舞茸の酸っぱい臭い・水っぽいのは食べれる?腐敗?食べた時の症状や正しい保存方法も紹介!

舞茸の酸っぱい臭い・水っぽいのは食べられるのか知っていますか?今回は、舞茸が〈酸っぱい〉など腐っている場合の特徴や食べた時の症状・危険性を、〈水っぽい〉など腐ってない場合との見分け方と紹介します。舞茸を日持ちさせる保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 舞茸の酸っぱい臭いは危険?食べられる?
  2. 舞茸の酸っぱい臭いは腐りかけている可能性が高い
  3. 舞茸の腐っている時の特徴・見分け方
  4. 舞茸が水っぽいのは大丈夫?腐ってない場合とは?
  5. ①水っぽい
  6. ②白いふわふわがついてる
  7. ③独特のキノコ臭さ
  8. 酸っぱい・腐った舞茸を食べたらどうなる?症状は?
  9. 酸っぱい・腐った舞茸を食べると食中毒になることも
  10. 舞茸を日持ちさせる保存方法は?
  11. 舞茸を3日以内に食べる場合は冷蔵保存
  12. 舞茸の長期保存は冷凍がおすすめ
  13. 舞茸が酸っぱい臭いの時は食べるのはNG

舞茸の酸っぱい臭いは危険?食べられる?

舞茸は日持ちがせず、冷蔵庫に入れておくと酸っぱい臭いや、水っぽい状態になることがあります。うっかり食べてしまうと危険なため、必ず自分の目で見極める必要があるでしょう。ここでは、舞茸が腐っているかどうかの見分け方について説明します。

舞茸の酸っぱい臭いは腐りかけている可能性が高い

舞茸が酸っぱい臭いがするのは、腐敗している可能性が高いため、食べるのは避けた方が良いでしょう。食べることで食中毒になる可能性もあり、大変危険です。舞茸は独特の匂いが強く、少し嗅いだだけではわかりにくいことがあるかもしれませんが、酸っぱい臭いだけでなく見た目で傷んでいるところがないかどうかも注意して見分けましょう。

舞茸の腐っている時の特徴・見分け方

腐っている舞茸の特徴は、以下の通りです。

・ぬめりがある
・カビが生えている
・身に締まりがない
・全体的に水っぽい
・酸っぱい臭いがする

舞茸は腐ると見た目や触感、臭いなどに変化が現れるため、腐敗したかどうかが比較的判断しやすいと言えるでしょう。触れた時にぬめりを感じたり白カビがついたりするほか、身に締まりがなく、触っただけで崩れてしまう状態になることもあります。舞茸が非常に水っぽい場合も腐っているため、食べないようにしてください。

舞茸が水っぽいのは大丈夫?腐ってない場合とは?

舞茸を保存しておくと水っぽい状態になっていて食べられるか不安になることがありますが、食べても問題ないケースについても知っておきましょう。ここでは、舞茸が腐っていない場合の特徴について詳しく説明します。

①水っぽい

舞茸が水っぽいものの、汗をかいてる程度なら、食べても問題ありません。腐った舞茸は絞ると水が出ることがあり、しっとりと水分が出ているのとは違った状態になっています。汗をかく程度の若干水っぽい舞茸は、臭いや見た目などを確認して問題なければ、しっかり加熱調理して自己責任で食べるようにしてください。

②白いふわふわがついてる

舞茸を長期間保存しておくと、白いふわふわしたものがついていることがあります。これは舞茸の気中菌糸で、舞茸自身が出しているものです。食べても問題ありませんが、念のためカビ臭くないかどうかを見極めてから調理する必要があります。

(*舞茸の白いふわふわの正体について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

舞茸の白いふわふわはカビ?食べられる?腐った時の見分け方も紹介!

