大根の切り方18選！種類・名前を煮物・味噌汁など料理別に紹介！

大根の下処理の方法は、以下の通りです。

1．包丁で必要な量を切る
2．水洗いする
3．皮を剥く

大根の皮をピーラーを使って剥く場合は、大根の長さに沿って縦向きに剥きましょう。短い大根の皮を剥く場合は、手で大根を回しながら包丁で剥くようにしてください。また下茹でするときは、大根を水から入れて茹でるのが基本です。

【切り方】
大根を乱切りにする方法・手順は、以下の通りです。

1．縦に四つ切りにする
2．包丁を斜め向きにして切る

大根を乱切りにするときには、手で大根を手前に回しながら切るのがポイントです。大根の大きさを揃えながら切るようにしましょう。また包丁や大根を左右に動かしながら切る方法もあり、形に違いが出ますが大きさを揃えられます。

【特徴】
大根を乱切りにすると、味の染み込みが良くなります。乱切りは歯ごたえを出したい料理に適していて、カレーやシチュー、ポトフ、肉じゃがなどの煮物のほかに、炒め物にも向いています。また乱切りは、調理時間を短くしたいときにもおすすめです。

【切り方】
以下に厚みのある輪切りの手順・方法を紹介するので、参考にしてください。

1．皮を剥く
2．お好みの厚さで等分に切る

厚い輪切りの大根は、皮を厚く剥くことで口当たりが良くなります。輪切りにしてから包丁で両面の角を取って面取りをすると、煮崩れせず見た目も綺麗に仕上がります。味をよく染み込ませるには、大根の厚さの1/3〜1/2くらいまでの深さで十字に隠し包丁を入れておくのがおすすめです。

【特徴】
厚めの輪切りの大根は、定番のおでんのほかにブリ大根やイカ大根などの煮物料理に最適です。また輪切りの大根を焼いて甘辛く味付けした大根ステーキなども、ご飯がすすむ美味しさでおすすめです。

【切り方】
大根おろしの手順・方法は以下の通りです。

1．皮を剥く
2．おろし金で大根おろしにする

大根をおろしは繊維を断ち切るようにおろすのがポイントで、繊維とおろし金が垂直になるようにします。大根おろしは「の」の字を書くようにおろすと甘めの味わいになり、素早く上下に動かしておろすと辛めになります。

【特徴】
大根の外側を多く使っておろすと辛い大根おろしになり、内側を多く使った大根おろしは甘い味わいです。大根おろしの辛味を穏やかにしたい場合には、酢を加えるのもおすすめです。大根おろしはサバなどと煮るみぞれ煮にすると、魚のクセを消してあっさりとした味わいに仕上がります。

【切り方】
ここでは、大根のなた切りの方法・手順を紹介します。

1．皮を剥く
2．包丁の角で大根を割るように切る

大根を包丁で削るようにして薄めの乱切りにするなた切りは、まな板の上に置かずに手で大根を持って回しながら切ります。大根を割るようにして切ることで切り口が粗くなって、味が早く均等に染み込んで、食べたときの食感も良くなります。

【特徴】
味がよく染み込むなた切りは、煮物や鍋物、汁物などの料理を作るのにおすすめです。またなた切りの大根を漬物にするなた漬けは、秋田の伝統料理として知られています。

【切り方】
大根のいちょう切りの手順・方法について、以下に紹介します。

1．大根を4～5㎝に切る
2．皮を剥く
3．縦に十文字に切る
4．横向きに置いて端から一定の幅で切る

いちょう切りは、半月切りにした大根をさらに半分の大きさにします。大根をいちょうの形にするときは、大根の切り口を下にしてカットしてください。大根の厚みは料理に合わせて調整しますが、厚さはそろえて切りましょう。

【特徴】
食べやすいサイズのいちょう切りは、味が染み込みやすく火の通りも早いのが特徴です。いちょう切りの大根は、味噌汁などの汁物や炒め物以外に煮物やサラダ、酢の物、漬物など幅広い料理に使えます。

【切り方】
大根の拍子切り（拍子木切り）の方法・手順は、以下の通りです。

1．皮を剥く
2．4～5㎝に切る
3．縦に1㎝幅くらいに切る
4．切り口を下にして、縦に1㎝幅くらいに切る

拍子切り（拍子木切り）は4辺の幅が揃った棒状になるように切るのがポイントで、細切りよりも太い四角柱の形にします。拍子切りは見た目が短冊切りに似ていますが、拍子木切りの方が短冊切りよりも厚みのある切り方です。

【特徴】
カット面が多い拍子切りは味が染み込みやすいのが特徴で、食材の歯応えをしっかりと味わうことが出来ます。拍子切りは炒め物のほかにスープなどの汁物、スティックサラダ、塩もみした浅漬けやピクルスなどの漬物にもおすすめです。

