しいたけが茶色くなる原因は?食べられる?腐敗との見分け方や保存法を紹介!
しいたけが茶色くなる原因を知っていますか?食べられるか気になりますよね。今回は、しいたけの傘の〈裏・内側〉が茶色や黒に変色しても食べられるかを干ししいたけの場合も含めて、〈茶色い汁〉など腐った場合の特徴とともに紹介します。茶色に変色するのを防ぐ保存方法や傷んだしいたけの大量消費レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
しいたけが茶色くなる原因は?食べられる?
料理の風味を豊かにしてくれるしいたけですが、冷蔵庫に入れていたら茶色く変色していたという経験はないでしょうか。水っぽくなって茶色くなっていたり、黒い斑点があったりと状態は様々ですが、これらの原因は何でしょうか。ここではしいたけが変色する原因や、食べることができるかなどについて詳しく解説します。
しいたけの傘の裏・内側が黄色〜茶色の場合は食べられる
しいたけの傘の裏側、もしくは内側が黄色から茶色の場合は問題なく食べることができますが、この変色に関して、岐阜県森林研究所は以下のように説明をしています。
変色は、シイタケに含まれるフェノール性物質が酸化酵素の作用によって褐色の色素であるメラニンができるからです。
しいたけが変色する原因は赤褐色のメラニンを生成するためで、腐敗ではないため問題なく食べることができます。ただし、鮮度は落ちているため味付けの濃い煮物や、鍋などの料理に使うのがおすすめです。
しいたけの傘の裏・内側が黒い場合は食べない方が無難
出典: @ginroh1999
しいたけの傘の裏や内側に黒ずみがある場合は、以下のような症状を引き起こす可能性があるため食べることを避けた方が無難です。
・お腹を壊す
・吐き気をもよおす
・熱が出る
時間が経つにつれて茶色く変色するしいたけですが、さらに時間が経つと黒色に変色します。この場合、品質が著しく劣化しているだけでなく、腐敗が進行している可能性もあります。手ざわりにぬめりを感じたり、酸味のあるにおいがする場合は破棄しましょう。また、もし誤って食べた場合は速やかに口をすすぎ、体調に違和感がある場合は病院を受診してください。
(*しいたけが黒い原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ちなみに干ししいたけの傘の裏も同様に茶色や黒に変色する
水分量が少ない干ししいたけは腐敗や変色が発生しづらいイメージがありますが、生のしいたけと同様に茶色や黒に変色します。変色した干ししいたけを見つけた際は、まずにおいを確認しましょう。
特に違和感がない場合はメラニンによる変色ですが、アンモニア臭がする場合は腐敗が進行しています。また、しいたけをカットし、断面まで変色している場合は風味や香りが落ちている可能性が高いため、食べる際は十分に注意しましょう。
しいたけが腐ってる場合の見分け方は?
しいたけが腐ってしまった場合は、以下のような特徴が見られます。
・色が濃い茶色もしくは黒く変色している
・酸味のあるにおいがする
・傘の部分に茶色い汁が出ている
・しなびている
・ハリがない
・断面が変色している
・緑色のカビが生えている
鮮度の高いしいたけは傘の色が茶色くハリがありますが、腐ったものは濃い茶色や黒色に変色したり、茶色い液体が出たりと手触りにも変化が生じます。また、新鮮なものはほぼ無臭であることが特徴ですが、腐敗が進むとアンモニアを含んだ刺激臭に変わります。買って日が経ったしいたけは、においも確認するよう心がけましょう。
しいたけの腐敗の進行度は表面の色だけでなく、断面の色からも判断することができます。切った断面が黒い場合は腐敗している証拠なので、速やかに破棄しましょう。断面が赤い場合は、しいたけに含まれるチロシンの酸化によるものなので食べることができます。
緑色のカビが生えていた場合も完全に腐敗しているため破棄してください。新鮮なしいたけにも白い綿のようなものが付着していることがありますが、これはカビではなく気中菌糸というしいたけの一部です。しいたけについているものがカビか否か、しっかりと確認して食べるようにしましょう。
(*しいたけが腐るとどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)