中華料理の名前一覧!種類は何ある?メニューの読み方は?漢字の読み方も紹介!
中華料理の名前を知っていますか?今回は、中華料理の名前の一覧を、〈メニュー・料理名〉の読み方とともに紹介します。中国の地域による料理の違いをはじめ、中華料理の種類の名前や、漢字の読み方や、野菜炒めの名前も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 中華料理の種類は何がある?名前は?
- 中国料理と中華料理の違い
- ①北京(ペキン)料理
- ②四川(シセン)料理
- ③上海(シャンハイ)料理
- ④広東(カントン)料理
- 中華料理の名前一覧!メニューの読み方は?
- ①酸辣湯麺(サンラータンメン)
- ②杏仁羹(キョウニンカン)
- ③回鍋肉(ホイコーロー)
- ④刀削麺(トウショウメン)
- ⑤青椒肉絲(チンジャオロースー)
- ⑥魚翅湯(ユイチイタン)
- ⑦北京烤鴨(ペイチンカオヤー)
- ⑧芙蓉蟹(フーヨーハイ)
- ⑨成吉思汗(ジンギスカン)
- ⑩開水白菜(カイシュイパイツァイ)
- ⑪棒棒鶏(バンバンジー)
- ⑫口水鶏(コウシュイジー)
- ⑬鶏豆花(ジードゥーホワ)
- ⑭雲呑麺(ワンタンメン)
- ⑮宮保鶏丁(ゴンバオジーディン)
- ⑯水煮肉片(シュイジューロウピエン)
- ⑰饅頭(マントウ)
- ⑱東坡肉(トンポーロー)
- ⑲夫妻肺片(フサイハイヘン)
- ⑳葱油拌面(ツォンヨウバンミェン)
- ㉑蕃茄蛋花湯(ファンチィエダンファータン)
- ㉒大千干焼魚 (ダーチェンガンシャオユー)
- 中華料理のレシピも知っておこう
- ①青椒肉絲
- ②宮保鶏丁
- ③四川風麻婆豆腐
- 中華料理の名前を知ろう
中華料理の種類は何がある?名前は?
中華料理にはさまざまなメニューがありますが、名前が難しくどういった料理なのかわからない場合も多いでしょう。この記事では、中国料理の基本的な分類から、メニューの読み方やその内容について詳しく紹介します。
中国料理と中華料理の違い
中国料理と中華料理は同じような意味合いで使われることも多いですが、中国料理は実際に中国で食べられている料理のことを指します。一方で、中華料理は日本人が食べやすいようにアレンジが加えられた中国風料理を意味しており、主に日本発祥の料理を指す言葉です。
例えば、焼き餃子や天津飯は中華料理として日本で親しまれているメニューですが、実際の中国ではほとんど食べられていません。このように、中国料理と中華料理には明確な違いがあるのです。中国料理は大きく4つに分類されており、次に紹介するこれらが4大中国料理と呼ばれています。
①北京(ペキン)料理
北京料理は、北京や山東省などの中国北部で発展してきた料理です。北京は歴代中国王朝の首都であったため、繊細で華やかな料理や手の込んだ料理が多いという、宮廷料理らしい特徴があります。また、塩や味噌などを使った濃い味付けが多いのも、北京料理の特徴のひとつでしょう。日本でよく知られているものとしては、北京ダックや水餃子などが挙げられます。
②四川(シセン)料理
四川料理は四川省周辺で発達した料理で、さまざまな香辛料を使った辛味のある料理が多いのが特徴です。夏は暑く、冬は寒いという四川省特有の気候風土に合わせて発達した料理で、辛味のほか酸味が効いた料理も多くあります。日本で親しまれている四川料理としては、麻婆豆腐や棒棒鶏、担々麺などがあります。
③上海(シャンハイ)料理
上海で食べられている郷土料理を指す上海料理は、エビやカニなど海産物を使った料理が多いのが大きな特徴です。日本で馴染みのあるメニューとしては上海ガニや小籠包、八宝菜などが代表的で、砂糖や醤油を使った甘く濃厚な味付けが多く見られます。
④広東(カントン)料理
広東料理は広東省など中国南部で発達した料理を指し、素材の味を生かしたシンプルな味付けが多い傾向にあります。また、西洋料理の要素も取り入れたメニューが多く、バラエティ豊かな調理方法も広東料理の特徴のひとつです。ふかひれスープやワンタンメン、牛肉のオイスターソース炒めなどが、この広東料理の分類になります。
(*中華料理のレシピについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
中華料理の名前一覧!メニューの読み方は?
