タンドリーチキンとは？味は？歴史・どこの国が発祥かやスパイスも紹介！

タンドリーチキンは、インド料理専門店などでよく目にする料理です。名前から鶏肉料理であることは分かりますが、歴史や名前の意味などを詳しく知っている人は少ないかもしれません。今回はタンドリーチキンとは何かや歴史、発祥の国、おすすめレシピなどを紹介します。

まずは、タンドリーチキンの歴史や発祥の国について紹介をします。起源やタンドリーチキンという名前の意味について、詳しく解説をするので参考にしてください。

タンドリーチキンは、インドのパンジャーブ地方が発祥の鶏肉料理です。タンドリーチキンに似た料理の誕生は、紀元前3000年にまで遡るともいわれています。タンドリーチキンにはとても長い歴史があり、インドの人々に伝統料理として親しまれています。

タンドリーチキンのタンドリーには、タンドールと呼ばれる壺型のかまどという意味があります。壺型のかまどで、鶏肉を焼くことから名付けられました。また、タンドリーチキンの他にタンドーリチキンと表されることもあります。

紀元前3000年からあるタンドリーチキンですが、料理として確立したのは1940年代後半です。また、アメリカ合衆国でレストランのメニューとして提供されるようになったのは1960年頃からです。

長い歴史のあるタンドリーチキンは、どのような味わいなのでしょうか。ここからは、タンドリーチキンの味を実際に食べた人の口コミとともに紹介します。

タンドリーチキンは、基本的には酸味や辛味が強い味わいをしています。ガラムマサラやクミンパウダーを使うので、カレーに似た香りで食欲をそそります。日本の料理にはない独特な味わいは、鶏肉をヨーグルトやガラムマサラなどのスパイスに漬け込んでタンドール窯で焼いて作るためです。

タンドリーチキンの味は家庭や地域、店によって異なります。インドは国土が広く、南と北で大きく料理の特徴も異なるからです。南インド料理は暑さをしのぎ食欲増進を促すために、全体的に酸味や辛味が強いのが特徴です。

一方、北インド料理は寒さをしのぐために体を温める濃厚でこってりとした味わいが特徴となっています。また、北インド料理はタンドリーチキンでも使用される窯を用いたタンドール料理が有名です。

タンドリーチキンは、アレンジしても美味しく食べることができます。調理済みの鶏肉は、カレーの具やサラダの具にするとタンドリーチキンとは違った味わいが楽しめます。また、鶏肉を漬けるタンドリーソースはピラフやパスタにアレンジしても美味しいです。豚肉やウインナーなど、鶏肉以外を漬け込んで焼いても美味しいので試してみてください。

ここからは、タンドリーチキンのレシピを3つ紹介します。基本となるレシピと、カレー粉などの身近な材料で作れるお手軽レシピも紹介するので参考にしてください。

インド直伝、プロの味の本格タンドリーチキンです。鶏肉は、切る前にすりおろし玉ねぎに1時間漬けておくとやわらかくジューシーに仕上がります。スパイスなどの材料を混ぜ合わせ、鶏肉を漬けたら冷蔵庫で1～2日寝かせるのがポイントです。

プレーンヨーグルトやカレー粉などの材料と一緒に鶏肉を漬け込み、フライパンで焼くだけで作れます。好みのスパイスを使用すれば、辛味の調整も可能です。漬け込み時間が長いほど、鶏肉に味が染み込んで美味しく仕上がります。

ビニール袋1枚で、下味と漬け込みが完了する簡単タンドリーチキンのレシピです。カレー粉やヨーグルトなど、手に入りやすい材料で作れるので初めてタンドリーチキンを作る人にもおすすめです。

タンドリーチキンとは、鶏肉で作るインド料理の一つです。カレー粉やスーパーで手に入るスパイスを使えば、家庭でも簡単に作ることができます。今回紹介した基本のレシピなどを参考に、タンドリーチキンを作ってみてください。