【切り方】
大根の角切りの手順・方法について、以下に紹介します。

1．1.5～2㎝の幅で輪切りにする
2．断面を下にして置く
3．輪切りと同じ1.5～2㎝の幅に棒状に切る
4．3．を90℃回転させて、1.5～2㎝の幅に切る

大根を立方体の形に切る角切りは、拍子木切りのように棒状に切ってから、サイコロのような角形になるように仕上げます。大根の端から一定の幅に切ることで、見た目が綺麗に仕上がります。角切りの幅は、切りたい大きさに合わせて調整するようにしましょう。

【特徴】
食べやすい形の大根の角切りは、さいの目よりも大きめのカットで歯ごたえを味わえます。角切りの大根は味噌汁などの汁物や炒め物以外にも、五目煮などの煮物やミネストローネなどのスープ、ナムルやキムチなどの和え物にもおすすめです。

【切り方】
大根の細切りの切り方について、以下に方法・手順を紹介します。

1．大根を4～5㎝に切り皮を剥く
2．幅3㎜くらいの板状に切る
3．2.をずらして重ね、幅3㎜くらいの細さに切る

大根の細切りは、薄く切れば切るほど綺麗な仕上がりになります。細切りにする際には、大根の切った断面を下にして縦方向に置いてください。繊維に沿った切り方をしたものは歯ごたえが良くなり、繊維を断ち切った細切りは火が通りやすくなります。

【特徴】
細切りの大根はサラダや漬物、大根のつまなど主に生で食べるときにおすすめですが、味噌汁やスープなどの汁物や炒め物にもおすすめです。また和え物、パスタや煮物などにも向いています。

【切り方】
大根の色紙切りの手順・方法は、以下の通りです。

1．大根を適当な長さに切る
2．1．を適当な幅で切る
3．切り口を下にして、正方形の棒状に切る
4．3．を横向きにして、端から薄く切る

料理にアクセントを加えたり、彩りを添えることの出来る色紙切りは、大根を色紙のような正方形に切ることで綺麗な見た目に仕上がります。色紙切りにする大根の厚さや大きさは、料理の用途によって変えるようにしましょう。

【特徴】
大根の色紙切りは人参の色紙切りと重ねて紅白にしたり、葉物を加えて3色にしたりしてお祝いの汁物などにするのに適しています。また大根と人参とキャベツを色紙切りにして作る和え物などもカラフルでおすすめです。

【切り方】
大根のよりけんの方法・手順について、以下に紹介します。

1．大根を桂むきにする
2．1．をまな板に広げて包丁の先で斜めに引き切りする
3．2．を氷水にさらす
4．3．を菜箸や爪楊枝に巻きつける
5．4．を外して水に浸ける

大根の桂むきを薄くし過ぎるとよりが出にくくなるので、0.5～1mmくらいの厚みにするのがおすすめです。大根を引き切りにするときは、包丁の先を使って0.5㎜くらいの厚さに切りましょう。大根の中心部を使ってよりけんを作ると、簡単に綺麗に仕上がります。

【特徴】
飾り切りの一種の大根のよりけんは、刺身の飾りや汁物などによく使われます。可愛らしい見た目の螺旋状のよりけんを大根と人参、きゅうりで作り、カラフルでおしゃれなサラダにするのもおすすめです。

【切り方】
大根の輪切り(スライス)の方法・手順は、以下の通りです。

1．皮を剥く
2．断面をスライサーまたは包丁で薄く切る

輪切り(スライス)にする大根の皮は、厚めに剥くようにしましょう。より薄い輪切りにしたい場合はスライサーを活用すると簡単かつ便利です。薄いながらも少し厚みのある輪切りにする場合は、あえて包丁で切るのもおすすめです。

【特徴】
薄くスライスした大根はシャキシャキとした歯ごたえを味わえるサラダのほかに、千枚漬けなどの漬物にも向いています。またしゃぶしゃぶや湯豆腐などの鍋物に入れるのもおすすめです。

【切り方】
大根の半月切りの方法・手順について、以下に紹介します。

1．大根を4～5㎝に切る
2．皮を剥く
3．縦半分に切る
4．一定の幅の半月に切る

大根を半月切りには厚く切る方法と薄く切る方法があり、包丁で必要な厚さに切ったり、スライサーを使って薄い半月切りにしたりします。大根を縦半分に切るときは切り口を底にして切り、半月切りにする際は切り口を下にしましょう。

【特徴】
半月切りは輪切りでは大き過ぎるときなどに用いられ、輪切りよりも火の通りが早いので時短で料理を仕上げたいときにもおすすめです。薄く切った半月切りはサラダや漬物、炒め物などに向いていて、厚めに切ったものは煮物などにおすすめです。

