 生焼けカヌレを食べるとお腹を壊す恐れがある
- 生焼けカヌレは電子レンジ・トーストで焼き直ししよう
- カヌレが生焼けになった原因は?対策できる?
- ①オーブンの余熱設定のし忘れ
- ②オーブンの温度が外部要因で上がらなかった
- ③生地の寝かせる時間が不足している
- ④生地の混ぜすぎ・混ぜが足りない
- ⑤カヌレ型がシリコン製
- カヌレの生焼けにならない作り方・レシピ!
- 材料
- 作り方・手順
- カヌレを失敗しないように作ろう!
生の小麦粉は消化しにくいため、生焼けのカヌレを食べてしまうとお腹を壊す恐れがあり、この他にも下痢や嘔吐、吐き気が引き起こされる可能性もあります。また、小麦粉にはまれに有害な菌が付着していることがあり、加熱処理をしないと食中毒にもなりかねないため、生焼けのカヌレは食べずに破棄してください。
(*小麦粉を生のまま食べたらどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
生焼けカヌレは電子レンジ・トーストで焼き直ししよう
カヌレが生焼けの場合は電子レンジやトーストで焼き直しますが、その際に知っておいた方が良いことや注意点がいくつかあります。
【電子レンジ】
・メリット:均等に熱を入れることができる
・デメリット:カヌレ特有の食感が損なわれる
【トースト】
・メリット:外側の食感を保てる
・デメリット:外側が焦げやすい
電子レンジとトーストで焼き直す場合には、どちらにもメリット・デメリットがあり、カヌレらしい外側がカリカリとした食感を残したい場合はトーストがおすすめです。しかし、トーストで焼き直す場合はカヌレが熱いうちに限ります。一度冷めたカヌレをトーストで再加熱すると、中まで熱が入らずに外側ばかり焼けて焦げてしまうからです。
冷めたカヌレを焼き直す場合は、レンジで加熱すると中まで火が入ります。ただし、外側の食感も柔らかくなるので、トーストでも軽く焼くと外側の食感を歯ざわりよく仕上げることができます。再加熱する場合は、レンジとトーストのどちらにおいてもバターが焦げやすいので、数分単位で設定して様子を見ながら少しずつ加熱しましょう。
(*カヌレのレンジやトースターを使った温め直し方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
カヌレが生焼けになった原因は?対策できる?
カヌレを手作りするには細やかな配慮が必要なので、カヌレが生焼けになる原因はいくつか考えられます。ここからは、カヌレを上手に焼き上げるための方法を詳しく紹介します。
①オーブンの余熱設定のし忘れ
オーブンの予熱をしないと、カヌレがうまく焼けない原因になります。カヌレを上手に焼くためには温度調整がとても重要で、外側の食感をカリカリに仕上げるためには高温で焼き始めることが大事です。オーブンの予熱はひと手間かかりますが、カヌレを成功するためには必ず予熱をしてから焼きましょう。
②オーブンの温度が外部要因で上がらなかった
カヌレが失敗してしまう原因としてオーブンの温度が上がらなかったことがあげられますが、その要因にはいくつかあります。
・生地を常温に戻していない
・加熱中にオーブンを開閉する
・焼く時間が短い
・予熱が足りていない
冷蔵庫から出したばかりの冷えた生地を使うと、温度が上がらずに生焼けになる可能性があるため、必ず常温に戻してからオーブンに入れてください。また、生地の焼き具合が気になって途中でオーブンを開けると、中の温度が急激に下がって生焼けの原因になるので、オーブンの開閉はしない方が無難です。
さらに、カヌレの外側を歯ざわりよく仕上げるためには、一気に高温で焼き上げる必要があります。高温で外側を固めた後はじっくり焼いていくため加熱に時間がかかりますが、単純に焼き時間が短すぎて生焼けになってしまう場合もあります。
この他にも一般的な家庭用オーブンは、経年により予熱をしても温度が上がりきらないことが関係しているかもしれません。カヌレを成功するには温度管理が肝心で、うまく焼けない時は時間を長くしたり温度を高めに設定してみましょう。
③生地の寝かせる時間が不足している
生地の寝かせる時間が足りないと、小麦粉を主成分とするグルテンによって生地が過度に膨らんだり爆発し、カヌレの形が大きく崩れてしまう可能性があります。そのため、生地は最低でも12時間以上寝かせ、できれば1日程度おくのが理想です。冷蔵庫の中でしっかり生地を冷やすと、グルテンが落ち着いて粘り気を抑えてくれます。
④生地の混ぜすぎ・混ぜが足りない
カヌレ生地を作る際、生地の混ぜ方も焼き上がりに大きく関わり、やり方を間違えると失敗につながります。加熱したときに過剰に膨らんだり、気泡から空気が放出できずに爆発してしまうのは、生地を混ぜ過ぎたことによりグルテンが形成されて粘り気が強くなるためです。
反対に、混ぜが足りないと分離して油分や糖分が浮き、焦げ付きやすくなります。カヌレの生地の混ぜ方にも細やかな配慮が必要で、優しく静かに混ぜるのがコツです。
⑤カヌレ型がシリコン製
カヌレ型にはいろんな材質の型がありますが、シリコン製は熱が伝わりにくいため、カヌレ独特の食感を再現しにくいといわれています。カヌレを作る際に一番適している型は銅製で、熱伝導が良いので食感も絶妙な仕上がりになります。
しかし、銅型はとても高価で温度調節が難しく手入れも大変なので、上級者向きです。それに比べて価格も手頃なのはテフロン型で、くっつきにくいので扱いやすく初心者におすすめです。