ここでは、中国でよく食べられている代表的な料理について、その漢字の読み方とともに紹介します。牛肉や野菜など日本人にも馴染みのある食材を使った料理も紹介するので、参考にしてください。
①酸辣湯麺(サンラータンメン)
酸辣湯麺はお酢や唐辛子が効いた中華スープに、しいたけや溶き卵などの具材と中華麺を入れた麺料理です。酸味と辛味が味わえるスープは日本人の味覚にも合い、日本でもよく見かける中国料理と言えるでしょう。スーラータンという読み方をする場合もあります。
②杏仁羹(キョウニンカン)
杏仁羹は日本でいう杏仁豆腐を指しており、中国でも人気のデザートです。あんずの種の中にある杏仁を使って作る杏仁羹は、もともと喘息の治療のためのお薬膳料理として作られたと言われています。
③回鍋肉(ホイコーロー)
豚肉とキャベツやピーマンなどの野菜を炒めた回鍋肉は、日本人にも馴染み深い中華料理のひとつです。日本では甘辛い味付けの野菜炒めのイメージが強いですが、中国では唐辛子や豆板醤を使って辛い味付けにするのが一般的とされています。
④刀削麺(トウショウメン)
刀削麵は、小麦粉で作った生地を包丁で削ぎ落しながら茹でるという調理方法が特徴的な麺料理です。弾力のある食感が特徴で、ラーメンのようにスープに入れたり、つけ麺のようにつけ汁につけたりする食べ方で親しまれています。
⑤青椒肉絲(チンジャオロースー)
青椒肉絲は、細切りにした牛肉とピーマンなどの野菜を調味料とともに炒めた野菜炒め料理です。味付けには醤油やオイスターソース、豆板醤などを使うのが一般的で、日本やアメリカなどでも食べられている代表的な中国料理です。
⑥魚翅湯(ユイチイタン)
魚翅湯は見慣れない料理名かもしれませんが、食用サメの背びれを使用したふかひれスープのことを指します。ふかひれは高級食材のひとつとして、日本人にも馴染みのある中国料理と言えるでしょう。ふかひれの形や大きさによって、メニュー名の漢字が変わることもあるようです。
⑦北京烤鴨(ペイチンカオヤー)
北京烤鴨は日本で言う北京ダックを意味しており、北京料理を代表するメニューのひとつです。香ばしく焼き上げたアヒルの皮を、テンメンジャンやネギなどと一緒に、薄餅と呼ばれる皮に包んで食べます。日本でも高級中国料理のひとつとして、認知度の高いメニューと言えるでしょう。
⑧芙蓉蟹(フーヨーハイ)
芙蓉蟹はかに玉のことで、カニを卵でとじて、上から甘酢あんをかけた料理です。海産物を多く取り入れた広東料理を代表するメニューのひとつで、日本発祥となる天津飯の原点とも言われています。
⑨成吉思汗(ジンギスカン)
成吉思汗は羊肉を使った料理で、日本と同じように鉄板を使って焼肉のように楽しむのが一般的です。カタカナ表記であれば、日本人にも馴染みの深い料理のひとつと言えるでしょう。
⑩開水白菜(カイシュイパイツァイ)
開水白菜はその漢字からもイメージできるように、白菜を使ったスープ料理です。素材の旨味が感じられるシンプルな味付けで、高級中華料理店では、白菜を花に見立てた盛り付けで登場することもあります。
⑪棒棒鶏(バンバンジー)
棒棒鶏は日本でも定番となっている中華料理のひとつですが、本場四川省では唐辛子の辛味をしっかりと効かせた味付けが特徴です。もともとは蒸した鶏肉を棒で叩いて柔らかく仕上げていたことから、この名前が付いたと言われています。
⑫口水鶏(コウシュイジー)
口水鶏は日本でよだれ鶏と呼ばれている料理で、ラー油や花椒、黒酢などを効かせたタレが食欲をそそる1品です。辛味や酸味を生かした味付けで、四川料理の代表的な料理のひとつでもあります。
⑬鶏豆花(ジードゥーホワ)
出典: @kae4000
鶏豆花は鶏肉を使ったスープ料理で、昔ながらの四川料理として本場中国で親しまれています。豆花とはおぼろ豆腐のことを指しますが、このスープは鶏肉をおぼろ豆腐のような柔らかい食感に仕上げるのが特徴です。
