きゅうりがぬるぬるする原因は?食べられる?漬物・切り口や食べたらどうなるかも!

きゅうりがぬるぬるする・ぬめりが出る原因を知っていますか?食べれらるのでしょうか?今回は、きゅうりが〈ぬるぬる・ねばねば・ベタベタ・ヌメヌメ〉する原因や、食べたらどうなるかを、〈表面・ぬか漬け&漬物・切り口〉の観点から紹介します。きゅうりを〈洗う〉など対処法や、日持ちする保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. きゅうりがぬるぬるしてる?ぬめりの原因は?食べられる?
  2. ①保存していたきゅうりがぬるぬるする原因は雑菌の繁殖
  3. ②きゅうりをカットした時に出るぬるぬるはアク
  4. ③きゅうりをカットした時に出た透明のゼリー状の物質は樹液
  5. ④漬物・ぬか漬けのきゅうりからでているぬるぬるは腐敗なので注意
  6. きゅうりはぬるぬるしてても食べられる?
  7. きゅうりのヘタ・表面のみがぬるぬるしている場合は食べられる
  8. きゅうり全体が柔らかい場合は腐っているので食べるのはNG
  9. きゅうりがぬるぬるしてる時の対処法は?
  10. 対策①手洗いでよく洗う
  11. 対策②洗浄パウダーを使う
  12. 対策③ピーラーなどで多めに皮を剥く
  13. 対策④加熱調理する
  14. きゅうりの正しい保存方法を知っておこう
  15. ①きゅうりを「常温保存」する場合
  16. ②きゅうりを「冷蔵保存」する場合
  17. ③きゅうりを「冷凍保存」する場合
  18. きゅうりのぬるぬるの原因・食べられるか知っておこう

きゅうりがぬるぬるしてる?ぬめりの原因は?食べられる?

きゅうりはサラダや漬物など多くの料理で楽しめる野菜ですが保存している際、ぬるぬるしていたり、切った後にぬめりがでたりすることがあります。きゅうりがぬるぬる原因は、以下の通りです。

・雑菌の繁殖
・切り口から出るアク
・切り口から出るゼリー状の物質
・漬物やぬか漬けから出るぬるぬる


きゅうりにぬめりが出る要因は、上記のようにさまざまあります。ここからは、きゅうりがぬるぬるする原因について詳しく紹介するとともに、食べられるかどうかも解説するので参考にしてください。

①保存していたきゅうりがぬるぬるする原因は雑菌の繁殖

保存していたきゅうりがぬるぬるする原因は、雑菌の繁殖が考えられます。きゅうりは水分量が多い野菜のため、ビニール袋のまま冷蔵庫で保存しておくと、徐々に水分が出て雑菌が繁殖しぬめりが発生します。

特にきゅうりがベタベタしていたり、ヌメヌメしていたりする場合は、腐っている可能性が高いので注意が必要です。

②きゅうりをカットした時に出るぬるぬるはアク

きゅうりをカットした時に、切り口からぬるぬるした白い液体が出ることがあります。これはきゅうりが傷んでいるからではなく、きゅうりのアクです。きゅうりの皮のすぐ下には、水や養分が流れる維管束という管があり、ここにアクが含まれています。そのため新鮮なきゅうりでも、切り口から出るアクでぬるぬるすることがあるのです。

きゅうりはアク抜きしなくても食べられますが、アクを取り除くと特有の苦みが軽減し、味が染み込みやすくなります。

③きゅうりをカットした時に出た透明のゼリー状の物質は樹液

きゅうりの切り口に出る透明のゼリー状の物質は樹液で、水分の蒸発や乾燥を防ぐ役割があります。きゅうりのヘタをカットすると、樹液が押し出され表面がねばねばします。食べても問題ありませんが気になる場合は、洗い流して調理すると良いでしょう。

④漬物・ぬか漬けのきゅうりからでているぬるぬるは腐敗なので注意

漬物やぬか漬けのきゅうりから出ているぬるぬるは、中身の腐敗が進んでいる可能性が高いです。漬物は長期保存ができますが、腐らないわけではありません。特に水分の多いきゅうりは傷みやすく、手作りの浅漬けなどは、1日~2日位で食べ切るのが安全です。

きゅうりはぬるぬるしてても食べられる?

きゅうりにぬめりが出る原因について解説しましたが、きゅうりがぬるぬるしている場合、食べられるのでしょうか。ここでは、きゅうりの状態で食べられるかどうかを解説します。

きゅうりのヘタ・表面のみがぬるぬるしている場合は食べられる

きゅうりのヘタや表面のみがぬるぬるしている場合は食べられる可能性があります。食べられるかどうかはきゅうりの状態によって異なるため、以下の注意点を参考にしてください。

・ヘタを切り落として中身を確認する
・表面のぬめりは洗い流すか、皮を剥く
・中身が傷んでいる場合は食べない

きゅうりは傷んでくると、水分がぬけてしなびていきます。ヘタを切って、きゅうりの中身がしっかりしていれば食べることもできます。しかし、表面のぬるぬるは雑菌が繁殖しているサインでもあるため、心配であれば食べない方が無難です。中身が傷んでいない場合、表面のぬるぬる部分は、皮を剥いて調理することができます。

きゅうりがぬるぬるしている時の対処法については、次の章で解説するので参考にしてください。

きゅうり全体が柔らかい場合は腐っているので食べるのはNG

きゅうり全体が柔らかい場合は腐っているので食べるのはNGです。腐ったきゅうりの特徴は、以下の通りです。

・しなびている
・ヘタが茶色く変色している
・きゅうりの断面が茶色く変色している
・表面に白濁の液体が付着する
・白カビが生える
・すっぱい臭いがする
・カビ臭くなる
・ぬめりがありぶよぶよしている

きゅうりが腐ると表面がぬるぬするだけでなく異臭や変色、カビも発生します。このような腐敗した状態は、食中毒の危険性があるので注意が必要です。また食べたら苦いきゅうりがありますが、これはきゅうりに含まれる成分によるもので腐っているわけではありません。

(*きゅうりが柔らかいについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでください。)

きゅうりが柔らかいのは腐ってる?食べれる?見分け方や美味しく食べる方法を紹介!