【切り方】
ここでは、大根の短冊切りの方法・手順を紹介します。

1．4～5㎝の長さに切る
2．縦に1㎝くらいの幅に切る
3．切り口を下にして、2㎜くらいの厚さに切り揃える

大根の短冊切りは、大根を七夕の短冊のように薄い板状の小さな長方形にする切り方で、大根を均等な長さに切るのがポイントです。千切りよりも幅がある大根の短冊切りは、食べやすいサイズですが食感を残すことも出来ます。

【特徴】
薄く切るので味が染みやすく火の通りも早い短冊切りは、食べやすい大きさで他の食材と形を揃えやすいのが特徴です。短冊切りの大根は、浅漬けなどの漬物やサラダ以外に和え物や汁物、炒め物などを作る時にもおすすめです。

【切り方】
大根の切り方のうち薄切りの方法・手順について、以下に紹介します。

1．大根を4〜5㎝の長さに切って皮を剥く
2．切り口を下にして端から薄く切る
3．2．を重ねて食べやすい幅に切る

大根を2mmくらいの薄さにする切り方で、形を問わず切りやすい方法で仕上げます。大根の薄切りには繊維を断つ切り方もあり、火の通りが早いので柔らかく仕上がります。薄切りを時短で作りたい場合は、スライサーを使用するのが便利です。

【特徴】
大根の薄切りは多様な料理に利用できる切り方で、サラダや酢の物、和え物、炒め物などにおすすめです。また大根の薄切りは、味噌汁やスープなど汁物の具材としても重宝します。

【切り方】
大根のさいの目切りの方法・手順は、以下の通りです。

1．皮を剥き、適当な長さに切る
2．縦に1㎝幅くらいに切る
3．切り口を下にして、1㎝幅くらいに切り揃える
4．3．を90度回転させて、1㎝幅くらいに切る

さいの目切りは角切りの一種で、角切りよりも小さい1cm角のサイコロ状に切ります。拍子木切りにした大根を、端から1㎝幅に切ると大根のさいの目切りが完成です。さらに小さく5mm角に切ると、あられ切りと呼ばれる切り方になります。

【特徴】
熱が均等に回りやすくなるさいの目切りは、小さくて見た目が可愛いのが特徴です。大根のさいの目切りは、サラダ以外に汁物、炊き込みご飯、ナムルやキムチなどの和え物、炒め物などにもおすすめです。

【切り方】
大根の千切りの方法・手順について、以下に紹介します。

1．大根を4～5㎝に切り皮を剥く
2．切り口を底にして薄く切る
3．2．を数枚ずつずらして重ね、端から細く切る

大根の千切りは細切りよりもさらに細い、1〜2mmくらいの幅にする切り方で、皮を厚めに剥くと食べやすくなります。手早く千切りを作りたい場合は千切りスライサーを使用すると、包丁で切るよりもさらに細く切れて、細さも一定になります。

【特徴】
細長くて繊細な印象の大根の千切りは、サラダに最適で大根の瑞々しさと食感を楽しめます。大根の千切りは、和え物や酢の物、汁物などにもおすすめです。大根の繊維に沿って切ったものはシャキシャキとした食感になり、繊維に逆らって切った千切りはふんわりとした口当たりになります。

【切り方】
ここでは、大根の桂むきの方法・手順を紹介します。

1．大根を持ちやすい長さに切り、皮を厚めに剥く
2．皮を剥く要領で大根を薄く剥く

大根は短めに切り、包丁の入れ始めは大根に凹みのない真っ直ぐな面に入れてください。大根を均一な太さの円筒形に整えると剥きやすくなります。大根に平行に包丁をあてるのがポイントで、大根を手で回しながら包丁を上下に小刻みに動かして切りましょう。

【特徴】
柔らかく食べやすい食感で火が通りやすいのが特徴の桂むきは、料理の見た目を良くする飾り切りの一種で、刺身のつまとしてよく使われています。桂むきしたものを細い千切りにしてサラダにしたり、肉と一緒にしゃぶしゃぶにするのも美味しくおすすめです。

【切り方】
大根をつまにする方法・手順は、以下の通りです。

1．大根を10㎝くらいの長さに切る
2．皮を厚めに剥く
3．桂むきにする
4．3．を10㎝くらいずつに切り数枚重ねる
5．4．を端から1〜2mmくらいの千切りにする
6．水にさらす

けんの名前でも親しまれるつまは、大根の太さが均一の部分を切り取って作るのがおすすめです。けんには繊維に沿って切るたてけんと、繊維を断つ方向に切るよこけんがあり、よこけんの方が柔らかく仕上がります。桂むきにするときに、スライサーやピーラーを使うのもおすすめです。

【特徴】
刺身に添えられることの多いつまは、刺身の鮮度を保つとともに見た目を華やかにします。長細くて箸でつかんで食べやすいつまは、サラダにして食べるのも美味しくおすすめで、食感の良さも味わえます。