⑭雲呑麺(ワンタンメン)
雲呑麺は現在世界各地で食べられている料理のひとつですが、その発祥は中国の広東省と言われています。エビや鶏肉などが入ったワンタンと、素材の旨味を生かした薄味のスープが特徴です。麺を入れずに、ワンタンスープとして食べられる場合もあります。
⑮宮保鶏丁(ゴンバオジーディン)
宮保鶏丁は鶏肉のピーナッツ炒めで、日本の中華料理店でもよく見かける1品です。唐辛子を加えた辛味のある味付けで、香ばしさを出すために強い火力で短時間で仕上げる調理法が用いられています。
⑯水煮肉片(シュイジューロウピエン)
水煮肉片は、一口大にカットした豚肉を柔らかくなるまで煮込んだ料理です。唐辛子や花椒を使った辛い味付けで、代表的な四川料理のひとつと言われています。牛肉を使った場合は水煮牛肉(シュイジューニュウロウ)と呼ばれ、魚を使ったアレンジもあるようです。
⑰饅頭(マントウ)
日本の中華まんのような見た目の饅頭は、中国の蒸しパンとして親しまれています。肉などの具材は入っておらず、基本的に主食として食べられることが多いようです。中に具材や餡などの食材が入ったものは、包子(パオズ)と呼ばれます。
⑱東坡肉(トンポーロー)
東坡肉は日本で言う豚の角煮のようなメニューで、甘辛い味付けが特徴の煮込み料理です。中国の政治家である蘇東坡が好んで食べていたことが料理名の由来と言われています。
⑲夫妻肺片(フサイハイヘン)
出典: @zhaotie41755427
夫妻肺片は、牛肉や牛タン、牛レバーなどをたくさんの香辛料で煮込んだ定番の四川料理です。煮込んだ牛肉を冷やしたのち、ラー油やピーナッツ、パクチーなどの食材とともに冷菜として食べられています。
⑳葱油拌面(ツォンヨウバンミェン)
葱油拌面は上海でよく食べられている油そばで、香ばしいネギ油が美味しい麺料理です。ネギの甘味と醤油の旨味が感じられる味付けは、日本人も好む1品と言えるでしょう。
㉑蕃茄蛋花湯(ファンチィエダンファータン)
蕃茄蛋花湯はトマトと溶き卵を加えたスープ料理で、トマトの酸味と卵の優しい甘味が味わえます。トマトのほか、ネギやみつばなど好きな野菜を加えて作ることも多く、食材のアレンジも自在な1品です。
㉒大千干焼魚 (ダーチェンガンシャオユー)
大千干焼魚は代表的な四川料理のひとつで、揚げた魚を野菜や唐辛子などを使った辛いソースで煮込んだメニューです。魚は鯉などの淡水魚を使うことが多く、辛味のある濃い味付けのソースとよく合います。
中華料理のレシピも知っておこう
ここでは、家でも作れる簡単な中華料理のレシピを紹介します。手頃な食材で作れる中華料理でありながら、本格的な味わいになるレシピを紹介するので、参考にしてください。
①青椒肉絲
青椒肉絲はもともと日本人にも馴染み深い中華料理のひとつですが、タレの分量にこだわることで、より本格的な味わいが楽しめます。お肉は豚肉、牛肉どちらでも美味しく作れるほか、一緒に炒める野菜も冷蔵庫にあるものでアレンジが可能です。
②宮保鶏丁
代表的な四川料理である宮保鶏丁も、このレシピであれば本場の味わいを再現することが可能です。具材を炒める際は、できるだけ強火で仕上げることでナッツの香ばしさが引き立つ味わいとなります。
③四川風麻婆豆腐
日本の家庭料理としても定着している麻婆豆腐ですが、テンメンジャンや花椒など本場の食材を取り入れることで、より本格的な1品に仕上がります。手作りであれば、辛さの調整ができるのも嬉しいポイントといえるでしょう。
中華料理の名前を知ろう
中華料理は、地域によって使われる食材や味付けに多くの違いがあります。料理名も日本で馴染みのあるものから、難しい漢字の読み方のものまでさまざまです。今回の内容を参考にいろいろな中華料理を知っておくとよいでしょう。