だんご粉の固くならない方法は?作り方・レシピや柔らかくする方法も紹介!
美味しいだんごを作るのに欠かせないだんご粉が固くならない作り方を知っていますか?今回は、だんご粉のだんごが固くならない作り方・コツを紹介します。だんご粉の固くならない<みたらし団子>などのレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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だんご粉が固くならない方法は?
だんご粉で作るだんごは、もっちりとした食感が美味しく感じられます。しかし時間が経つうちに固くなり、美味しさが損なわれてしまいます。どうしたら固くならず、柔らかな状態を保てるのでしょうか。今回は、だんご粉が固くならない方法について解説します。
①砂糖やトレハロースを加える
甘味系のだんごを作る場合、砂糖やトレハロースを加えると固くなりづらくなります。そもそもだんご粉が固くなる原因は、時間が経つうちに糊化したデンプンが老化し、水分が失われるためです。砂糖やトレハロースにはデンプンの老化を防ぐ働きがあるため、入れるとだんご粉が固くなるのを遅らせます。
また砂糖やトレハロースには保水性があり、だんご内の水分を保つ働きもあります。作る際はだんご粉に対し、砂糖を20%ほど加えます。トレハロースはジャガイモや海藻由来の天然の甘味料で、すっきりとした甘みが特徴です。砂糖の4〜5割ほどの甘みがあるので、だんご粉に対し40〜50%を目安に加えてください。
米の調理特製の実験。
— おだんご日和 (@odangobiyori) April 20, 2017
団子は100回以上こねると、途端に柔らかくて、弾力のある美味しい生地に変身するんです。
砂糖を少し入れると柔らかさも持続します。
何と言っても手作り団子は、作る工程が幸せ❤︎... https://t.co/bN99PJnQex
②豆腐を混ぜる
豆腐にもオリゴ糖などの糖類が含まれており、保水効果があります。また豆腐に含まれるレプチンにはデンプンの老化を抑制する働きがあるため、だんご粉に混ぜることで固くなるのを防ぎます。
加える分量はだんご粉に対し1対1、または豆腐1割増が目安です。豆腐の持つ水分量により異なるため、少しずつ様子を見ながら加えましょう。豆腐を入れてよくこね、水分が足りないようなら水を足して調整してください。
みたらし団子!
— まさ🐱こ (@RIlXqCkgQoJ4SQF) June 10, 2021
木綿豆腐一丁(300g)+だんごの粉200g 柔らかすぎ😭
焼きました!たれは思ったより味濃く出来上がり😚満足‼️ pic.twitter.com/9C4sFBpHEL
③だんごの作り始めは水を少なめに加える
材料を用意したら水は一気に入れるのではなく、少しずつ混ぜながら加えましょう。種類や季節によってだんご粉の吸水率は変わるため、レシピに書かれている量の水を入れると多すぎる場合があります。
初めは少なめに水を入れ、水分が粉全体に均一になるよう手で馴染ませてください。生地の様子を見てまだパサついているなら再度水を足すのを繰り返すと、ちょうどいい固さのだんごができます。水を入れすぎると生地がベタつき、上手く成形できないので慎重に調節してください。
今年も大人が作ったとは思えないくらいいびつなお団子ができましたね。
— たろいも🍠 (@azumori2020) August 14, 2023
皆さん団子を作るときは説明の通り水を少しずつ入れましょうね。
入れすぎるとデルッデルになって個体にするのが時間かかります。 pic.twitter.com/qvRuArqeLh
④どうしても固くしたくない場合は白玉粉を使う
なんとしてもだんごの柔らかさを保ちたいなら、だんご粉の代わりに白玉粉を使いましょう。だんご粉はもち米とうるち米を粉砕したものですが、白玉粉はもち米を粉状にしたものです。白玉粉はだんご粉よりも粒子が細かいため水分を多く含むことができ、冷めても柔らかい食感を保てます。
ただし、だんご粉は程よい弾力と歯切れの良さが魅力ですが、白玉粉はもちもちで柔らかな口当たりが特徴です。それぞれ食感が異なるため、作るお菓子によってはだんご粉の方が向いている場合もあります。
もうすぐお月見なので、ミッフィーの白玉団子を作りました🌝
— 𝐚𝐧𝐧𝐤𝐨 (@redbeanjam1210) September 27, 2023
白玉団子は白玉粉100g、絹豆腐120g、砂糖小さじ2で作ってます🧑🏻🍳
時間が経っても柔らかくておいしい😊 pic.twitter.com/cvPa5A9lWY
だんご粉が固くなってしまった時の対処法は?