きゅうりがぬるぬるしてる時の対処法は?

きゅうりの表面にぬめりがあっても腐敗していない場合は、どのようにすれば食べられるのでしょうか。ぬめりのあるきゅうりの対処法は、以下の通りです。

・手洗いする
・洗浄パウダーを使う
・ピーラーなどで多めに皮を剥く
・加熱調理する


上記の対処法を詳しく紹介するので、きゅうりの状態に合わせて対策をしてください。少しのぬめりであれば対策をした後に食べることはできますが、ぬめりの部分は雑菌が繁殖しているため、不安な場合は処分する方が良いでしょう。

対策①手洗いでよく洗う

きゅうりがぬるぬるするときは、手洗いをすることでぬめりをとることができます。手洗いするときのポイントは、以下の通りです。

・流水で洗う
・手でこするようにして洗う
・イボもしっかり洗う


きゅうりにぬめりが出ている場合は、特に念入りに洗うことが必要です。ボウルに貯めた水で洗うと、流した農薬がまた付着してしまうため流水で洗ってください。きゅうり表面のイボも汚れがたまりやすいので、手でこすりながらしっかり洗うようにしましょう。

対策②洗浄パウダーを使う

洗浄パウダーを使った洗い方の手順です。

1.プラスチックバケツかガラスのボウルに水を張る
2.洗浄パウダーを入れてかき混ぜる
3.野菜を入れて10分位置く
4.ザルに移して水を切り、軽く洗う


野菜や果物専用の洗剤で洗うと農薬や雑菌、汚れを落とすことができます。洗浄パウダーを入れた液に10分程度つけると、油が浮いて液が濁ってきます。きゅうりをすぐ調理する場合は、軽く洗い流して使用してください。

対策③ピーラーなどで多めに皮を剥く

ピーラーを使った対処法の手順です。

1.きゅうりの端にフォークをさす
2.ピーラーを使ってきゅうりを向く


動画では人参を使用していますがきゅうりの場合、端にフォークを刺すと皮が剝きやすくなります。きゅうりの痛んでいる部分を多めに取り除いてください。また皮を縞目にむくことで、きゅうりの青臭さや苦みが減り食べやすくなります。きゅうりの状態で、洗浄パウダーやピーラーなどを使いわけると良いでしょう。

対策④加熱調理する

きゅうりの加熱調理もぬめり取りに有効で、雑菌や農薬を落とすことができます。加熱調理の手順は、以下の通りです。

1.きゅうりを水平に置く
2.きゅうりに熱湯をかける
3.冷水にとる

きゅうりの上下を返して、両面にしっかり熱湯をかけるようにしてください。また、きゅうりの加熱調理は、熱湯で茹でたあとに冷水で冷やす方法もあります。ぬめりのあるきゅうりは雑菌が繁殖しているためよく洗った後、加熱調理で対策を行うと安心でしょう。

きゅうりの正しい保存方法を知っておこう

きゅうりは痛みやすい野菜のため、正しく保存することが大切です。ここでは、きゅうりの保存方法を常温・冷蔵・冷凍に分けて紹介します。

①きゅうりを「常温保存」する場合

きゅうりを常温保存する場合の手順です。

1.きゅうりの表面を拭く
2.キッチンペーパーか新聞紙で1本ずつ包む
3.冷暗所に立てて保存


きゅうりを常温保存する場合の日持ち期間は、2日から長くて4日です。きゅうりは水分量が多くあまり日持ちしないため、夏場の高温多湿な場所での保存は避けた方が良いでしょう。保存する時は、きゅうりの表面の水分をしっかり拭き取り、1本ずつくるんで立てて保存してください。

②きゅうりを「冷蔵保存」する場合

きゅうりを冷蔵保存する場合の手順です。

1.きゅうりの表面の水気を拭き取る
2.キッチンペーパーで1本ずつ包む
3.ビニール袋に入れて口を結ぶ
4.野菜室で保存する


きゅうりを冷蔵保存した場合の日持ち期間は、7日から10日です。きゅうりは冷蔵室で保存すると低温障害により茶色く変色してしまうことがあるため、野菜室で保管するようにしてください。保存するときは、カビやぬるぬるを防ぐために、しっかり表面の水分を拭きとりましょう。

③きゅうりを「冷凍保存」する場合

きゅうりを長く日持ちさせたい場合は、冷凍保存がおすすめです。きゅうりを冷凍保存する時の手順です。

1.きゅうりを洗ってスライスする
2.スライスしたきゅうりを塩もみする
3.塩もみしたきゅうりの水気を絞る
3.小分けしてラップに包む
4.保存袋に入れて冷凍する

きゅうりは水分量が多い野菜のため、そのままでは冷凍保存に向いていません。そのため、冷凍する前に、スライスしたきゅうりを塩もみして保存するのがおすすめです。こちらの方法で、約1か月の保存が可能です。食べる時は自然解凍か流水で解凍し、水気を絞って和え物などに使用してください。

(*きゅうりの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでください。)

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きゅうりのぬるぬるの原因・食べられるか知っておこう

きゅうりの表面や切り口がぬるぬるする原因はさまざまです。きゅうりの状態によっては腐敗していることもあるため、見極めも大切です。紹介した保存方法やぬるぬるを取り除く対処法で、美味しくきゅうりを食べきりましょう。

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