③独特のキノコ臭さ

舞茸は、ベンゾチアゾールと呼ばれる成分によって独特の臭いを発していることがあります。匂いが苦手なら、以下の方法で消すとよいでしょう。

・バターで炒める
・ごま油で炒める
・酒を振りかける
・ニンニクやニラと一緒に調理する


上記に挙げたような匂いの強い調味料や食材とともに調理することで、舞茸特有のキノコ臭さを消すことができるようです。酒を振りかけても匂いを消すことができ、ワインなどの洋酒でも問題ありません。煮物のほかパスタを作るときにも活用できる方法で、舞茸の臭いを消すうえに、料理もより美味しく食べることができます。

なお舞茸は天日で干して保存する方法がありますが、戻した時にさらに匂いが強くなるため、苦手なら乾燥させるのは避けた方が良いでしょう。

酸っぱい・腐った舞茸を食べたらどうなる?症状は?

舞茸が酸っぱい臭いを発した場合や、ぬめっていて水っぽい状態のときは、食べるのは避けた方が良いようです。舞茸が腐っていることに気づかずに食べてしまった場合はどうなるかを、ここでは説明します。

酸っぱい・腐った舞茸を食べると食中毒になることも

腐った舞茸を食べると食中毒を起こすことがあるため、注意が必要です。千葉県立中央博物館のサイトでは、舞茸を食べた時に起こった食中毒の事例について以下のように報告しています。

韓国土産にマツタケを10月5日(日曜)午前中にもらった5本くらいのうち,1本の根元にカビのようなものが発生していたが,洗ってそのまま食べた.
 昼に4~5本を炒めて夫と夫人が2人で食べたところ,30分くらいして,吐き気,腹痛が出て,痺れるような状態となり,また,やや気が遠くなるような状態になった.
 腹痛はあまりひどくなく,下痢もひどくなかった,吐き気がひどかった. 

腐った舞茸を食べると、以下のような食中毒症状が出ることがあります。

・腹痛
・下痢
・吐き気
・口の中がイガイガする


舞茸に限らず、明らかに腐っているものを食べるのは避けてください。キノコ類は湿度の高いところで栽培されているため、食中毒を引き起こす菌が付着しやすくなっています。新鮮なものであっても生で食べることで、食中毒を起こすことがあるため、腐っている場合はより症状が出やすくなります。

また、口の中がイガイガするのも舞茸を食べた時に起こる食中毒症状で、これはプロテアーゼと呼ばれる酵素によってたんぱく質が分解されることで起こるものです。仮に腐った舞茸を食べて症状が出た場合には、病院で診察を受けてください。

舞茸を日持ちさせる保存方法は?

舞茸はキノコの中でも日持ちしないため、購入したら腐る前に早めに食べることが大切です。しかし、どうしても難しい場合は、保存方法を工夫して腐るのを遅らせることも可能です。ここでは、舞茸を日持ちさせるための保存方法について詳しく紹介します。

舞茸を3日以内に食べる場合は冷蔵保存

舞茸の賞味期限は長くても3日程度と言われており、日持ちの短い食材です。舞茸をパックから出してキッチンペーパーに包み保存袋に入れて、野菜室に保存すれば3日ほど日持ちします。スーパーで売られている舞茸は賞味期限が書いていないため、購入した日を覚えておくか、メモをしておくとよいでしょう。

舞茸の長期保存は冷凍がおすすめ

舞茸を短期間内に食べることができない場合は、冷凍保存がおすすめです。舞茸を食べやすい大きさに割いてほぐしたうえで、密封袋に入れて冷凍保存します。この方法なら、1か月程度の保存ができ、小分けにして少しずつ使いやすくなります。

舞茸を入れた密閉袋を金属トレイに乗せて急速冷凍すると、栄養を逃すことなく保存することができるので、試してみてください。使う時には凍ったまま、鍋やフライパンに入れて料理して構いません。電子レンジなどで解凍すると水っぽい状態になって苦味を感じることもあり、食感も悪くなるので注意してください。

(*舞茸の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

舞茸の保存方法・期間は?冷凍や冷蔵で日持ちする?保存食レシピも紹介!

(*舞茸の賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

舞茸の賞味期限・日持ちは?腐るとどうなる?見分け方・保存方法も紹介!

舞茸が酸っぱい臭いの時は食べるのはNG

独特の匂いが特徴の舞茸は、日持ちせず腐りやすいため、腐っているかどうかの見分け方をしっかり覚えておく必要があります。正しい保存方法を知っておくことで、腐るのを防いで舞茸の風味を損なわずに食べることができるため、ぜひ覚えて活用してください。

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