わらび餅とくず餅の違いとは?原料・成分は一緒?名前の由来・語源や作り方の違いなど紹介!

わらび餅とくず餅の違いを知っていますか?今回は、わらび餅とくず餅〈原料・作り方・食感・カロリー〉の違いを紹介します。最近では、コンビニでも手軽に買えるスイーツとなりました。わらび餅とくず餅の豆知識も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. わらび餅とくず餅に違いはある?
  2. ①原料
  3. ②作り方
  4. ③味・食感
  5. ④カロリー
  6. わらび餅の豆知識
  7. 市販のわらび餅にはわらび粉があまり含まれていない
  8. 本わらび粉の賞味期限は2時間
  9. くず餅の豆知識
  10. 関東と関西で書き方や原料が違う
  11. わらび餅を美味しく食べよう

わらび餅とくず餅に違いはある?

わらび餅とくず餅は、お互いに共通するところも多い和菓子です。ここでは、わらび餅とくず餅の違いを、原料、作り方、味や食感、そしてカロリーから紹介します。

①原料

わらび餅の原料は、植物のわらびの根からできるデンプン質の本わらび粉です。わらび餅という名前の由来は、わらびの粉を使った和菓子だったことにあります。 一方、くず餅の原料は、植物のくずの根から精製した葛粉です。くず餅という名前の由来は、葛粉を使った和菓子だったことにあります。

②作り方

わらび餅とくず餅は、作り方も似ています。原料であるわらび粉、または葛粉を、水にといて砂糖を混ぜ、火にかけてゆっくり火を通します。整形の仕方・タイミングは異なっており、わらび餅は、固まってきたら食べやすい大きさに丸めたりカットします。くず餅は、とろみが出てきた段階で整形のために型へ流し込みます。

③味・食感

くず餅もわらび餅も、きなこやタレをかけなければ、どちらも味はほとんどありません。好みに合わせて、きなこや甘いタレ、時にはみたらしをかけて食べるので、どちらも甘い味がします。

その一方で、くず餅とわらび餅の食感はそれぞれ異なります。くず餅の食感は、ツルッとした舌触りがあるのに対して、わらび餅の食感は、くず餅に比べてモチモチとした弾力があります。

④カロリー

カロリー
わらび餅 170kcal
くず餅 80kcal
(100gあたり)

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)

上記は、わらび餅とくず餅の100g当たりのカロリーを記載したものです。わらび餅のカロリーは、くず餅の2倍以上となっていますので、くず餅の方がダイエットに向いています。ただし、わらび餅もくず餅も、商品によって砂糖の含有量が違い、カロリーが異なりますので、ダイエット中の方などは、商品ごとにカロリーを確認して食べることをおすすめします。

わらび餅の豆知識

本当のわらび餅を、皆さんは食べたことがありますか?一言にわらび餅と言っても、様々な種類があります。ここでは、わらび餅に関する豆知識を紹介します。

市販のわらび餅にはわらび粉があまり含まれていない

スーパーなどで販売されているわらび餅の原料は、純度100%の本わらび粉ではないことが多く、本わらび粉を使ってわらび餅を作ると、原材料費が高額になってしまいます。スーパー等に並ぶわらび餅が数百円であるのに対して、希少価値の高い本わらび粉だけで作られたわらび餅は、値段が1,500円以上になります。

最近では、わらび餅を安価で気軽に食べられるように、本わらび粉の代わりに、加工でんぷんやデキストリンなどを混ぜ込んで作られているものが流通するようになりました。

本わらび粉の賞味期限は2時間

一般的に流通しているわらび餅が、100%本わらび粉で作られない理由は、価格以外にもあります。それは、本わらび粉の賞味期限が30分から数時間と極めて短いことです。明治8年創業のくず・わらび専門店、廣八堂さんによれば、100%本わらび粉のみで作ったわらび餅の賞味期限は、長くても2時間ほどしかないとのことです。

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