だんご粉で作っただんごが固くなってしまったとき、復活させる方法はあるのでしょうか。ここでは、だんごを柔らかくする対処法について解説します。
①レンジで温める
だんごは冷めて乾燥すると固くなり、温めると柔らかさが戻ります。手軽に温めたい場合は、電子レンジでの加熱がおすすめです。
①だんごをラップで包む
②レンジで600W10〜20秒温める
③だんごの様子を確かめ、まだ固いようであればさらに10秒ずつ加熱する
複数のだんごを加熱する場合は、耐熱皿の上に置いてラップで包んで温めます。だんごの大きさやレンジの種類によって、加熱時間は異なります。加熱しすぎると柔らかくなり崩れてしまうため、様子を確認しながらおこなってください。
②鍋で茹で直す
きな粉やあんこなどがついていないだんごは、鍋で茹でる方法もあります。
①鍋にたっぷりのお湯を沸かす
②お湯の中にだんごを入れ、2〜3分茹でる
③冷水にさらし、粗熱を取る
お湯の量が少ないとだんごが鍋底に張り付いてしまうので、たっぷりの熱湯を用意しましょう。温かいまま食べる場合は、冷水でさらす工程は省いても問題ありません。一度柔らかくなっても時間が経つとまた固くなるので、早めに食べましょう。
だんご粉が固くならない作り方・レシピを紹介!
ここでは、豆腐を入れた固くならないだんごの作り方を紹介します。失敗しないためのポイントも解説するので、参考にしてみてください。
材料
・だんご粉 120g
・豆腐 120g
作り方・手順
冷めても固くならないだんごの作り方の手順は、以下の通りです。
①ボウルに材料のだんご粉と豆腐の半量を入れよく混ぜる
②生地が耳たぶくらいの柔らかさになるよう、豆腐を少しずつ足してこねる
③生地を棒状に伸ばし、24等分にする
④③を手のひらで転がし、丸める
⑤鍋にお湯を沸かし④を入れ、中火で茹でる
⑥浮いてきてから、さらに2分茹でる
⑦冷水に取り、流水で洗う
豆腐は絹でも木綿でも作れますが、水分量の少ない固い豆腐は避けてください。だんごの大きさがバラバラだと火の通りにムラが出てしまうので、生地はできるだけ均等に分けましょう。冷水にとった後流水でぬめりを取ると、つるりとした綺麗なおだんごになります。
だんご粉が固くならない人気レシピ3選!
実際に、だんご粉で固くならないお菓子を作ってみましょう。定番のみたらしだんご以外にもおすすめのレシピを紹介するので、参考にしてみてください。
①柔らか食感のみたらしだんご
こちらのレシピではだんご粉と白玉粉・豆腐を使い、固くならないよう工夫しています。レシピでは絹ごし豆腐を使用していますが、木綿でも代用可能です。木綿豆腐で作ると、絹ごしよりややしっかりとした食感になります。
②レンジで簡単イチゴ大福
大福の求肥は鍋で練るので手間がかかりますが、こちらのレシピではだんご粉をレンジで加熱し作るので手軽です。だんご粉に砂糖を混ぜることで、時間が経っても固くなりません。時間が経ち固くなってしまった場合は、イチゴを外してレンジで軽く温めてください。
③だんご粉で八ツ橋
京都名物八ツ橋は、だんご粉があれば手作りできます。材料もだんご粉と砂糖、きな粉などの味付け調味料だけなので手軽です。生地を作る際レンジで加熱しすぎると水分が飛んで固くなってしまうので、様子を確認しながら行いましょう。
だんご粉が固くならない作り方を知ろう
手作りした出来立てのだんごは、格別の美味しさです。だんご粉があれば、材料次第で胡麻だんごや梅ヶ枝餅など、様々なお菓子を作れます。だんご粉はその特性上時間が経つと固くなりがちですが、工夫次第で柔らかな状態を保てます。紹介した方法を参考に、柔らかで美味しいだんごを楽しんでください。